投稿日 |
2010/11/12 |
投稿者 |
マトリョーシカ篠崎 さん |
年代 |
20代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
会社員 |
パチスロレベル |
中級者 |
それは大学3年生の冬でした。
先輩から一通のメールが、
『並びのバイト募集! 夜から並んでくれたらお金あげちゃいます♪』
何やら熱いイベントが控えてるようで、先輩もやる気満々なご様子。
ぼくはといえば、お金が無く、ガス代を節約するため布団にくるまりチョコレートを舐める生活だったので、お金くれるんなら…という理由で並びに参加。
ちなみにココは北海道。
真冬の並びは死に値します。
そこのホールでは駐車場に並ぶ形だったので、なんとか雪はしのげる状況…
しかし外は外。
凍てつく風が僕らを襲います。
先輩が用意してくれたもの、段ボール、毛布、必勝本…以上。
プライスレス。
並び開始2時間後、AM2時。
駐車場内に響きわたる先輩のイビキ。
…何でコイツ寝れんの?
体温という体温が段ボールを通じて冷たいコンクリートに全て奪われていきます。
AM6時。
まだまだ駐車場内に響きわたる先輩のイビキ。
隣の並びの人から借りたコボちゃんが3週目に突入する。
AM8時。
うん…どうやら風邪を引いたらしい。
何時間も氷点下にさらされたらそりゃ風邪引くわ!
…と、先輩起床。
寝起き早々に『さみー、さみー寒いよーマジさみー』と連呼。
そしていよいよ、夢のワンダーランド開園30分前。
ただのパチ屋の開店がもうこの日ばかりはワンダーランド。
急に気持ちが弾んで来た僕は、まだ30分あるしと近くのスーパーにトイレへ。
戻ってくるや否や、ある異変…圧倒的違和感ッ!
入場開始…だと?
ぞろぞろと店内に入って行くお客様達。
携帯を見ると、先輩から着信アリ12件。
気付かなかった…。
店員さんに、
『ノーカウントッ…!! この入場ノーカウント…!! ワシが並んどったじゃろ…!! ノーカウントッ…!』
と地下帝国の班長並みに懇願しようかと思ったけど、無理だよね…。
今なら無想転生使えるんじゃ?ってくらい哀しかったです。
結局先輩から哀れみのバイト代千円頂き。
家に帰り熱を出し寝込みました。
ちなみにガセイベだったみたいです。
お読みいただきありがとうございました!
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