投稿日 |
2013/10/10 |
投稿者 |
船乗りジョニー さん |
年代 |
20代 |
性別 |
男性 |
職業/立場 |
その他 |
パチスロレベル |
中級者 |
内容は、タイトルからすでに察していただけたであろう。
仕事が終わり、夕暮れいい時間帯。
この日は軍資金なるものを用意していなかった。
何せ父の還暦の祝いの日である。
早く酒を酌み交わしに行かねばなるまい。
したがって「スロットをぶん回す」という考えは微塵もなかった。
しかし「少しでもスロットを回したいな…」という気持ちはわかっていただけるであろう。
そこで、5スロにかなり設定を使ってくれる某店へ行くことにした。
店に入り、迎えてくれる騒音、轟音、煌めく照明。
仕事で疲れていた細胞が目を覚ます。
5スロを回すと決めていたものの、やはり気になるのは20スロだ。
そこで真っ先に目に飛び込んできたものは…
この前の神様だった。
というよりも、目に飛び込んでこない方がおかしい。
その島には、他の客がいなかったのだから。
神は本日も、この前と同じ場所にあるリンかけを回していた。
あろうことか、獲得枚数はカンストしていた。
頭上にも足元にもドル箱を積み重ね、前回同様ペチペチと楽しんでいた。
前回の出来事で、よほどリンかけが気に入ったのであろう。
一言どうしても言って差し上げたい。
「この台きっついですよ。」と・・・
そりゃぁ一発でっかいのを乗っければウハウハだけども、そう何度も起こり得る事故ではないはずだと思っている。
思っているだけというよりも、解析を何度も見て、自分には無理ゲーなシステムだとよく知っている。
そして・・・
あと数時間でこのご老人は帰らなければならない。
それもよく知っているのだ。
しかし、今日は紳士な私。
父の祝いだ。
ちょこっと回して止めることを決め、5スロのコーナーに。
市内で唯一、この店の5スロコーナーに夢夢ワールドDX2が置いてある。
この日この店にきたのは、初代から大好きな夢夢ちゃんと戯れるためでもあった。
久しぶりに回す5スロのサンドに1000円を投入。
とりあえず出てくるコインの多さについついニヤッとしてしまう。
ここで思うことは「このコインが1枚20円だったら…」である。
やはり夢夢ちゃんは微笑んでくれた。
シャッターチャンスとスロットステージは拝めなかったものの、数回転でゲットしたバケ中のデカタッチから難なくARTを獲得。
ここから謎のボーナス連打でものの数十分。
あっさりと1200枚を獲得。
ここで思うことはやはり「これが20スロだったら…」である。
時間的にもあと1時間は回せるであろう。
急に神の様子が気がかりになってきた。
まだまだART中。
もはや何枚獲得しているのかすらわからない。
そして「神がご自宅に召される時間」も近いであろう。
ここで私は自販機へ向かった。
買ったのはお気に入りのBOSS「超」のコーヒーと、緑茶である。
「お供え物大作戦」だ。
スッと近づき思い切って声をかける。
ジョ 「この前は本当にありがとうございました。」
神 「ん? あー、君はこれ回してた人か?」
と言い、神は隣のコードギアスの台を指さす。
しっかり私のことを覚えていてくださった。
ジョ 「今日もすごいですねー」
神 「あぁー、この台すごく出るよ。 君も向こうにあるやつ打ってみなさいよ。」
神はななめ後ろのリンかけを指さした。
が、そう言われても今日は時間も資金もない。
それに私が回したところで、軽く数人の諭吉はサンドの餌食と化すであろう。
ジョ 「いやぁー、ずっと当たってないし止めておきますわー」
神 「そうかぁ、この前は楽しかったね。 また今日も横で打たんね?」
この言葉が・・・「横で回してたらあとで譲ってあげるよ」と聞こえてしまった自分は、やはりゲス野郎なのであろう。
しかし、今日は紳士なのだ。
あと数十分で帰らなくてはいけない。
父と乾杯しなければいけない。
ジョ 「今日はお財布がきついので・・・」
神 「そうか、残念だな。 また今度頼むね。」
ジョ 「こちらこそお願いします。 この前の御礼ですけど、お茶飲んでください。」
お供え物にお茶を献上し、甘デジコーナーで軽く回して帰ることを決意。
というよりも、前回狙いすまし台を譲ってもらった卑しい私に、「この前は楽しかった」とニコニコしながら話してくれた神。
おそらくリンかけギリシャ神話のエンディングを見たことがないであろう神よ。
残りゲーム数もあと80ちょっとだよ。
今日は最後まで頑張ってほしい。
最後まで回して「何だ何だ?」といつも以上にハテナマークを浮かべながら回してほしい。
そう思い、甘デジをちょろちょろと回しにかかる。
これが意外にもヒット。
北斗、南国、宇宙少女、全部単発だった為、即持ち球移動だったが・・・
南国のBIGもあり、1箱を交換。
今日の収支も+3.6kと、とりあえずは満足だ。
どんなに小さな勝ちでも、負けないことは大切だ。
神に別れを告げるべく、リンかけを見に行くと・・・
唖然としか言いようがなかった。
神の姿はすでになく、知らない男が座っていた。
台をのぞくと、残りゲーム数は350弱まで増えている。
嗚呼神よ、この数十分の間に何があったのか。
神よ、もしや貴方はゲスな私が好きなのですか?
紳士な私は気持ち悪いとでも言いたかったのですか?
神がそうおっしゃるのならば、覚悟を決めましょう。
次回はきっとあなたの隣のコードギアスに座りましょうぞ。
お望みとあらばお茶でもなんでも供えましょう。
二度と自分を隠すような真似はいたしません。
最高のドゲスマイルをお見舞いしようではありませんか。。。
それとも今日交代で座っていたメガネボーイは、私を上回るドゲス野郎だったとでもいうのですか?
次回、ドゲスコンテスト〜神のほほえみはどちらのゲスへ〜
(続きがあるかはわからないが)お楽しみに。
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