| 投稿日 |
2010/10/9 |
| 投稿者 |
ギャンブラー@負け犬 さん |
| 年代 |
20代 |
| 性別 |
男性 |
| 職業/立場 |
サラリーマン |
| パチスロレベル |
中級者 |
立ち回りを変えて以来、やや右上がりのスランプグラフを描いていた今日この頃ですが、やっぱりスロットは運が最重要事項であると改めて痛感しているギャンブラー@負け犬です。
僕が通うホールは繁華街の駅前店なので、閉店1時間前でも5〜6割くらいの稼動は平気であります。
そのため、高設定らしき台をうまく拾えるかが第一の関門となり、上手く拾えたとして、それが低設定のヒキ強の可能性もありますし、また高設定だったとして素直に出てくれるかもわかりません。
故に、冒頭の結論に至ったわけですが…
それでも、負けなくなったという点では、決して間違った立ち回りをしてる訳ではないんだな…と、少なからず自信になってます。
さて、僕がお送りする『戦』シリーズも3作目になる訳ですが、今回は僕の脳内で勃発した戦について、徒然なるままに綴っていきたいと思います。
あれはつい先日の出来事でした。
この日は家から車で10分程の距離にある、パチンコ250台・スロット150台くらいの中型店に出陣しました。
イベント台は蒼天と新鬼武者で、特に蒼天が激アツ仕様。
また、エヴァかエウレカがオール設定という内容でした。
朝一から行くも、蒼天とエヴァは満台、新鬼武者は2/12が稼動で、エウレカに至っては稼動0という状況でした。
ただこのホール、看板イベントでない限りはエヴァに6はまず入らない。
つまり、オール設定対象はエウレカで9割型間違いないので、ひとりで高確狙いの6探しをしようかな…とも思ったのですが、新鬼武者には100%6が入っていて、しかも2台以上入っているという朝一メールもきていました。
よって、同じ高確狙いからの6探しなら確実に入ってる新鬼武者にしようということで、適当に台を選んで稼動開始。
…しかし、3台4台と探せども一向に高確がお目見えせず。
さらにスイカ・強チェ・中チェ引けども何も起きず、挙げ句、タイトルカットイン演出を2回もスルーするという腐れかけのレイディオ状態。
今日は鬼武者日和じゃないんだな…と15K逝かれた時点で諦め、エウレカへ移動。
未だに全台が0回転を示していたので、ここでもまずは高確狙いを実行。
すると3台目が高確スタートで5G目弱チェからCM突入。
…するも、何も引けずに単発終了。
その後、強チェ・強スイカ・チャンス目を幾度となく引くも、いかなる激アツ演出をもってしてもバケすら降臨せず。
結果25K使って、CM3回(内自力2回)という、ここでも腐れかけのレイディオ状態。
今日はスロット日和じゃないんだな…と切り替え、目下絶好調のパチンコGAROへと移動。
1度当たれば取り戻せる…という盲信の下、気付けば見せ場なく50Kが逝かれ、完全に腐りきったレイディオ状態。
さてどうしたものか…と。
現在17時を回り、この時点で90Kも逝かれる始末。
ここから取り戻すにはGARO…
ただそのGAROでだめならば…
ハイスペック機…か。
しかしそのホールにはバラエティーに数台あるのみで、緑ドン以来1機種として導入したことはありません。
このハイスペック機全盛のご時世において、やや時代遅れ感が否めないのですが、今後の稼動が読めないハイスペック機よりは、現行の人気があって使いやすい機種を重宝する…という店の傾向で、僕も非常に好感を持ってこのホールに通っているわけです…
が、ことここに至ってはそれではまずいわけです。
完全に取り戻せないまでも、少しでも傷を浅くせねばならないわけで、高設定の出きった感があるイベント機種達ではさらなる傷を作りかねない。
ともすれば、可能性は限りなく0に近くも、未だ朝一状態という可能性は、間違いなく0ではないバラエティーのハイスペック機に賭けるのもまた一興じゃないか…
というわけで、可能性を1厘でも上げるために台を吟味していきます。
実は台選びを始める前に、とある思考が脳裏に浮かびました。
『撤退』
ハッキリいって、この状況で最も無難な選択です。
しかし、心の師たる安西先生が挫けそうになると目の前に立っておっしゃるんです。
『最後まで諦めちゃいかん。諦めたらそこで試合終了だよ。』
そうやっていつも僕を奮い立たせてくれるんです。
今日もまた奮い立たせてくれたんです。
というわけで脳内の葛藤は5秒足らずで終了。
安西先生の言葉に報いるために頑張ったんです。
緑ドン:前日400・前々日300・3日前・300、いずれもボーナス0。
こっ…これわっ。設定変更がされていなければ天井までもう一息っ。
このホール、バラエティーの細かい設定変更は殆どされておらず、入れる台と入れた台の2通りとみて間違いなし。
ましてや、緑ドンなぞ他のホールでもオール1が当たり前の機種。
即ち、この台を打つことが勝率を1厘でも上げる、まさにその行為。
気合いを入れて回すと、まさかの3Kでチェリー重複からのビッグ…
いや本来ならうれしいんですけどね。
この状況で5Kほど返ってきても…と思ってると、後告知でまさかの仙人登場…
するも、もちろんビリーくることなく終了。
実は、僕と緑ドンの相性は最悪で、過去30回以上ビッグを引くも、ドン揃いはただの2回のみ…
ARTの最高連チャンは3連で全て自力。
つまり『好機でぃ』で続いたことは2連までしかないわけで、データ的には打つのに合理的な台であっても、経験的には最も座ってはいけない台なのです。
…が、この日は何かが違ってました。
ART終了後、またもチェリー重複からすぐさまバケでしかも背景変化、スケボーも緑に変わり気分は上々。
…しかし、ビリーこず続かない万里好機…。
なぜこの流れで波に乗れない…とガッカリしていると…来ました。
単独ドンを引っ張りこんでの問答無用のフリーズがっ。
期待感は一気にMAX。
時刻は17時半を回ったあたり。
閉店まで回し切れればプラスも夢じゃないっ。
僕の体内モードも安西先生の弟子といっても過言ではないミッチーモードに突入しました。
『体のバランス…指先のレバーのかかり具合い…手首の返し…ピシャリだ…落とす気がしねえ』
一部分かりやすいように変換しましたが、要は終わる気がしないということですね。
順調に20連、30連と危なげなく積み上げていき、負債も残すとこ30K程になったころでしょうか。
実は僕がこのホールで打ってるときの暗黙の了解が1つだけあるのです。
それは、あるコーヒーレディのコが回っているときに玉がある程度出たら、コーヒーを購入するというもの。
他のコが回ってるときには一切購入しませんし、出玉がある程度ないと購入もしません。
そのコもメニューを出すこともしてきませんので、恐らくこちらの意向をわかってくれてるのだと思います。
…で、普段ならそろそろメニュー出して来るかな…と予想しながら視野を広げて遊技をするのですが、いかんせん多大な負債からの帰還に加え、期待度最高潮のMAXモードとあらば目の前のことしか考えられません。
要は疲弊しきったミッチーモードですね。
『もうオレにはドンしか見えねえ』
…で、そんな折、ひょこっとメニューが横から出てくるわけですよ。
ちょうど『好機でぃ』とドンちゃんが叫んでるところで…。
もうね、ジャグラーの『ガコッ』なんて比じゃないくらいドキドキしましたよ。
そして、桜木が晴子さんに抱く想いぐらいのドキドキを抱いてますよ。
そんな状況下におかれた僕が、通常通りの思考ができる訳もなく、脳内がショートフリーズ状態に陥る訳です。
こ、これは…好機でぃを処理するべきなのか、それともコーヒーを処理するべきなのか…あるいは恋心を処理するべきなのか…。
先にコーヒーを処理したことによって、ロマンティック浮かれモードに移行しつつ、押し順を失敗するわけにはいかなかったので、まずは好機でぃを処理することに…
真ん中・右・左ね…と真ん中プッシュ…
脳がショートフリーズした後なのでやや慎重に…
がしかし、ここで思わぬ事態がっ。
購入の意思なしと見なされたためか、女のコが立ち去ろうとしてるじゃないですかっ。
購入する意思はMAXですし、今まで築き上げた暗黙の了解が壊れるのも本意ではありませんので、ここは止むなく画面から目を離し…
『あっすいません』
と、わざわざ呼び止めてコーヒーを購入。
これにて、今まで築き上げた暗黙の了解の崩壊阻止に成功。
そして、漏れなくロマンティック浮かれモード突入。
そんな僕が次に起こした行動…
それは、女のコにメアドを聞くのでもなければ告白するでもなく、今日の負けっぷりを報告するでもなし…
とすれば…
そう…左・右。
中・右・左とナビされてたのに、中・左・右。
『ぷしゅん…』
これにて、ロマンティック浮かれモードもミッチーモードも疲弊しきったミッチーモードも終了。
強いて言うなれば、流川にコテンパンにされた花道モード突入。
そのすぐあとに、女のコが持ってきてくれたいつもの砂糖抜きのアイスコーヒーは、さながらリョーチンとミッチーの慰めのよう。
ホロリと泣きながら、浅くなった30K弱の負債を抱えて家路についたわけですが…
そもそもの原因は、彼女に対する平常ならざる一抹の想いがあるからこそ。
これさえなければ、あの状況も冷静かつ臨機応変に対処し、万事抜かりなくことは済んだはず。
やはりね、負け犬でもスロッターですから、分析は重要ですよ。
…というわけで、このたゆたった想いに決着をつけるため、今度会った時にはメアドくらいは聞いて見ようかと思います。
ただ想いを断ち切るわけにはいかんのです。
なぜって…
『諦めたらそこで試合終了だよ』
そういうわけです。
もはや戦わずして試合を投げ出すことは出来ない身体になってしまったわけです。 恋もスロットも。
とりあえず、腐りかけでも腐りきったでもなく、まさに壊れかけのレイディオ状態で稼動を終えた僕に乾杯。
次に投稿するときは壊れきったレイディオ状態になってるかもしれませんが、その時は『ドンマイ』と画面越しに語りかけてやってください。
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