投稿日 |
2014/10/20 |
投稿者 |
ユウヤ さん |
年代 |
30代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
初級者 |
(「お、遅れた…!」)
どこから押そうか、しばし悩む…。
(「ここは…逆押し…で!!」)
「!!」
右上段ドン…消灯……なし!!!
「き、きた!」
HANABI…
4号機時代のA-400タイプを…
いや、間違いなくスロット史において燦然と君臨する名機中の名機だ。
リール消灯や花火を模したフラッシュ演出を採用。
明朗解明かつ奥深いリーチ目の数々…
そして何より、前述の「遅れ」。
元はバグから発端したものとされるが、何が功を奏すか。
おもしろいものである。
リールスタート時に通常は「テロン」と鳴る音が一瞬引っ掛かり、「…テロン」もしくは「(ン)…テロン」と鳴る。
後者を強遅れなどと呼んだものだ。
そして遅れ発生時は、チェリーorボーナスが確定する。
その際、筆者がこよなく愛したのは、逆押しドン狙いだ。
ドンの停止位置、消灯の有無で判別ができる。
そして、前述の右上段ドン消灯なし。
問答無用の1確だ。
リール消灯という演出を搭載しながら、消灯しないことが逆に熱い。
何とも小粋な計らいではないか。
ちなみに右中段ドン消灯有りも1確。
中押しでは中段ドン消灯なし、上段ドン消灯有りが1確となる。
つまり、中と右では逆のパターンで1確となるのだ。
下段ドンはレギュラーだったと思う。
さらに、1確にならなかった場合でもノーチャンスというわけではない。
第2停止にドンを狙い、テンパイラインによって2確となることもある。
…本当によく作り込んだものだ。
もちろん、変則押しだけが旨味ではない。
DDT打法時にお馴染みの左リール、「暖簾・風鈴・氷」。
暖簾の上にはチェリーがついてるので、当然1確となる。
そして、右・中と挟み打ちがセオリーだが、右をどこで止めるか…
必ずリーチ目が拝める。
こんな贅沢があって良いものか…。
通常時のDDTは前述の「暖簾・風鈴・氷」を左に止め、右は適当押し。
右の停止形で成立役が見抜けた。
ハズレはバラけ目が止まり、風鈴と氷は基本ダブルテンパイ。
中に上氷付きの七を狙えば、全役が取れる。
狙ってハズレればリーチ目だ。
右2確目もある。
それが、お馴染み下チェナ。
一瞬手が止まる、あの違和感が忘れられない。
そして、右「暖簾・リプ・ドン」。
こいつがまた絶妙な味を醸し出す。
この場合、ボーナスor氷(右暖簾が氷の役割を果たす)が成立。
氷は斜め氷となるのだが、斜め氷は、氷成立の確か1/36ほどでしか出現しない。
ボーナスよりもはるかに重い確率になるのだが、これが意外にくる。
氷か、ボーナスか。
中を押して見事リーチ目がきたときの安堵感、無情にも氷の払い出し音が聞こえたときの絶望感…
その見事なまでのバランス、使い分け。
実に見事なり。
わずかな音のズレと各リールの絶妙なまでの配列、消灯の関連性。
スロットはたったこれだけでも頂点を極めることができていた。
あの頃に一世を風靡した超名機「HANABI」。
我々の中で永遠に。
読者さんのパチスロ日記 メニューへ戻る
パチスロ日記大募集! お気軽にお送りください!