投稿日 |
2014/4/4 |
投稿者 |
ナラ シカオ さん |
年代 |
40代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
サラリーマン |
パチスロレベル |
上級者 |
どうも。
42歳の転勤族サラリーマン。
ナラ シカオです。
大学入学を機に実家の福岡から、大阪で一人暮らし。
生まれて初めて金曜夜の梅田の人混みを体験したとき、「何のお祭りなん?」と傍らの友人に聞いた田舎者です。
当時18歳。
時給の高さに惹かれて始めたバイトがパチンコ屋でした。
今から24年前です。
「ハバタケ」さんとは同世代でしょうか。
『プレートをめくった大当り回数』『モーニング』実に懐かしい(笑)
私の初スロは、クレジット機能のないバリバリの技術介入機、ファイヤーバード(今でいうAタイプ)でした。
それからレバーを叩きつづけて四半世紀。
ざっと300万以上負けてます(汗)
パチスロって…
おもしろいですね。
でも、つくづく思うんです。
「パチンコ屋って、健全になったなあ」って。
「ハバタケ」さんのようなベテランの方はわかってもらえると思うんですが、昔のパチンコ屋って…
魔窟でしたよね。
ここ数年にパチンコ屋に通い始めた若人には想像もつかないでしょうけど、今のパチンコ屋さんって、
極めて清潔な若い男女の店員の、
極めて礼儀正しい接客のもと、
極めて清潔な店内で遊戯できるじゃないですか。
当時のパチンコ屋さんときたら、
サンダル履きのワケあり40〜50歳オジサン店員の、
客を客とも思わないスーパー横柄な接客のもと、
床にはタバコの吸い殻だらけな博打場でしたもん。
今日は私のパチンコ屋店員時代を振り返り、昭和パチンコ・ダークサイドへご招待します(笑)
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大阪の繁華街、梅田にあるパチンコ屋。
店員の9割は男性&住み込み。
7割はワケあって実家に帰れない系。
5割は別荘体験者。
見た目は恐ろしいですが、慣れるにつれて、飲みに誘ってもらったり、優しい人ばかりでした。
ホールでの勤務中にも喫煙可。(マジです)
正月には飲酒も可。(残念ながらこれもマジ)
フリーダム方面に振り切った職場でした。
私が配属されたのは、パチスロコーナー。
設置機種はベンハー。(今でいうAタイプ、当時は1店につき1〜2機種)
BIG終了後に自動的に電源が落ちる設定がされており、現金千円分のコインを店員の目の前で買い足さないと、続けて遊戯できないというローカルルールがありました。
以下、私の主な仕事。
1・BIG終了後、客が千円をコインサンドに投入するのを確認してからキーを操作して電源を入れる。(常連客優先)
2・台上のプレートをめくって大当り回数を増やす(もちろんテキトー)
3・カラになったコインの補給(横着な客は後回し)
7枚交換でしたし、普通に設定は入っていたんだと思います。
いつものように勤務していたある日の出来事です。
調子良く2〜3千枚出している、20代後半のちょっとコワモテのお兄さんに呼び止められました。
払い出し枚数が少ない、調べてくれ、とのこと。
ボーナス中、15枚払い出しでも、10枚前後しか出てこないそうです。
「いっぱい出してるのに、変なことを言う人だなあ」と思いながらも、キツいパーマのお兄さんが怖くて、台扉を開けてホッパーをチェックすることにしました。
鍵穴にキーを差し込み、回した瞬間、強烈な違和感。
ロックを解除した手応えが…ない。
台扉が…開いていた?
台扉を開けると…
ザッシャーーーーーー!
数百枚のコインが台内部から溢れでてきました。
床に飛び散るコインを呆然と見守る私とお兄さん。
私は全て理解しました。
おそらく高設定だったお兄さんの台。
私は数回コイン補給していました。
最後のコイン補給の際、台扉をきちんと閉めなかったのです。
そのため、扉の払い出し口とホッパーに隙間ができて、払い出しコインの一部が台内部に溜まりに溜まっていたようです。
静まり返るシマ。
お兄さんの顔は真っ赤。
私の頭は真っ白。
「弁償しろ!」
「床のコイン、台ン中のコインは俺のだろ!」
大声で叫ぶお兄さん。
もっともです。
もっともなんですが、バイト風情の小心な私は、一言も返せず、震えていました。
私と仲の良かった社員さんが飛んで来てくれました。
「お前は仕事に戻れ。あとは俺がやるから」
社員さんは、怒鳴るお兄さんを店の一隅に誘導し、事情を聞いています。
私は床のコインを拾い集めて社員さんに渡し、仕事に戻りましたが、気になって仕方がありません。
チラっと覗くと、社員さんが頭を下げて謝ってくれていました。
10分後、また覗くと、社員さんが集めたコインを手に、お兄さんと対等に話しています。
20分後、社員さんが大声でお兄さんに怒鳴っています。
30分後、社員さんとお兄さんは事務所に消えました。
1時間後、上機嫌な社員さんがホールに戻ってきました。
私は社員さんに謝りました。
「すみません!僕のせいで…」
「ん?ええねん〜終わったし」
「え?終わったって?」
「もう2度とウチの店に来るなって言うたったわ」
「は?どういうことですか?」
「拾い集めたコインにな、ヨソのコインが入っとってん」
「はあ」
「アイツ、他の店で買ったコインを持ち込んでウチで打っとったんやで」
「はあ????」
言いがかりである。
たまたま混ざっていた他店コインを切っ掛けに、社員さんは問題をすり替え、弁償もせずに、積んだコインも没収し、追い返していたのだ。
明るく楽しく健全なパチンコ屋さん。
一昔前にはこんな事がありました。
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