投稿日 |
2016/2/21 |
投稿者 |
ソーイ さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
僕の家の周りは田んぼや畑だらけさ。
かと言って、決して山中だとか田舎だという訳じゃない。
平野部ではあるがね、ま、地方都市の郊外、といったところかな。
家の近くには川もあるし、雑木林なども多い。
僕の家の敷地もそこそこ広いし、隣のお大尽の家との境には藪がある。
その藪の中に一羽のキジが住み着いて、時折けたたましく鳴くのだよ。
夜中に突然そのキジが鳴く。
すると…その数秒後に地震が起きる。
いや本当だよ。
過去に3,4回あるよ。
動物の能力というのも侮れないものだね。
そんな話を職場でしてね、職場のレディババと雑談をしていたのさ。
「へぇ〜、すごいんだねー」
なんてね。
その話の流れで、彼女が、
「またパチンコに連れてってよ」
と来た。
そう、もうずいぶん以前の事だがね、彼女を2円パチスロに連れていってやったことがあったのさ。
「じゃあパチンコ店の中で、出る台の前で鳴いてよ」
なんて冗談を言うと、
「う〜ん…なんとかしてみる」
と来たもんだ。
なんとかできるものなら是非なんとかして欲しいものだよ。
それから2週間ほど経った仕事帰り、レディババを連れていつものガラッガラの店に行ったのさ。
店に入るなり僕が、
「どの台が出る?」
と聞くと、
「う〜ん…」
と言いながらレディは店内をぐるぐると歩きまわる。
「やっぱこっち、この通路の台のどれかだよ」
ほう…何か感じるものがあるのかね。
便利な能力だこと。
しばらくウロウロした結果、
「これ」
とババが指差した。
どんな機種だと思うね君。
あろう事か、この店に1台しかない僕専用B-MAXじゃないか。
「えっ?コレ?」
「うん」
いやぁ、びっくりしたがね、ビーマなら断る理由もない。
早速打ってみた。
隣に座ったレディババ、何故か打とうとしないじゃないか。
「打たないの?」
「まだいいや」
まだいいのだそうだよ。
自分から連れて行けと言ったのにね。
2円じゃなくて20円だからためらっているのだろう。
さて、打ち始めて50ゲームほどで2確目。
「おおっ」
本当に当たった。
「え?なに?当たったの?」
ま、珍しくもないことだがね。
これはレギュラー。
100枚ちょっとのコイン、大好きなビーマだし、このまま打ち続けようとしたら、
「そのコインで違う台やったら?」
と言うじゃないか。
しかし君、ビーマだよ?
当然僕はヤメたくない。
が、
「違う台やった方がいいよー、絶対」
と、強気に押してくる。
その語気に気圧されて、何やら僕も感じるものがあったのか、移動してみることにしたのだよ。
「じゃあ次はどの台?」
「う〜ん…」
また徘徊が始まったわけさ。ウロウロとね。
「う〜ん、この辺」
この辺というのがどの辺かというと、4台並んでいる沖ドキの辺さ。
「これ」
とレディババは左から2台目をご指定。
僕も素直に座ったよ。
今度はレディも打ち始めた。
が、彼女のハイビスカスは光らない。
僕もビーマから持ってきた100枚ちょっとのコインが無くなり追加投資。
しかし100ゲームほど回したところで当たった。
「おおっ、また当たった」
「わ〜、すご〜い」
いや、追加投資を強いられた訳だしね、これも珍しくもないじゃないか。
ビッグだったけれど天国には移行せず32ゲームでヤメ。
「次は?」
「あっちの」
今度は即答したよ。
あっちとはどっちかというと、ジャグラーコーナー。
ガラッガラの店内のジャグラーのシマはガラッガラ。
その中から、
「これ」
とピンポイントでご指定されたのはジャグラーガールズの右から2台目。
ババはまたも打たずに観戦。
僕は20ゲームほどで単チェリーの2確。
「えぇっ…?」
「えっ?なに?当たったの?」
いや、まぁジャグラーだしね、日常茶飯事じゃないか…
僕的ジャグラー天国ゾーンの35ゲームをスルーしたところでヤメ。
この35ゲームを打っている間にレディは店内の視察に行ってきたらしい。
「次は…何かある?」
「カエルさん」
ニューパルSPも設置されているがね、レディのご指名はニューパル3の右から3台目のカエル氏。
彼女も隣で打ち始める。
ババは当然リーチ目なんてわからないから、僕は自分の台と彼女の台を両方見てなくちゃならない。
ババ5ゲーム目。
「えっ」
上段にカエル・BAR・BAR。
「えっ?なに?当たったの?」
今度はレディババがお座り一発。
ま、レギュラーだったがね。
「今度は台を間違えたんじゃないの?僕の台じゃなくてそっちの台なんじゃない?」
「えぇ〜、そんなことないよ。絶対そっちの台」
と、僕の台を指差す。
「さすがにそんな上手く…」
左下段BARから右上段7。
「ええぇっ…」
「えっ?なに?当たったの?」
これも座って30ゲームほどだったよ。
いや、まぁ充分あり得ることだよ。
あり得ることだよ…
「あのさ…もうヤメて帰った方がいいのかな…」
「まだ来たばっかじゃない」
「あぁ…うん。でもさ、この台はもう出ないだろ」
「えぇ〜、絶対その台なのよ、もうその台なの」
「…あぁそう」
ま、ヒキが良い時はこんなものだよ。
そう、あくまでも僕のヒキが良いだけで、なにもババの不思議な能…
「えぇぇぇー」
中段チェリーから右下段カエル。
さっきのボーナス後15ゲーム目だよ。
「えっ?なに?当たったの?」
「なんか怖いよ…」
結局これで帰ることにしたよ。
これぐらいの事はもちろん充分あり得るよ。
不思議でもなんでもないけどね、それでもババの予言付きとなると、ちょっと怖くなったね。
結果、僕は750枚の交換で10000円ほどのプラス。
レディはパルサーのレギュラー即ヤメだったのでプラマイゼロ。
せっかくレディを連れてきたのに、ババにはロクに打たせてやれずに申し訳なかったがね。
だけどね、家に帰ってきてから考え直すと、ちょっと勿体無いことをしたかなぁ、なんて思ったのさ。
いや、収支がどうこうというのではなくて、あのまま続けてみるのも楽しかったんじゃないかってね。
そうそう、レディが言っていたよ。
「あたし、昨日の夜は全く寝てないの。徹夜だったんだよ。だからかなぁ」
ってね。
寝ていないからこそ、彼女の第六感が冴え渡ったのだろうか。
なんか面白いじゃないか。
そう思ったらもう一度試してみたくなった。
またレディと連れスロしてみよう。
うん、どうせならまたすぐにでも試してみたいじゃないか。
よし、明日職場でレディを誘ってみよう。
打ちに行くのは明後日。
明日じゃなくて明後日さ。
つまり…
レイディ、
明日の夜は寝かさないぜ。
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