投稿日 |
2015/5/11 |
投稿者 |
オンチ さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
私が通うホールにはジャグラーヒーローがいる。
ヒーローといっても、別にカッコイイ訳ではない。
ただのじいさんで、私が勝手にそう呼んでいるだけだ。
このじいさん、自分で打つことは少ないが、ペカっても目押しが出来ないじいさんやばあさんがいると、すぐに駆けつけてボーナスを揃えてくれるのだ。
つまり、じいさん、ばあさん達のヒーローなのだ。
ある日私がマイジャグを打っていると、このじいさんが隣に座った。
今日は打つ日か・・・と思っていると、千円打ったところでサンドからカードを抜いた。
さすがに手堅いなと思いつつ隣を見ると、ペカっているのがわずかに見えた。
そういうことだったのかと思っている間に、じいさんは、後ろのジャグラーの島へ行った。
知り合いにコインを借りるのだろうと思ったのだが、台には何も置いていなかったので、気になり後ろを振り向くと、こともあろうにこのじいさん、席に座りサンドにカードを入れるところだった。
これには、私が慌ててしまった。
いくら客が少ないといっても、ペカリ台が放置されたままの状態だ。
急いでじいさんのところに行き肩をたたき、ペカリ台を指差した。
この時、じいさんの発した言葉は、「あっ」のみだ。
何にしても、無事じいさんはビックをゲットした。
私の方はというと、100枚くらいのコインを持ってそろそろ移動しようと考えていた。
しかし、ここでコーヒーのチャンスゾーンに入ってしまった。
それどころか、タバコチャンスもストックしているかもしれない。
なんせ、6千円落としたのを拾って届けてあげたようなものだ。
いや、別にコーヒーをもらいたいなんてことは思っていない。
しかしここは、おもてなしの国、気遣いの国、日本だ。
ここで、私がすぐに移動してしまっては、コーヒーを持ったじいさんがホール内をうろうろと探し回ることになり、それは申し訳ないと思ったからだ。
そう、私も気遣いの国に生まれた人間なのだ。
それでも不安要素はある。
コーヒーのチャンスゾーン当選率は、おばさんやおばあさんが80%以上あるのに対し、じいさんでは10%程度だ。
いや、おばさんでも私のようなオッサンに対しては、10%程度までガクンと落ちる。
そりゃ若い方がいいに決まってる。
そんなことを考えているうちに私のコインは無くなった。
反対にじいさんは、その後、立て続けに2回ビックを引いたが・・・
どうやら、コーヒーのチャンスゾーンはスルーしたようだ。
もちろん私は席を立ち移動した・・・
これで皆さんにもお分かりいただけただろう。
じいさんでは、コーヒーのチャンスゾーンに期待できないということを。
いや、そっちじゃない。
言いたかったのは、ペカリ台が放置されている理由だ。
これからは、ペカリ台を見つけたとしても、何かのワナか?とかドッキリか?とかキョロキョロと挙動不審にならず安心して打って欲しい。
それは、そう、ジャグラーヒーローからの贈り物だから。
おわり。
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