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読者さんによるパチスロ日記

投稿日 2015/1/31
投稿者 春川亭三七 さん
年代 30代
性別 男性
職業/立場 サラリーマン
パチスロレベル 中級者



六本木の街を飛び出せ

その日その時、六本木18:00開店。

2003年位の事だったと思う。
当時はぱちんこ・パチスロ遊技者人口が1000万人を超え、活況に満ちていた時代であった。

もちろん、1990年代後半に比べれば多少人口は減っていたが、当時のブームであった「ストック機」を火付け役とし、大量獲得機(1度のビッグで711枚獲得可能であった)や、Cタイプという当時としては斬新なゲーム性をもって、パチスロ人気再燃、遊技者人口も増加傾向にあった。

ホール店舗も、いい意味でも悪い意味でも元気いっぱいで、「今日はパチスロの日!設定に雷が落ちる!(ゴロゴロ)」だとか、「パチンコぐるんぐるん祭」だとか、何がどうアツいのかよくわからないイベントも沢山あった。

もちろん、きちんとパチスロに設定を使い、ぱちんこも「大変だ!命釘がインリン・オブ・ジョイトイだ!」ってくらいあけて、きちんとエンドユーザーが勝ちやすいようなイベントを行なっているお店もあった。


その日は、六本木にあったホールの何周年かの記念イベント。
イベント日の1週間前に、「ボーナス早掛けイベント」を行い、ボーナスを3回当てた人から優先入場券を配布し、その記念イベントを盛り上げようとしているように感じられた。

まず、私は早掛けイベントで「キングパルサー」の「リセット狙い」でちゃっちゃか3回ビッグを引っかけ、入場抽選で「2番」という結果を得た。

「こりゃなんでも狙えるな。」と前日に下見まですまし、狙い台をどれにしようかと前日からワクワク、当日も並んでいてもワクワク。
もう、ワクワクさんよりゴロリよりもワクワクしていた。
まぁ、「俺が生み出せるのはコインだけだけどな!」なんて軽口たたいてみたり。


迎えた当日の17時の事前整列。

店員さんに聞いてみた。

「ちなみにどんな設定示唆何ですか?」

「今日はスロット、全台オール5・6です。」

うん。
下見あんまり意味なかったね。

もうあとは、

「この5時間の短縮営業で「5」の爆発力にかけるか? もしくは安定の「6」狙いか?」

この2択である。
どっちに転んでも前向きだ。

巨乳に振られても、振り返れば股下70センチが待っているのである。
もう、どっちだっていいじゃない?

下見無意味?
別にいいよぉ〜。
巨乳に挟まれるか、長い脚にくんずほぐれずでしょ?
逆に下見とかしてすみません!

・・・な感情だ。


さぁ、入場である。

混乱を避けるため、17:30には店内に通され、抽選番号順に席につき、電源が入るのを待つ。

私は、4号機を代表するストック機「吉宗」の角台を取った。
もはや、5に転んでも6に転んでもいい。
どっちであれ、23:00(当時はどうあれ、23時まで打たせてくれたのだ)まで打ち切る。

そんな気持ちで、電源が入る時を待った。

2万円を20枚の千円札に両替し、18時に備える。
ほかのお客さんもどんどん入ってきて、各々の狙い台、空き台をとり、開店の時を待っていた。

私の隣にも、5分と待たず人が座った。
綺麗な女性であった。
巨乳でも股下70センチでもなかったが、別嬪さんである。
そら、多少テンションは上がった。

しかし、目の前には巨乳か股下70センチの、いやホントしつこい。すみません。

開店を待っている間、私は攻略誌をパラパラと読んでいたが、隣の別嬪さんは何やら電話をしていた。

「もしもし〜。 わたし、吉宗とれたぁ〜」

どうやら、お友達に何をとれたかの報告をしていたようだ。

「あっ、悪いけど私、今日お店でないから。 店出るより今日稼ぐから!」

あぁ〜、そういうことですね。
あなたは吉宗というより南国育ちのパネル右側ですね。
夜にしか羽ばたけないけども。
そら、別嬪さんなわけだ。

縁もゆかりもない隣の別嬪さん、ともに頑張ろうではないか!
私もあなたと気持ちは同じだ。


さて、18時である。

電源投入とともに鳴り響く吉宗の「高確率」の音楽。

ん?
高確率?

そう、店側が仕込んでいたのだ。

もう、どんどん5でも6でもどっちでもよくなってくる。
早く引っかけて連荘に、天国モードにぶち込むことを考えるのだ。

すると私の台は、この仕込みの高確率がヒット。
REGではあったが、ヒットしたのが第1歩。
6ならこれで天国に行ってくれるかもしれない。

願いかなって、順調に3連だか4連してくれた。
しかも、オールBIGで出玉は2000枚オーバー。
吉宗の持ち味である1G連のBIGはついてきてないものの、申し分のない展開だ。
楽しい。 楽しすぎる。

こんなに安心して打っていられる吉宗。

どうした、お前はアレか?
カドの取れた沢尻エリカか!?
「別に・・・」とか言わないのか?

しかし、打っているのは自分だけではない。
苦虫をかみつぶしている人もいるのだ。

隣の芝生は青く見えるなんて言葉があるが、逆もまた真なりで、自分の芝生が青いときは隣の芝生はかっさかさなのだ。

お隣の別嬪さんの投資が止まらないのである。

最初の高確率もヒットせず、解除テーブルも深い所に引っ張られたらしく、ただただ広間で扇子を煽ぐ吉宗と対峙している。

途中一度席をはずれ、「あら?お手洗いかしら?」なんて思っていたら、軍資金をおろしに行っていたようで、蝶々のお供の黒服が少しの間代打ちをしていた。

この別嬪さん・・・マジである。
もう、3時間くらいしかないのに…。
まだ、闘うのだ。

よしわかった!
私はいい。
私は落ち着いた。
私もあなたを応援しよう。

フレーフレー別嬪さん!
高く高く羽ばたくのだ!


そして、その時は来た。

たしか1500Gのゾーンだったと思う。
ようやく、別嬪さんの吉宗さんが頑張った。

ボーナス確定!
しかも、BIGである。

さぁ、準備は整った。
拳に力を込めるのだ。

別嬪さんは爺BIGを選択。
キンキンならして1G連を連発するのだ!
さぁ頑張れ!別嬪さん。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

機械的にボーナスを消化する別嬪さん。
興味のないおっさんに接客するかのような対応である。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

カコン。 ペシペシペシ・・・。

カコン・・・。 キーーーーーーン!!

来た!
1G連だ。

あとはシングルかダブルか。
さぁ!どっちだ!

右リール2連7。
中リール7が真ん中にとま・・・らない?

止まらない?
止まらないの!?

「うおっ!マジで!」

ここでうっかり私の声が漏れる。

隣の台を見るのはマナー違反かとは思うが、BIG中の完全はずれとなれば、話は別だ。
もう、チラ見のレベルではない。
ガン見してしまった。

あまりにガン見されていれば、気分のいいものではない。
しかし、ものがものである。
吉宗のBIG中完全はずれだ。

今の主流の台であれば、ハーデスでGOD中にGODをかぶせ、さらにGODをかぶせるようなものである。
ただし、増加スピードは倍以上だ。

こうして、BIG中の完全はずれからBIG(711枚)×4を約束されたこの別嬪さん。
8割がた、投資分の回収は終わった。
もう、プラスに転じるのは目と鼻の先だ。

そんな余裕のメンタルから、完全はずれを隣でガン見していた私に対して、

「ねぇ。わたしもはじめてみたぁ〜(はぁーと)。」である。

もう、お互い心に余裕がある。
「吊り橋効果」ならぬ「鉄橋効果」だ。
安心して渡れる。

そんな余裕から、会話がはずみだすのであった。
お祭りの始まりだ。

状況が状況なら、ガン見に対して「なんですかっ!」と言われても仕方がない。
しかし、吉宗の爺BIGで夕方ハワイ背景を引いている人は心の余裕が違う。

ここからお互い、

「あぁ、飲み比べ対決でウーロン茶がでてるぅ!」

や、

「あ、REGだったぁ・・・。 あっ!でもJacはずれ引いた!」

など、お互いの前向きな状況を大いに楽しんでいた。

私は私で当時粋がっていたのだ。
結構解析等も目を通し、吉宗狂いだったこともあり、完全はずれ解除はある程度把握していた。

なので、前兆経由からボーナス放出までの32Gの「当たり」時の演出の選ばれる割合なんかもいちいち調べていたりしたから、隣の別嬪さんに、

「おっ! 前兆ですね。 ゲーム数的にもたぶん大丈夫ですよ。 当たります。 あと、4、5Gで告知されます。」

と余計なお世話よろしく、わざわざ教えていた。

そして、当たれば、

「あっ! ほんとに当たったぁ! すご〜い。」

など、もうなんなら連れ打ちかというくらい仲良く打っていた。

そう、順調である。
出玉も親密さ加減も。

短縮営業とはいえ、現時点で私は差枚で前半のレシートと合わせて3000枚は約束されている。
5時間で、である。

うん、十分だ。
楽しかった上に差枚で3000枚だ。
大好きな吉宗で、この上ない展開だった。

今日会っただけの異性と楽しく「連れ打ち」感を楽しめた。
出玉以外の面でも楽しく打てた。

ありがとう、記念イベント。
あとは23時まで打ち切るだけだ。

ん・・・。
23時まで・・・。

頭をよぎる、別嬪さんのお仕事。

三重県の特別な時を除いて、ぱちんこホールの営業は23時までである。
23時になれば、やめなければならないのだ。
お店を出なければいけないのだ。

場所は・・・そう!六本木である。

六本木といえば、夜に大人がお酒を楽しんだり、クラブで踊りを楽しんだり、時に女性を隣にしてお酒を楽しむ場である。

そして、私の隣にいる別嬪さんは・・・

もうはっきり言ってしまおう、ホステスさんだ!

当時、私は23歳。
まだまだ世間の荒波にはもまれてもいない。
なんなら、海岸を遠くから眺めていた程度だ。
「荒波とか無理〜」とギャルみたいなことを言っていたわけだ。

今ならわかる。
今なら、今日休んだホステスさんの為に「勝っているし、1時間くらい行こうか?」位気の利いたことは言える。

だって、楽しかったからぁ。
連れスロ楽しかったからぁ!

しかし、当時23歳の私は、よく言えば「ウブ」だった。
ウブすぎた。

いや、良いように言うな!
単に「怖かった」のだ。

隣のホステスさんは、私が勝っているのを知っている。
つまり、私がお金を持っているのを知っている。
ちょっと飲んでいく位の「おあし」があるのだ。

もう、21:30位から私は、隣のホステスさんの台を見ることがなくなった。

だって、ビビっていたから。

「あっ! 高確率入った。 ねぇ? これは? これは? 当たるかな?」

「・・・あっ。 すいません。 経由見てなかったんでわかんないです。」

や、

「(吉宗BIG選択でジャッキン音) あっ。 そろった! シングルだけど。 やった!」

「・・・・(軽く会釈)」

など、露骨に距離を置いてしまった。
誘ってくれるな的な空気をガンガンに出してしまった。

自分の台に集中している感を出してはいたものの、もはや台にすら集中していない。

「どうしよう? 店に誘われたらどうしよう?」

「え? どうしよう? さっきの黒服さんとか『今日はありがとうございます』なんて来られたらどうしよう?」

「え? え? え? どうしよう? あーーーーー。 どうしよう?」

もう、頭の中はいかに自然にフェードアウトするかしかなかった。
期待値と不安の板挟みの中で。

結局、私は最後のBIGを取り切り、22:20頃に遊技終了をした。

ヤメゲーム数は120G。
吉宗のヤメゲーム数のセオリーは193だ。
連荘のテーブルは193だ。

ビビった分、70G分の期待値を捨てた。
ひよった代償だ。

最後の最後に「なんか列できちゃっているんで。 お先失礼しま〜す。」と、景品カウンターに急いだ。
景品カウンターにはまだ3人くらいしか並んでなかったけども。

そして、交換所にも行かず、会員カードに貯玉だけして急ぎ足で帰った。
六本木の街のきらびやかではない方向に。
ちょっとビビって目を潤ませながら、小走りで自宅方向に向かった。

夏場であったが、夜風が身に染みた。


記念イベントはアツいぜ!
みんなで六本木の街に飛び出せ!

・・・っという事ではなく、夜のお誘いを受ける前にホールから、六本木という街から急いで飛び出せ!というお話でございました。

お時間です。
ご拝読ありがとうございました。

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