投稿日 |
2016/6/1 |
投稿者 |
下町のおっさん さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
中級者 |
どうも皆さんこんにちは。
掲載されると嬉しくて、もっと書きたくなってしまって・・・。
という訳でまた投稿しました。
すみませんが、しばしのお付き合いを。
3年前の4月にVシーズンが終焉を迎えているのにもかかわらず、私はパーラー通いを続けていました。
そんなある朝の事です。
「今日は会社の懇親会があるから遅くなるよ」
そんなグッドな妻の発言なのに、給料日1週間前で財布の中身は5千円札1枚。
はっきり言えば厳しい現実。
なのに私の頭の中は、ジャラジャラとコインが溢れ出しました。
もちろん瞳は$マーク。
その日は何故か仕事を無理矢理終わらせて、埼玉県某所の大型店に車を走らせていました。
今日は5スロで勝舞と心に誓いながら入店したのに、体が勝手に大量導入されている20スロの『バジリスク絆』の島へ向かっていました。
30台以上設置してある絆のデータカウンターをウロウロしながらチェックしていると、BC4スルー、250回転くらいの空き台を発見しました。
ためらいながらも高速で席を確保して、瞬く間に5千円札をサンドに投入し、今夜は素敵な事が起こりますようにと祈りました。
「いざ参る」、心の中で呟いてレバーオン。
サンドの表示が残額3千、2千、1千と無慈悲に減っていくと同時に、この先1週間の昼食のカロリーも3倍のスピードで減っていく。
最後の千円を使ったところで強チェリーが出現。
次ゲームのレバーオンで赤墨の土岐峠。
「当たった」、思わず声が出てしまいました。
ホッとしながらベットボタンを押してレバーを叩くと、何事もおきない。
と言うかリールが回りません。
あれ?
もう一度叩いてみても、なんにもおきません。
画面をよく見ると、コインが1枚足りてません。
焦りすぎた自分を恥ながら下皿からコインをまさぐり、投入口にコインを入れる・・・はずがコインが無い。
財布の中にもお札が無い。
そして、給料日まであと1週間。
もしかしたらと思い、財布からお小遣い用キャッシュカードを取り出して店内に設置してあるATMへ向かいました。
思いよ届け!と気持ちを込めて暗証番号を入れると、画面に映し出された残高は3桁の数字で、悲しそうにチラチラとこちらを見ていました。
とりあえず台に戻って、床を見てもコインは落ちていない。
右隣を見てみると、分煙ボード越しに年配の方が顔を真っ赤にしてレバーを叩いています。
左隣を見てみると、目を三角にした若者がイライラしながらレバーを叩いています。
とてもコインを貸して下さいとは言えない雰囲気。
どうするべきか・・・。
「どこかに現金を入れてなかったか・・・思い出せ」
心の中で自分に問いかける。
「そうだ、靴下の中に千円札を入れていた!」
ふと、中学時代の記憶がよみがえる。
違う、もっと最近の記憶を。
思い出した!
1ヶ月前にSuicaに3千円チャージしていた。
しかし、Suicaをどうやって現金にするかがわからない。
ましてや、いくら残っているのかもわからない。
長年愛用していた自分のクレジットカードにはハサミを入れて捨ててしまったし、夫婦共通のクレジットカードでキャッシングすれば、今の状況と1週間の昼食には困らないだろうが、1か月後には独身で、帰る場所に困っていることだろう。
悩みに悩んだ挙げ句に席を立ち、2枚のコインをジェットカウンターの脇にそっと置いて店を出ました。
初夏の夜に、私の頬を伝う一筋の流れ星。
現実を目の当たりにした、ある日の出来事でした。
あ、お昼は3桁の口座残高とSuicaの残高とTカードで乗り切りました。
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