投稿日 |
2015/2/3 |
投稿者 |
バルハチ さん |
年代 |
30代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
こんにちは。
バルハチです。
今回は、少しスロット熱が冷めてきた「疎遠編」をお送りします。
過去の投稿日記は、
誕生編→散財編→修行編→独立編→疎遠編まで来ました。
暇つぶしがてらに読んで頂けたら幸いです。
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今までのあらすじ。
10年前のこと、大学の先輩kさんに己の身体を差し出しつつ弟子入りする僕。
修行をし、完全養分バルハチからスロッカスバルハチへとジョブチェンジを果たす僕。
数年経ち、スロットにガチハマりしていたが、少し熱の冷め始めた僕。
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この時期の僕は、兎に角あまり情熱を持っていなかった。
時期で言うと、丁度完全に4号機がなくなる頃で、残っている4号機と言えば「俺の空」ぐらいだったように記憶している。
情熱を失っていった原因はいろいろとあるが、自問自答で考えてみたい。
●5号機になり射幸性の低下。
少しは関係あるが、初代エヴァは好きだったし、設定2段階というサクラ大戦も好きだった。(機械割103%)
射幸性は関係なく、パチスロは純粋に面白かった。
5号機初期は特にAタイプが多かったので、僕は楽しめた。
●イベントが激化。
イベント規制はまだ数年後の話だが、この頃のイベントは毎日あって、正直ガセも多かった。
確かに嫌気がさしていたが、今となってはイベントがないと狙いが絞れないこともあり、あるほうが良かった。
●ノリ打ち軍団、ハイエナの増加。
これは大きいかもしれない。
僕は基本ノリ打ちはしない(友人との遊び稼働は除く)
基本はピンで設定狙い稼働なので、狙っている台を取れないのは痛い。
さらに言うとマナーの悪いノリ打ち軍団が増えた。
そういった軍団とモメたこともあり、嫌になった部分はある。
ハイエナは特別嫌いでもない。(僕は当時ほぼやっていなかったが)
ゾーンや天井を狙うスタイルに徹する人は尊敬する。
ただ、貼り付きや、わざわざ止めるよう仕向けるマナー激悪なハイエナもいた。
これはノリ打ち軍団と通じるというか、マナー悪いハイエナがノリ打ち軍団の一人ということがよくあった。
●就職して住む土地が変わった。
これが結局一番でかい。
大阪から兵庫の実家に帰ったのだが、学生の頃に慣れ親しみ、データを取りまくったホールを離れてしまったのだ。
そして以前、誕生編でも触れたが、僕の実家のある市内にはホールが一軒もないのだ。
市の条例というやつである。
よって、下見に行くにも隣の市まで行かなければならない。
もうデータを蓄積する作業に割く、気力も時間もなくなった。
よって、根拠なく打つ→やはり負ける→嫌になる、のデフレスパイラルである。
就職したので時間的にも少なくなった。(社畜度アップ)
●周りにスロ話できる人間がいなかった。
これも大きいかもしれない。
師匠kさんとも離れ、他のスロ仲間とも離れた。
会社でスロット趣味ですと言うのは、なかなか言いにくいものだ。
一度新人のとき配属された部署でこんなことがあった。
新人配属された部署の先輩(仮にゲロシャブさんとする)が株をやり始めたと話しかけて来たことがある。
ちょうどリーマンショック前で、株を始めるにはなかなか良い環境だった頃である。
ゲロシャブさんは、当時僕より社歴は8年上の先輩である。
ゲロシャブさんは株を始めて半年で10万ほど儲けたと自慢してくるのである。
そして講釈を述べてくれる。
株は情報さえしっかり持って、上がるべき株を買えば損はしないらしい。
そこでつい僕は言ってしまった。
僕 「僕もスロットするからわかります。」
これがゲロシャブさんの逆鱗に触れた。
ゲ 「スロットやと!? ギャンブルと一緒にすんなッ!」
突然の豹変について行けず、
僕 「事前の情報から独自に考えて、勝てる台に座るという考えは一緒ですよ。」
と言葉を重ねてしまった。
ゲ 「それやったら、間違って座って負けることあるやろ。」
僕 「そりゃあ、そういうこともありますよ。」
ゲ 「ギャンブルやからな。 株は損しないからギャンブルじゃない」
僕 「いやいや、株も下がるものに手を出したら損することあるんで、ギャンブルと本質的には似てますよ。」
ゲ 「もうええ! お前はしゃべるなッ!!」(フロアに響き渡る大声)
この会話は、当時をほぼ再現できていると思う。
ゲロシャブさんの論理は破綻しているし、前提の「株は損しない」という条件も間違っている。
しかし、問題はそこではないのだ。
僕がゲロシャブさんの逆鱗であるスロットの話をしてしまったことが、一番の問題なのだと今でも思っている。
ゲロシャブさんの例は極端だが、やはりスロットは無条件で社会に受け入れられている趣味とは言えないのだ。
スロットやる奴=クズのレッテルは、悲しいけどスロやらない人の認識としてはそれなりに普通だと思う。
スロットやる人間でも、別のスロットやる人間をクズ呼ばわりすることも多々ある。
このことは、周りの人間と気軽にスロ話できないという認識をより強固にした。
ちなみにこの後ゲロシャブさんとは仲直りし、二人で組んで数年に渡り仕事している。
激昂しやすく、自分の理論を展開しすぎる人だが、後輩思いの良い先輩なのである。
もちろんスロ話は二度としていない。
こうして、僕の気持ちはスロットから離れていったのだ。
ただ、疎遠になったとは言え、打ってなかったわけではない。
学生の頃は週5で打ちに行ってたのが月1か2になったぐらいである。(あ、激減や)
しかし、その後ハマる台が現れる。
エウレカセブンである。
いわずと知れた名機である。
スロット発信でアニメも見た。(全俺が泣いた!)
絶妙なバランスのボーナスとARTの絡み具合。
素晴らしい楽曲の数々。
今から考えると純増少ないのに、波に乗ったときのイケイケ感は今時の高純増のAT機に引けを取らないものだった。
北斗の拳以来、最も家スロに欲しいと思った機種でもある。(結局叶わなかったが)
あのシステムを復刻するような形でエウレカ2を出してくれれば、あんな早くエウレカ2は通路にならなかっただろうに。
その時の情勢に合わせるとは言え、何故メーカーは売れた台の続編を作るとき、異なるシステムにするのだろうか。
兎に角エウレカの出現により、再度スロット熱に火が付いたのであった。
少しは立ち回りも頑張り始めた、復活編へと続く。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。
エウレカ名機ですよね…。
でもよくエウレカと同時に話題へ挙がることの多い鬼武者は何故かあまり好きじゃなかった。
また規制が変わって、どんな台が出るのか。
私個人で言えば、ハイエナをあまりしないのでプレミア的な天井はいりません。
そこに割を取られたくないからです。
今年の新台は不安でもあり、楽しみでもあります。
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今回の投稿とは別の話なのですが、トリテン外れの向こう側が最終回を迎えましたよね。
一介の読者である私がおこがましいかもしれませんが、少し思いを綴らせて下さい。
私が初めて日記投稿した「誕生編〜パチスロに出会った日〜」に書いていたことですが、10年間見る専門であった私が日記投稿してみようと思ったのは、花火さんの行動力に感化されたからです。
花火さんのパチスロが好きで、業界を変えたいという熱い思い。
軽妙で楽しい文章。
それらを見ていて羨ましくなったというのが本音かもしれません。
私も何か文章を書いて楽しみたい、と。
今回の投稿の内容にありましたが、基本私は会社でパチスロの話はしません。
でも読者日記では思う存分話ができるし、楽しめるかもしれない。
私だってパチスロの話をしたい…、という思いで投稿しました。
実際、最近は日記を書くことに喜びと楽しみを見出しています。
そんな私の新たな扉を開けるきっかけになってくれた花火さんに心から感謝を致します。
花火さんは、パチスロにのめり込んでで多くのものを失った。
道を踏み外しそうになったと書いておられました。
でもそういった経験を乗り越えて、今の熱い思いを持てるのは羨ましいです。
そして幸せな人生と感じるとも書かれておりました。
このサイトを見る人は多かれ少なかれ、パチスロに関わったことのある人でしょう。
勝っても負けてもどこか魅力を感じてパチスロに触れたことのある人でしょう。
私はパチスロに関わった同志として、花火さんの今までの頑張りと旅立ちに賛辞と祝福を送りたいと思います。
きっと業界を良い方向に変えることができると信じています。
花火さんのおかげで、私の気持ちは変わりました。
花火さん、ありがとうございました。
新たなステージで頑張って下さい。
別館も楽しみにしているので、これからも宜しくお願いしますね(^^)/
自己満足的なこと書いてすいません。
ではまた次回の投稿にて。
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