投稿日 |
2013/11/19 |
投稿者 |
船乗りジョニー さん |
年代 |
20代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
その他 |
パチスロレベル |
中級者 |
私は何かを持っていると言われ続けてきたが、今日何を持っているかがわかった。
それは『仲間』だ。
By.齋藤y・・・船乗りジョニー
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というわけで、今回は高校時代からの仲間の話をさせていただきたい。
仕事が長引き、帰りも遅くなったある日のこと。
友人Mから電話がかかってきて通話ボタンを押す。
耳に近づける必要はなさそうだ。
ジャラジャラという騒音に紛れて、友人の叫び声が聞こえてきた。
イヤホンを付けたまま話をする人が、やたらでかい声を出すあの感じだ。
この場合、公共の場にて話をするとかなり恥ずかしい。
通常の音量では向こうへ話が通じないため、こちらも大声で話さなくてはいけないからだ。
要件は、「今6000枚ほど出しているが、帰らないといけない。 代わりに回さないか?」ということだった。
駆け足で駐車場まで向う。
時間は21時30分だ。
営業時間は22時30分までと短いため、一刻も早く到着し、1回転でも多く回したい。
最近の高純増台なら、30分強あれば約400回転。
1000枚はいただけるであろう計算をする。
息を切らしながらもテンションは最高潮。
何とか21時55分にホールへ到着した。
Mを探す。
6000枚ということで足元にも積んでいたため、容易に探すことができた。
Mが座っていたのは、予想外の2027Vだった。
純増は引き次第で2枚あるかどうか怪しいところ。
32回転毎のフリーズも考慮し、予定獲得枚数が一気に約700枚まで下がったが、仲間の厚意だ、ありがたくいただこう。
ということで、声をかける。
Mは非常にご機嫌だった。
明るさが取り柄でいつもテンションの高いMだが、この日は一段とはしゃいでいた。
が、このテンションが事故を起こす元となる。
クレオフしたMは、コインを10枚ほど残して頭上の箱を下ろそうとした。
そのとき、ドル箱がMの手から滑り落ちたのだ。
椅子に座った私の服の中にも数枚のコインが滑りこんでくる。
スーツだったためベルトに引っ掛かり、お腹の辺りが冷たくくすぐったい。
慌てふためくMは後ろへ一歩、二歩下がり・・・あろうことか、足元の箱にまでつまづき、「ドリフかっ!?」と突っ込みたくなるくらいに勢いよく転倒してしまったのだ。
合計3箱、約4000枚のコインがフロアへぶちまけられた。
呼び出しボタンを押したが、閉店30分前、店側も忙しくなる時間帯だ。
駆けつけた店員は2名。
私と友人、計4名でコイン拾いの作業が始まった。
パチンコ玉のように磁石にくっつかないのが非常に難点だ。
一か所へ集めて機種説明のカードで一気にすくい上げる。
思ったより遠くまで飛び散ってしまったため、かなりの時間を必要とした。
コイン集めも無事終わり、Mは「悪かったね。じゃぁ頑張って。」と、去って行った。
こんな去り際でも憎めないヤツ。
思い出に残るバカ話・笑い話の出来上がりだ。
さて、残り時間は15分。
予想獲得枚数になど到達するはずもなく、結局2027Vの浅い下皿がいっぱいになる程度のコインを獲得した。
余談になるが、2027V(スター)の下皿は“トレー”へと名前を変更することをお勧めしたい。
さて、交換額は福沢諭吉には届かなかったが、投資ゼロでお小遣いと笑い話を獲得することができた。
これはこれで大きな収穫である。
今度そのお小遣いで、仲間と寿司でも食べに行こう。
そしてコインをぶちまけたことを散々馬鹿にしてやろう。
そして今度時間があるときは、一緒に打ちに行かないとな。
その時は、Mのドル箱は私が運んであげようか。
まったく・・・本当にいい仲間を持ったものだ。
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