異次元な将棋 ---2013/1/27の日記--- |
将棋のルールを知らない者同士の将棋って、見てると面白いことが判明したんですよ。
最近4歳の息子が将棋に興味を持ちだしたので、一応駒の動かし方だけでもと思い教えたのですが、これがなかなか覚えない。
やはり将棋は複雑なのか、それとも息子のオツムが・・・的なことなのか、何度教えても正確に駒を動かせません。
かつ、嫁もほとんど将棋を知らない状態。
そんな二人がさっき、リビングで二人で将棋を指していたんです。
息子が嫁に「将棋やって!」とせがんだのでしょう。
興味があったので、どんなことになっているのかと見に行くと、、、
●飛車が、目の前にある味方の歩を飛び越して突っ込んでいく
●桂馬が見たこと無い動きをする
●歩がバックする
●王で成ろうとする
・・・などなど、長らく通常の将棋のルールに馴染んだ人間からすると、まるでファンタジーのような世界が繰り広げられているんですよ。。。
さらには、持ち駒である「歩」を「と金」として打ちにいく息子のアグレッシブさ(?)にも驚愕。
息子の理論では、「取った時にと金だったんだから、これはと金だよ」とのこと。
しかも恐ろしいのが、それを「なるほど。」と普通に受け入れてる嫁。
いや、本人同士納得してるならそれでいいんだけどさ・・・
さらに見続けていると、嫁が息子の王を詰めにかかりました。
すると・・・・・・
「あ、王が取られる!」と焦り、普通に王を盤外に逃がす息子。
「あ、待て!」と、それを躊躇なく金で追いかける嫁。
おいおい・・・・・・それをやってたら終わりがないぞ・・・・・・
案の定、30手後くらいにはリビングを離れ、キッチンの方へ突入していました。。
すると息子、ここで逆転の発想を繰り出してきます。
「あーあ、もう王が逃げるの疲れたよ。 王は諦めようっと。」
そう言って自分の王を放置して、再び将棋盤のところへ戻ってくる息子。
何事もなかったかのように、自陣の歩を進め出しました。
そうです。
息子、まさかの「王を見捨てる」という、将棋を根底から覆す行動に出てしまったのです。
その間に嫁は、見捨てられた王を難なくゲット。
しかし・・・・・・
嫁 「やった! 王を取ったよ!」
息子 「いいよ、僕はママの金を取るから。」
え・・・・・・? 続くの・・・・・・?
こうして、「嫁の持ち駒の中に王がいる」という、将棋的には非常にシュールな画が完成。
この二人の将棋は、何がどうなったら終わりなんだろう・・・・・・
あんなんで明日、「昨日将棋をやったんだよ〜」とか幼稚園で堂々と言ってそうで怖いです。
パチスロ日記一覧へ