投稿日 |
2011/10/12 |
投稿者 |
tenka1king さん |
年代 |
30代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
中級者 |
あれは確か、8月末か9月上旬の出来事でした。
当時のマイホ(現在は絶縁)にGODを打ちに行きました。
稼働率120%はあろうかというGODに奇跡的に空き台が出まして、迷わず着席したのです。
全体的に出ていたのですが、その席の右隣はパッと見て万枚目前の爆発台でした。
まだ演出等もそれほど知らない頃でしたので、爆発台ってどんな感じなんだろうという興味もあり、ワクワクして遊技開始です。
その爆発台の主は、大柄なお兄さんで、なんというか「爆発台の似合う男」という感じで、堂々と、風格すら感じる落ち着いた出しっぷりでした。
しばらくして私もGGを引き、ポセイドンステージなどを体験し、しばらく楽しめる状態になりました。
楽しい時間ほど早く過ぎるもので、気づけば閉店1時間前。
自動的にぶん回しに入ります。
右隣の主もぶん回しに入っています。
が、何やら様子がおかしいのです。
あの堂々とした風格はどこへやら、超ぶん回しモードに入っているではありませんか。
おいおい、あなたはそれ以上何を望むのですか、もう万枚あるではありませんか。
なにが・・・・・??
よく見ると、お兄さん、左手に携帯を握り締めて右手一本で超ぶん回し中です。
そして携帯が3分おき、いや、1分おき?の間隔で鳴っているようです。
5回に1回は電話のようで、喧騒の中何やら説明しているようです。
想像するに「もう少し、もう少しだから待ってくれよ。万枚だぜ万枚!」のようなやり取りかと。
なんてうらやましい。
待ってるヤツも幸せだぜ!
とぶん回す私。
するとお兄さん、GG終了と同時に席を立ち、猛ダッシュでどこかへ行ってしまいました。
想像するに「もう少し、もう少しだから、G−ZONE抜け即ヤメするから!」と伝えに行ったかと。
友達だったら横で声援を送ったり、箱入れ手伝ったり、そういうパターンが予想されますが、友達は見当たりません。
家族・・・って親ですか?
親を車に残して?
それはお腹すいていたら大変ですが、もう少しの我慢です、待ってもらいましょう。
その慌てっぷりはもしかして彼女ですか?
それは大変ですが、もう少し待ってもらい、ブランドバッグでも買ってあげましょう。
お兄さんの画面表示は「12,***枚」
おお、素晴らしい。
すげーなお兄さん。
おめでとう良く頑張った!とぶん回す私。
戻ってきたお兄さん、さらにぶん回し!
そしてG−ZONEで余裕のGG当選。
まったく終わる気配がありません。
その後も電話攻撃は続き、お兄さんは大忙しです。
汗かいています。
コインも雑に箱に投げ入れています。
私は閉店直前に取りきれまして、G−ZONE終了後即ヤメです。
やはりその日は店全体が出ていたようで、遊技終了のアナウンス時には、3箇所のコイン計量器には長蛇の列ができていました。
各々1〜2箱を抱えて3箇所とも20人以上並んでいます。
さらにその先の景品交換所には、2列で20m以上の並びです。
店を出るには、ざっと見て20分はかかるでしょう。
コインを流し終えた時、あのお兄さんが目に入りました。
そこには、抱えて並ぶことのできない大量のドル箱に囲まれた、両手をダラリとしたお兄さんの疲れ果てた姿が見えたのです。
他の人達から見ると、ただの万枚お兄さんでしょう。
しかし私は知っています。
あなたが汗をかいてぶん回していたことを。
誰かを待たせていたことを。
時間が無かったことを。
必死にヤメようとしていたことを。
ヤメようと思ってもヤメさせてくれなかったことを・・・。
あなたがとても頑張っていたことを、私は知っています!
とはいえ、お兄さんが店を出るのには、ざっと見て30分以上かかることでしょう。
さて、万枚お兄さんは、大丈夫だったのでしょうか・・・。
とても気になった夜でした。
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