「パチスロコラム」に載せようかな?と思ったものの、超個人的な意見なのでこっちの方がお似合いかと考え直し、こっちに載せることにしました。
枠上クランキー2発目にして、やや真面目な記事を載せてみます。。
当時に比べ、明らかに新台登場ペースが上がっている昨今。
でも、それは打ち手が求めていることでしょうか?
今の新台の登場ペースについて、エンドユーザーである打ち手はどう考えているのでしょうか?
・・・って、改めて聞くまでもないですよね。。
大部分の人が、「多すぎる」と感じているはずです。
実際、当サイトでのスロッターズアンケートでも、以下のような結果が出ています。
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【アンケートテーマ】
昨今の新台リリースのペース・割合についてどう思いますか?
【投票結果】
●新台出し過ぎ |
1945票/87.5% |
●今のペースくらいが丁度いい |
168票/7.6% |
●もっと出して欲しい |
110票/4.9% |
※総投票数 : 2223票
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実に、9割近い人が「新台出し過ぎ!」と感じているわけです。
2000票以上の投票があった上での結果なので、それなりに信頼できるデータになっていると思います。
新台リリースのペースが異常に上がっている今、ちょっと気に入った機種があっても気付けば撤去されてしまっているのが普通な状況となりました。
でも、昔は違ったんですよね。
3号機までは、1メーカーにつき2機種までしか販売できない、といった縛りがあったので。
ここまでの縛りはさすがに厳しいにしろ、今みたいに自由に何機種も出せるというのはあまり良くない、というのが多数派の見解。
なので、メーカーに対して昔みたいな機種数制限を設けるべきだ、という意見を持つ人が増えてきています。
ですが個人的には、メーカーに制約を加えるというのはどうなのかな?とも思うんですよ。
今の状態を打破するためには、昔みたいに出せる新機種の数に縛りを加えるのが手っ取り早い、というのがスタンダードな考え方でしょう。
でも、こんなのいくらでも逃げ道がありそうなんですよね。
例えば「1年間に出していい機種数は、1メーカーにつき2機種まで」と決められたとしても、大手メーカーだったら子会社を作って別メーカーを立ち上げたりすれば、事実上いくらでも出せちゃうわけですよ。
まあ、そこらへんも厳しく縛りを設けて、「資本関係が同一の場合もNG」とかなるかもしれませんが、それにしても、何かしら逃げ道を探し出してなんとかかんとか新機種を出そうとするんじゃないかと思います。
なので、メーカー側への制約は、今となってはあまり意味がないのかな、と。
それならば、ここはあえて
「ホールに対しての制約」を設けるべきじゃないかと思うんです。
例えば、ホール側に「新台入れ替えは、1ホールにつき1か月に1回だけ、かつ2機種まで」とか。
こっちの方が、逃げ道は作りづらいと思います。
何をどう頑張ったって、1ホールにつき月イチでの新台入れ替えしかできないのですから。
しかも機種数も2機種と縛ることで、より精度の高い新装開店を目指すはずです。
「制約」が加わると聞けば、マイナスのイメージの方が強いかもしれませんが、この制約については、逆に多くのホールがホッと胸を撫で下ろすんじゃないでしょうか。
今は、新台チキンレース状態だと思うんです。
本来ならば、ホールにとってはできればそんなに新台入れ替えなんてしたくないはず。
費用はかかるし、新台がスカれば赤字を背負うという大きなリスクもある。
新台を吟味したり入れ替え作業を行なったりするのも、単純に手間となる。
・・・などなど、マイナス要素も多いですから。
しかし、新機種が乱発されている今、すべてをスルーで押し切るわけにもいきません。
「周囲のライバルホールが新台を入れる以上、自分のところも入れなきゃ仕方ない」という思いに駆られるのは当然のことでしょう。
なんだかんだで、打ち手の多くは新台が好きですから。
そんな感じで、やむなく新台入れ替えチキンレースに参加させられているホールも多いと思うんです。
他のホールがやってるならやらないと・・・でもそろそろ辛い・・・やめたい・・・誰が最初に脱落するんだ・・・?みたいな。
当然、大手ホールの方が資本力があるので有利ですよね。
そういうところに、地域密着型の優良ホールが潰されていくのは、我々打ち手としては当然よろしくないわけです。
しかし、前述した「ホールに制約を加える方法」ならば、メーカーがどんな抜け道を探して新台を多く作ろうとも、導入される数が限定されるわけだから、たくさん作ることにあまり意味がなくなります。
それよりも、ホールから選んでもらえるように、1機種に対してより時間とお金をかける方が効率が良いのだから、各メーカーともそういう方向へ動くようになるでしょう。
そしてホール側も、より真剣に「打ち手に喜んでもらえる台」を探すようになるでしょうし、ホール間の争いも、資金力ではなく選別眼の勝負となります。
金に物言わす、みたいなのより、こっちの方が遥かに健全ですよね。
そして打ち手にとっても、新台入れ替えが1ホールにつき月に1回になるのだから、本当にアツいイベントとして楽しめるようになります。
1か月に1回の入れ替えだから、当然出玉にも期待できるはずですから。
月イチの新台入れ替えなのに平気でカモりにくるようなホールは、自然と潰れるはずです。
以上のことから、、、
ホール側に新台導入の制約を加えるという方法。
実現可能性については別として、この方法が、業界の自浄作用に訴えかける方法としてはベストなのではないかなぁ、と個人的には考えています。
メーカー・ホール・打ち手の三者にとって、結果的に良い方向へ向かうのではないかと。
まあ、ネットの片隅でこうやって吠えたところで何も変わらないのでしょうが、業界関係者の方々へ少しでもこんな声が届けばいいなぁ、と願いつつ・・・・・・
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