投稿日 |
2016/10/31 |
投稿者 |
ソーイ さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
Can't Fight This ‘‘Reeling’’ |
カフェのドアを開けて店内に入ると、僕の顔を見ただけで唯ちゃんという可愛い店員さんが喫煙席へとエスコートしてくれる。
席に座り、初めて買ったロウマッチを靴の裏で擦ってカッコよく火を点けようとしたら…なんだい、火が点かないじゃないか。
ロウマッチも難しいのだね。
唯ちゃんの目の前でカッコつけられなかったじゃないか。
やっぱりいつものマッチにするのだったね。
恥ずかしい話、実はヘルニアを患ってしまってね。
いや、症状は軽いので手術の必要もないようで、薬を飲んでいればいいと言われたのさ。
しかし職場では、ちゃんと良くなるまで仕事は休めと半ば強制的に休まされてしまって、1ヶ月ほど休むことになってしまったのだよ。
しかし症状は軽い。
薬のおかげで痛みは無い。
それはつまり…毎日毎日ヒマで仕方がない、ということさ。
そこで…大きな声では言えないがね、平日の昼間からパチスロでも打ちに行こうと思い立ったのさ。
ま、腰に良くないから短時間だけね。
ちょうど良いタイミングであのコンドル君が帰ってきたじゃないか。
試しにネットでリール配列だけ見てみた。
他の情報は何も知らない。
ま、敢えて他の情報は見ないようにしてるのだがね。
うっかりリーチ目なんて見させられたらたまらないじゃないか。
さて、気になって仕方なかったクランキーセレブレーションの左リールの配列。
かなり面白そうな配列じゃないか。
もっとよ〜く見る。
穴のあくほどよ〜く見る。
その感想は…
やり過ぎだね。
左リール1番から3番のスイカ・ベル・スイカ。
9番から11番のリプレイ・ベル・リプレイ。
17番から19番のベル・スイカ・ベル。
確かに、アクロスの左リールはこれに近い配列パターンがお馴染みで、それが面白かったのだよ。
例えばクラコレは左リールの赤7を枠下ビタで押すと面白い。
ビーマなら4番の青7を枠下ビタ。
ハナビやバーサスも同じようなパターンがある。
ま、ハナビもバーサスも一度も打っていないから詳しくはわからないがね。
ゲッタマなら19番の赤7を枠下ビタ。
ただ、ゲッタマはこういう配列パターンが2ヶ所ある。
2ヶ所あると…ちょっと微妙だな。
やっぱり左リールに限って言えば、クラコレが一番素晴らしい。
何が言いたいのかと言うと、リールがどの程度主張してくるか、ということさ。
以前にも言ったがね、サンダーのリボルト。
同じようなパターンがあるがね、それはいいのさ。
ただ、BAR狙いでも打てて、しかもそのBARの下にダミースイカがある。
そして前述の配列パターンにそのダミースイカが組み込まれている。
主張しているじゃないか。
「ここを狙って打て」とね。
クラコレやビーマ、或いはハナビもそうかもしれないが、こういう配列パターンはさりげなく仕込んでおいた方が味が出るのだよ。
リール配列を見て「ここ狙ったらどうかな」「面白そう」と思う。
そして実際に狙ってみたら本当に面白かった…となる。
これによって打ち手は達成感に似た満足感が得られるんじゃないか。
打ち手にこの満足感を与えてくれるのが、その「さりげなさ」だろう。
クランキーセレブレーションの左リール。
そこに、その「さりげなさ」はあるのかい?
微塵も無いだろう。
「ここ狙ってみ?」
「こっちも狙ってみろよ」
「ここにもあるぜ?」
…大きなお世話じゃないか。
「打たされる」つもりは、僕にはない。
フーゾク店の看板さ。
「こんなカワイイ子がいますよ」「こんなサービスがありますよ」みたいなね。
フーゾクで女の子と遊んで満足できるなら、もちろんそれはそれでいいよ。
まったく構わない。
が、それは自分が女の子に「モテた」訳でもないし「遊んだ」と言えるほどでもない。
どちらかと言えば「遊んでもらった」、もっと言えば「遊ばれた」と言ってもいいんじゃないかな。
僕はこのトシになってもまだ一度もフーゾクへは行ったことがない。
「遊んでもらった」ところで、僕の自尊心も矜持も満たされやしないだろうと思っているからね。
自分で女性を見つける。
自分で声をかける。
その女性の特徴や性格を見極める。
自分で口説く。
自分のモノにする。
時にはフラれる。
僕は今までずっとそうやってきた。
そう、まさにクラコレやビーマもそうやってモノにしてきたのさ。
さて、コーヒーを飲みながらロウマッチは諦めて仕方なくライターでバットに火を点けて、クランキーセレブレーションのリール配列をじっと見る。
そして席を立つ。
唯ちゃんが「いつもありがとうございます」と言って僕を送り出してくれる。
さぁ、パチンコ店に着いた。
千円札をサンドに入れ、コインを手にして台に投入する。
レバーを叩く。
リールを止める。
上段に爆弾が揃った。
…そう、結局僕はビーマを打ちに行ったのさ。
数ヶ月振りにね。
ビーマを超える機種は、未来永劫、現れない。
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