投稿日 |
2015/8/5 |
投稿者 |
パロパロ さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
自営業 |
パチスロレベル |
中級者 |
ホールで会いたい者、それは神。
なりたくない者、それも神。
そんなお話。
ちっとも呪ってくれない貞子に貢いでた私の背面の学生が、天井手前のゴッドイーターを離れた。
しかし、タバコだけならとっくに整理されてる時間を過ぎても帰って来ない。
やっと帰って来た彼は、千円分を打つと何やら挙動不振。
完全な軍資金切れである。
店員も順番に見に来る始末。
その彼が、全ての経緯をお互いに知る私に声をかけて来た。
「時間が無いから打ちませんか?」
そう言うと思ってた。
彼 「この台あと二千円で天井なんです」
私 「で? 打たんと?」
彼 「僕、お金ないんです」
私 「貸しちゃろか?」
彼 「はい」
彼、見ず知らずのおっさんに、恥ずかしいであろうに「僕、お金ないんです」と言って来たんです。
そこそこ大きな声で。
「金ないなら帰り、俺が打つから」なんて言えなかった。
二千円を貸してくれる友達のいない学生の彼に、どうにか作った最後の千円をサンドに入れた彼に、今日食べるのにも困る彼に、言えなかった。
彼が打ってる間、貸した以上に負債を増やす養分打ちをしている私に、七千円からぴったり二千円を返し、彼は帰って行った。
彼はなぜ私を選んだのか?
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