投稿日 |
2016/6/26 |
投稿者 |
土方のおっちゃん さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
その他 |
パチスロレベル |
初級者 |
石の上にも3年。
あたしゃスロットの上に20年。
土方のおっちゃんです。
このお話は、嘘のような本当の話である。
わが町には、毎日平日にも関わらず100人以上の並びを作る超優良店がある。
しかし、優良店と言い切ってしまうにはいささか語弊があるような気がする。
その優良店kに並ぶ100人以上の列の全員が、65歳以上のジジババ集団なのである。
その集団は2つのチームに分かれており、一つは「西難波敬老会」、もうひとつは「東難波老人会」となっている。
それぞれのチームには頭目がおり、西難波チームの頭目は「目押しの忠治」、東難波の頭目は「見切りのお咲」である。
開店すると、カウンターを挟み向かって右側のロングソファには西難波敬老会が鎮座し、左側のロングソファには東難波老人会が腰を下ろす。
ジャグラーの島に巣食う2つのチームは先ず、先発の者数名がしばらく回し、チェリー、ぶどう、ボーナス合成の合算の良い台を交代で回してゆく。
そして、ジャグラーで得た収支のプラス分はそれぞれのチームのバスツアーや温泉旅行の積み立て金になってゆく。
言うなれば、たちの悪い老人の乗り打ちか集団なのである。
当然、よそ者や部外者は優良台以外を打たされ、深いハマりを余儀なくされ退店する。
そして、それに常に目を光らしているのが、「忠治」と「お咲」である。
忠治 「26番台のハッピーが680ゲームで空いたぞ。 お浜ばぁさん! 頼むぞ!」
お浜 「はいな!」
お咲 「あそこにアイジャグが800までハマってる。 留吉っつぁん! 頼んだで!」
留吉 「よっしゃ!」
という感じて、毎日えげつないチームワークでジャグラーの島を占拠している2つのジジババチーム。
当然、各チームが台の取り合いになる事も多々あり、その時に満を持して現れるのが「忠治」と「お咲」である。
忠治 「お咲バァや、その台はうちのチームのお花さんがツバつけた台やぞ」
お咲 「ふん! 何を抜かすか! うちの富士夫の方が早うから狙っておった台じゃ! お主らは引いとけ!」
飯場のおばちゃん 「待て、待て、待てぇぇ〜い! この喧嘩、ウチが預かるでぇ!」
忠治・お咲 「なに! お主しは一体?!」
飯場のおばちゃん 「おんどれらも同じ街に住む同じジジババやねんから仲良くしたらどないやねん!」
忠治・お咲 「ふん! 貴様から言われる筋合いではないわ!」
飯場のおばちゃん 「とにかくこんなウザ行為は見過ごしてはおけん! 一般のカタギの打ち手が気持ち良く遊戯できんではないかぁ〜!!」
忠治・お咲 「うっ……、たっ、確かに……」
飯場のおばちゃん 「これから先、台のいざこざでもめた場合は正々堂々と老人らしくジャンケンで決められ〜い!!」
忠治・お咲 「はっ、、ははぁ〜!」
こうして平和に2つのチームは仲良くなったとさ。
めでたしめでたし。
※ちなみに「飯場のおばちゃん」は土方のおっちゃんの相方である。
「クランキーセブンをご覧のスロッターのお歴々、よろしゅう頼んまっせぇぇ!」(本人談)
つ・づ・く
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