投稿日 |
2010/7/25 |
投稿者 |
mick さん |
年代 |
20代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
学生 |
パチスロレベル |
上級者 |
まだパチスロを始めて間もない頃、僕はビーキッズクラブという台がお気に入りでした。
第三停止を離すとリールが赤く点滅する完全告知機で、その光りは当時の僕を虜にしました。
今思えばなかなか渋いのにハマってたなーなんて思いますが。
ただ収支の方はパッとせず…というか負けていて「パチスロは勝てるなんて言ってたけどこんなもんか」と思ってました。
ある時、コンビニにてパチスロ雑誌をパラパラとめくっていると、僕の大好きなビーキッズクラブについて書かれた記事が。
そこで僕は衝撃的事実を目の当たりにします。
●REG確率
設定1 : 1/426
設定6 : 1/256
これだ…
圧倒的ひらめき…
即座にパチンコ屋へ向かう僕。
早速ビーキッズクラブのシマをポチポチとチェックして行くと2000GでREG9回の6丸出し台を発見!
よっしゃと言わんばかりに投資を開始し、一時間もしたころには財布の中身は空になっていました。
今でこそ設定差についてどの程度信頼すべきか目安のようなものが自分の中に出来てきましたが、初めた頃なんてそんなもんです。
2000Gで1/464を9回も引ける訳無い!
なくはないんだよ…
負債も2万強とそこまでやられたという訳ではないのですが、心はもう折れていました。
隅っこの休憩コーナーで美味しんぼを見ながら涙目。
周りからは感受性豊かなお子さんだな、くらいに見えてたかもしれません。
設定6(←すでに確信)でも勝てないじゃん…
もうパチスロは引退する。
だからお願いします。
あの二万円を返してください。
返ってきたらもう二度とパチスロなんてやりません。
お願いします…助けてください!
すると、どこからともなく神の声が…
「よぉ、久しぶりだな。 お前パチスロなんてやるのか」
高校時代の先輩Aさん登場です。
「どうしたんだよそんなに落ち込んで…」
Aさんも大方の予想はついていたと思いますが、僕は事の顛末をそれはそれは悲壮な面持ちで話しました。
するとAさんはある提案をしてきました。
「今から倖田來未の6空くからそれ打て。 で、今日の負けを回収したらもうパチスロはやめな」
Aさんの友人が倖田來未をツモったものの用事でやめなければならないため、その台を譲っていただくことになったんです。
倖田來未の6といえば113%あったと思います。
それを無条件で譲ってもらえる。
こんないい話はそうありません。
ですが…もう僕はグロッキー状態。
財布の中身は本当に空っぽ。
千円の投資もままならない状態。
「…じゃ俺の金で打て。 だけどお前の取り分はどんなに勝っても2万だけだ」
なんて素晴らしい方なんでしょうAさん。
後々分かったことですが、Aさんは半分パチスロ生活に足を突っ込んでいたことがあるような猛者だったようで、まぁ一回くらい他人に6を譲っても大丈夫といった寛容なるパチスロ精神をお持ちの方でした。
お願いします…っ!と祈るような気持ちで倖田來未を打ちはじめ、あれは今でも忘れていません。
まさにオスイチ。
一回転目にチェリーを引いてBIG。
そこから飲まれる事なく3000枚ほどのメダルを獲得しました。
Aさんありがとう。
これで心置きなくパチスロを引退・・・・・・できる訳がありません。
この日、僕は痛感しました。
パチスロには確実に勝つ方法が存在するということを。
それはやはり設定6と呼ばれる台を打ち続けることだと。
実際このあとのめり込み過ぎて、しっかりと留年を経験することになるためよかったのかダメだったかはわかりませんが、勝つための方法があることが強くインプットされた一日だったことは間違いありません。
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