投稿日 |
2015/1/7 |
投稿者 |
バルハチ さん |
年代 |
30代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
中級者 |
こんにちは。
バルハチです。
私の過去語りシリーズも誕生編、散財編と来て、今回は修行編です。
前回、前々回と評価して下さった皆様ありがとうございます。
申し訳ないのですが、今回も長いです。
**********
前回のあらすじ。
時は199X年より少し後、2004年の話。
旧北斗の拳で勝ったことから、パチスロに熱中する僕。
その後1ヶ月ほどで500kをロストし、一文無しになる僕。
次のバイト代を握りしめ、退かぬ、媚びぬ、省みぬ!とパチスロを続ける僕。
でもやっぱり省みて、大学の先輩であるkさんに弟子入りをする僕(テヘッ)
**********
もう負けたくないし、何度もぬくもりたい僕は、とりあえずkさんに弟子入りすることを決意した。
kさんは、所謂勝ち組で、年間収支は+1000kを下回ることはないと聞いていた。
しかしkさんは童貞、ホモ疑惑あり(勝手な思い込み)なので、kさんに弟子入りするときは、若干姿勢良く、尻に力を入れながら頼んだものである。
僕 「kさん、パチスロでチョー負けたので、勝てるようにして下さい。」
(kさんと向かい合い、クルッと後ろ向いて頭を下げる僕。つまり尻を突き出す格好。)
k 「その前後ろ逆の頭の下げ方はわけわからんが、知識くらいは教えてあげるよー」
快くkさんは了承してくれ、ここに師弟コンビが結成されたのだった。
ここで、当時の僕の実力を挙げておく。
●目押し
できない。
ボーナス揃えられない。
スイカ断然ムリ。
チェリーたまに揃う。
●機種知識
ない。
謙遜もなにもなく、全くない。
北斗しか打ってないが、高確・低確すら知らなかった。
●台/店選び
適当。
北斗にしか座っていない。
●女性経験
kさんには勝っている。
そのような実力の僕にkさんが課した修行は、
k 「当分の間、北斗打つの禁止な。 ジャグラー打て。」
僕 「押忍! 嫌です!!」
k 「また負けてええんか?」
僕 「押忍! 嫌です!!」
k 「ジャグラーはパチスロの基本やで。 パチスロはジャグに始まり、ジャグに終わるんや。」
僕 「押忍! 仕方なく打ってやります!」
k 「・・・・・・」
ということで、最初の修行はジャグラーを打ち、通常時の打ち方をマスターすることと、ボーナス中のリプレイ外しを完璧にこなすこと。
いまいちうろ覚えだが、通常時は左リールに2個ある7のうちチェリー付きの7を上段にビタ押しして、ベル、ピエロを奪取すること。
ボーナス中のリプレイ外しはご存知の方も多いだろうが、当時のジャグラーはボーナスゲーム中、リプレイが揃うとJAC開始なので、JACイン(リプレイ図柄)を外すことで獲得枚数を上げるのである。
今で言うところの「ひぐらし煌」のJAC外しである。
ジャグラーはJACイン回避時には2種類狙いどころがあり、それぞれを100%成功させよという修行だった。
当時のジャグラーはフル攻略で設定6は機械割が115%オーバー、設定1でもほぼ100%。
北斗よりも随分お財布に優しい仕様であった。
このジャグラー修行と同時に、kさんからプレステソフト「北斗の拳」を借り受け、家ではプレステで北斗の目押し練習やモードの推測修行が始まった。
(当時はプレステでパチスロがソフト化されていることに驚いたものである)
最初はkさんと連れ立ってホールに行き、kさんが僕の打つジャグラーを決め、それをただ打つ。
負けることもあったが、トータルで見るとほぼ勝っていたように思う。
その修行中は北斗の知識や、他の機種の知識はもちろんのこと、本当にいろんなことを教わった。
●出玉はもちろん、客層を見ること(プロがいるか、時間によってどうか、など)
●設定配分の予測(ジャグラーを主軸に他の機種を参考に)
●イベントの信頼性(曜日やイベント別の設定の入れ方など)
●打つときは回りの台の挙動をチェックすること(ただし、相手に不快に思われないよう注意すること)
●少ないメダルでも交換すること(未練打ちをしない、少額でも勝ちに拘ること)
●木の葉積みをマスターすること(賛否分かれるが、木の葉積みしてしまうと崩しにくいので、ダラダラハマることを防ぐ)
ここに書いたことは本当に一部であるが、今の時代の立ち回りにも通じるところがある。
他にも、据え置き判別の仕方(ゴーストスロッターでのやり方に近い方法)、近隣店舗の特徴、絡まれたときの対処方法など・・・。
そして機種知識に関しては、雑誌を主とし、インターネットの普及により爆発的に広がっていた、攻略サイトの活用。
こちらのサイトもその際に知り得たものである。
本当にkさんにはお世話になった。
kさんが北斗の拳の説明のとき、
k 「北斗の拳はチェリーが熱いで〜」
と言ったことがあった。
僕は、
『童貞がチェリー熱いて、自虐ネタ(笑)』
と思っていた不敬を、今ここで謝りたい。
初めはkさんに台選びしてもらっていたのも、2ヶ月を過ぎるころには、kさんと自分の判断が半々。
3ヶ月過ぎには、ほぼ自分で選ぶようになり、その根拠と答え合わせをkさんと擦り合わせるようになっていった。
そして4ヶ月目、ついに、
k 「とりあえずの修行は終わりや! あとはもう一人でがんばりや!!」
僕 「・・・!!(無言でクルッと後ろに向き、頭を下げる。つまり尻を突き出す)」
k 「あいかわらず挨拶逆やけど、またホールでな!!」
クールに去るkさんにドキドキしながら、修行が終わった安心感と、ここまで行動させておきながら手を出さないkさんに焦燥感を覚えたのだった。
修行後の僕の実力は、
●目押し
ジャグラーのリプ外し完璧。
ニューパルの外しもほぼOK。
●機種知識
北斗のみならず、多くの機種の知識を取得。
液晶演出からのモード推測などの知識も雑誌で勉強。
●台/店選び
店は最低4軒以上を下見して、根拠を持って打つ店・台を選ぶ。
●女性経験
相変わらずkさんには勝っている。
そしてこの後は一人で立ち回る独立編へと続いていくのである。
今回も最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。
読者さんのパチスロ日記 メニューへ戻る
パチスロ日記大募集! お気軽にお送りください!