堀江タクシー事件 ---2012/11/11の日記--- |
あれは3〜4ヶ月くらい前だったでしょうか。
自宅の最寄駅近くにあるタクシー乗り場から普通にタクシーに乗ったんです。
行き先を告げた後、携帯をいじりながら目的地に着くのを待っていると、運転手さんが「今日はいい天気ですね〜」と話しかけてきました。
適当に相槌を打って流していたものの、天気の話から始まり、今日は休みなのかとか、最近景気悪いですねとか、そんな感じで話がとどまることを知らないトゥモローネバーノウズ状態に突入。
何度も書いていることですが、タクシーに乗った時のこういった表面的な会話を続けることが苦手な為、「ほっといてくれないかなぁ・・・」と内心うんざりしていました。
するとその運転手さん、
「ところで、今までどんな仕事してきたんですか?」
と、仕事の話へとシフトしました。
無視するわけにもいかないので、淡々と返答します。
僕 「IT関連ですね。」
運 「へぇ〜、じゃあ堀江君と一緒か。」
ん?となりながらも、ああそうですか、と適当に相槌を打つ僕。
だって、いきなり個人名を君付けで出されても、どうすることもできないじゃないですか。
すると、僕の返答が気に食わなかったのか、何やら喰い下がってきます。
運 「あれ? 知ってるでしょ、堀江君。」
僕 「いや・・・ どの堀江さんですか?」
運 「元ライブドアのほ・り・え! 知らない?」
なぜかこのへんからタメ口&強い語調へと変わっていきました。
いやまあ、そりゃもちろん知ってますし、IT関連と答えた直後に言われたのでもしかしたらその堀江さんかなとも思いましたよ。
でも、いきなり「堀江君と一緒か」なんて言われても戸惑うことしかできないわけで・・・・・・
それだけ、「俺と堀江には関連性があるんだぜ」的なことをにおわせたかったのでしょうが。。
その後も運転手さんは続けます。
運 「堀江君はねぇ、最初は●●なことをやってたんだよ。 それから●●を立ち上げて、それで・・・」
●●の部分は別に伏せているわけではなく、興味がないから聞き流していたため覚えてないだけです。。
そんな感じで、ホリエモンの話が延々と続きます。
しかも、最初は「堀江君」と言っていたのが、いつの間にか「あいつ」に変わっていました。
なんなんだろう・・・
ホリエモン嫌いで、それをアピールしたいだけ?
それにしてもやたらホリエモンについて詳しく話すし、時々「俺と堀江は接点がある」的なニュアンスを醸し出すし・・・
いろいろ謎だったものの、それより何より「どうでもいい」という思いの方が強かったため、生返事でなんとか凌ぎ続けました。
降りる間際、「僕の話に興味があったらもっと詳しく話すけど?」なんていう意味不明なことをおっしゃってたので、笑顔で「いや、大丈夫っす」と告げて立ち去りました。
いやぁ、かなり謎な運転手だった。。
変にIT系とか言わなきゃ、こんなことにならなかったのかなぁ。
・・・なんてことが3〜4ヶ月くらい前の出来事。
それから数か月が経ったつい先日、また同じ乗り場からタクシーに乗ったんです。
ええ、もうお分かりかと思うんですけど・・・・・・ 当っちゃったんです、その運転手さんに。
最初は気付きませんでした。
そりゃそうですよね。
いちいち乗ったタクシーの運転手さんの顔なんて覚えてませんから。
タクシーに乗るなり、饒舌に天気の話から始まり、今日は休みなのかとか、最近景気悪いですねとか、そんな感じで話がとどまることを知らないトゥモローネバーノウズ状態に突入。
あれ? このトゥモローネバーノウズ感、確かどこかで・・・・・・と記憶を探っていくうちに、あっっ!!ってなりました。
あの堀江タクシーじゃん!と。
思い出した矢先のことでした。
「ところで、今までどんな仕事してきたんですか?」
さぁきました。
あの日の僕は、この質問への返答にミスったことで、謎の堀江語りに突入されてしまったのです。
この質問が来る前に思い出せてよかった・・・・・・
事前にわかっていれば、回避する方法はいくらでもありますからね。
ってことで、頭の中でいろいろ考えつつ、堀江氏に結びつかなそうな答えを探します。
そして僕が出した答えは・・・
「えっと、営業です。」
これでした。
営業なんてできるわけない僕なので、もちろん一度もやったことないわけですが、このへん出しとけば堀江ゾーンに突入することはないだろうと思ったわけです。
内心勝ち誇りつつ、運転手さんからの返答を待つ僕。
すると、、、
運 「へぇ〜、営業かぁ。 営業も大変だよねぇ。」
僕 「そうですね。」
運 「なるほどねぇ〜。 そういえば、堀江君も営業力はあったなぁ。」
思わず、声に出して「えッ!?!?」と言いかける僕。
ウソでしょ・・・ そんな強引な切り込み方ってアリなの・・・?
なんて角度からシュート打ってくるんだこの人は・・・ メッシみたいだ・・・
タクシー界のメッシ、ここにあり。
ってそんなこと言ってる場合じゃありません。
いやぁ、ここまでの敗北感を味わったのは久々でしたね。。
5万円乱れ打って何も引けなかった時でも、ここまでの敗北感はなかったような・・・
ここからはお決まりのパターン。
運 「あれ? 知ってるでしょ、堀江君。」
僕 「・・・・・・はい、知ってます。 元ライブドアの・・・・・・」
運 「そうそう! 堀江君もねぇ、いろいろあったからねぇ。 そもそもあいつはなんたらかんたら・・・・・・」
そして始まる、お得意の堀江語り。
多分、前回と同じような内容が語られてるんでしょう。
何しろ、前回もあんまり話を聞いてなかったのでよくわかりません。
営業と答えたのがよかったのか、今回は降りる時に「僕の話に興味があったらもっと詳しく話すけど?」はありませんでした。
さすがに若干畑違いだと思ったのでしょう。
畑違いなのがわかってるなら、話すのヤメてくれればよかったのになぁ・・・
うーん、、、 それにしてもどうしよう。
次に乗ってしまった時、なんて言えば逃げられるんだろう。
「地質調査とかしてます」って言ってみようかな。
でも、「へぇ、具体的にどんなことするの?」の質問で瞬殺されるのでやめといた方がよさそうですね。
今後あそこからタクシーに乗る時は、ひたすら会わない・・・いや、遭わない事を祈りつつ乗るしかありません。。
パチスロ日記一覧へ