投稿日 |
2010/8/12 |
投稿者 |
北のお米 さん |
年代 |
20代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
学生 |
パチスロレベル |
中級者 |
蒼天の拳。
それは僕にとって苦痛の台でしかなかった。
導入前の情報で「初代北斗を完全継承!」的な唄い文句と、設定不問の爆発力が功を奏し、導入から今もなお高稼働をキープしているこの台。
確かに類似したシステムは多かったものの、出球性能は、「ヒキ弱は打ったら怪我するぜ☆(ゝω・)v」といわんばかりの仕様。
夢は有るが、ART単発なんて日常茶飯事。
この台、どうやって勝つの?ってなぐらい勝てない機種。
それが僕の蒼天の拳のイメージ。
導入初日。
台を拝みたい一心でホールへ足を運んだ僕。
あれ?? カド台開いてね?? とまさかの台確保も、何も起こらず諭吉が3人ストレートで飛んだあの夏。
それから、しばらく蒼天で立ち回ってみるものの、打てども打てども単発単発。
霊王さん以外のキャラって選択されるの?? ってか、攻撃方法いっぱいあるみたいだけど、なんでこの人、狂神魂→操気掌しかやってこないの? ねぇねぇ。 と、台にレイプされる日々が続いていた。
「きっと、台への愛が足りないんだ・・・。」
そう思って、蒼天の拳も読破した。
あぁ、本物の拳志郎はこんなにも強い漢だったんだ・・・。
朋友・・・。なんて熱い絆なんだ・・・。
霊王・・・。お前はただの悪者じゃなかったんだね・・・・。
漫画を読むことで、蒼天の拳への愛はより一層深まった。
しかし拳志郎は一向に立ち上がらない。
死合の刻は霊王の独壇場。
たまに出てくる流飛燕にさえあっさりやられる始末。
もはや僕の中で、死合の刻は50枚小役へと成り下がっていた。
それでも僕は、夢を追うことをやめなかった。
この台にも夢はあるんだ。
一撃ランキングとかを見ると、一番万枚が出てるのはこの台。
僕の台はいつも単発だけど、きっといつかあんな連チャンを自分の台で・・・。
そしてやってきた運命の日。
年に一度の強イベントの日だった。
その日は何かが違っていた。
いつもあっさりやられる拳志郎は、4〜5回の死合を演じ、BIGまで絡まる始末。
いつも下皿カチ盛りが限界の僕の台が、その日はドル箱を使っていた。
そして午後6時頃、僕の台に蒼天BIGが降臨。
ちなみに人生初の蒼天揃い。
そして天授の刻がやってきた。
そしてこの天授が終わらない終わらない。
鎧破掌がこようが何しようが終わらない終わらない。
まるで漫画のような死合運び。
そして気づけば10時45分。
閉店までずっと続いた死合の刻は実に71連。
一撃8200枚という夢を僕に与えてくれた。
そして打ち終わると同時に、僕の脳裏に1つの単語がよぎった。
「あれっ・・・万・・枚・・・?」
万枚。
それは一種のステータス。
スロッターたるもの、誰もがあこがれる1万枚の大台。
僕は4号機時代からスロットを始めたが、未だに万枚経験がなかった。
生きてる間に1回は抜いてみたい!と思っていた万枚が、今、僕の下に!!!
ジェットカウンターが回るたびに心臓が高鳴る。
7000・・・8000・・・9000・・・
行くのか? 行っちゃうのか?? と最後のドル箱を流し終えた。
そしてジェットカウンターに表示された枚数は、
9962枚。
・・・別にそんなオチつけなくても・・・。
こうして蒼天と僕の死合は幕を閉じた。
蒼天の拳。
勝った時でさえ、腑に落ちない勝ちをプレゼントしてくれる台。
・・・いつか、あの蒼天のように清々しく勝たせてください・・・。
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