投稿者 |
たかごんざれす さん |
年代 |
30代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
私はサラリーマン。
そして良い夫であり、良い父でもある。
自分で言うか?という読者さんもいるだろうが、誰も褒めてくれないから自分でそう思うしかない。
そうでなければやっていられない。
平日は仕事をして家に帰れば家事と育児。
土日だって自由な時間なんてろくにない。
お酒を飲めるのも2〜3日に1回350mlを一本のみ。
もちろんビールではなく発泡酒。
「思っていた生活と違う。」
よく聞く言葉だが、それ以外の言葉が見つからないくらいにどれだけ何を頑張ろうと理想と現実の差は埋まらない。
おっと、ここはスロットのサイトであり愚痴をこぼす場所ではなかった。
そんな私にチャンスが訪れた。
この日はなぜか仕事で問い合わせがなく急ぎの業務もない。
「あれ?早く帰れるぞ?」
時刻は15時。
足は自然とパチ屋に向かう。
完全攻略で機械割104%の「マッピー」を打ってみたくてしょうがなかった。
マイホには1台しかないマッピー。
奇跡的に空いている。
総回転:2500G、BB5回、RB5回
ここから反発をしそうなデータ。
仕事が早く終わる奇跡。
狙い台が打ち頃で空いている奇跡。
座ったときに勝った気でいたのは間違いない。
賢明な読者さんならお気づきだろう。
負けフラグがビンビンに立っていることを。
綺麗な右肩下がりのグラフを形成した前任者に心の中で黙祷を捧げて打ち始める。
当たらない・・・
当たらない・・・
当たらない・・・
10本があっさり溶ける。
私 「この台ってボーナス確率軽いはずだよな・・・」
初当たりは12本でチェリーRB。
設定差がありそうなポイントだが、そんなことはどうでもいい。
RBでゲットした50枚ほどのコインはあっという間に飲まれる。
次の当たりはまたもRB。
その次もRB。
そして待望のBBが降臨!!
自身では打ち始めて1,000G、前任者込みだと1,700GぶりのBB。
やっときた。
ビタ押しができる。
そう、私はこの台の裏技要素であるBB最終Gでの菱形のビタをやってみたくてマッピーを選んでいたのだ。
道中の青7ビタは余裕でこなす。
もちろん枚数調整を最後まで取っておくという予習もバッチリ。
迎えた最終Gカットイン発生せず。
すかさず枚数調整を行い、次Gに託す。
カットイン発生せずBB終了。
私 「・・・チャレンジすらさせてくれないのか。」
世の中は甘くない。
社会に出て何度も痛感したことを余暇の時ですら思い出せてくれる素敵な遊戯。
それがスロット。
獲得した11Gのマッピーゲームを光の速さで駆け抜けて次のBBを目指す。
出玉はあっという間に飲まれて追加投資をしてアツそうな演出をことごとく外して無演出で当たる。
私 「演出バランスとは・・・」
が、嬉しいBB。
BB中に菱形の練習をできることに気づき入念な目押しチェックを行い、緊張の最終G。
カットインが発生。
第一関門突破。
チャレンジする機会を与えてくれただけで感謝するようになるとは打つ前に誰が予想しただろうか。
高鳴る鼓動。
目押しに対する自信と比例するように増す緊張感。
やってやる。
そんなオーラが背中から溢れるくらいに気合いは入っていた。
第1停止 成功
私 「よし、ここは楽勝」
第2停止 成功
私 「難所突破!いや油断をするな!私にとっての本当の難所は苦手な右リール。」
第3停止 成功
綺麗に揃うバーの菱形。
私 「天才!紛れもなく天才!みんな褒めてくれ」
自分で自分を盛り上げるのは得意だ。
そして勝者だけが許されるマッピーラウンド確定という出来レースであり至福の時間を堪能する。
敵を追いかけるマッピー。
逃げる敵。
追いかけるマッピー。
逃げる敵。
追いかけるマッピー。
逃げきった敵。
台 「マッピーゲーム!!」
私 「???」
最終Gにカットインが発生して菱形でバーを揃えたらマッピーラウンド当選率大幅アップというタレコミだったと思うのだが、表示されているのはマッピーゲーム。
私 「レバーオンで復活か・・・粋なことをしやがるぜ・・・」
うっすら嫌な予感はしていたが、レバーオンで始まったのはマッピーゲーム。
もう何が何だか。
心が折れた。
ここでマッピーラウンドをゲットしても収支的にどうにもならないこと位はわかっている。
だけど、苦難に次ぐ苦難を乗り越えてたどり着いた先に見つけた宝箱が空っぽだったらどう思う?
もちろんマッピーゲームは何事もなく消化しコインも無くなって離席。
狂ったように当たらない奇跡。
裏技が成功したのに当選しない奇跡。
打つ前の高揚感はどこへ。
財布に入っていた1ヶ月分のお小遣いはどこへ。
仕事が早く終わってウキウキしながら104%の台を2時間打っただけでこんなにもダメージを負わないといけないのか?
私が何か悪いことをしただろうか?
もうスロットなんて打たない宣言1031回をここに誓う。
脱力感と無気力感がタッグを組んだような状態で帰宅。
家に帰ると温かいご飯を作ってくれている奥さんとわけもわからず笑っている3ヶ月の子供が出迎えてくれた。
そうだ。
自分には帰る場所がある。
スロットで負けた位で落ち込む必要なんてなかった。
家族が元気だったらそれでいい。
次回「復讐を果たすべく立ち上がったサラリーマン。〜家族?そんなの知らねぇ。休日出勤と嘘をついて朝からバトル開始〜」
読者さんのパチスロ日記 メニューへ戻る
パチスロ日記大募集! お気軽にお送りください!