[2]野菜と過疎ホール [ 2015/11/21 ] |
日曜日。
12時ホール着。
この時点でお客さんはマジで少ない。
こっちが心配するほどに少ない。
パチンココーナーで普通にコーヒー飲んでお茶をしてるご婦人方が三名と、ジャグラーできつめに台をどつきながら打ってらっしゃるおじ様が二人、鉄拳デビルになんの躊躇もなくお札を突っ込みまくるスーツのお兄さんが一人。
こういうホールさんはほんとにグッと来る。
この場末な空気感。
一人で静かにゆっくり打ちたい派の私は、こういうホールさんがもっと増えて欲しい。
設定やら釘やらそんなことは、グランドオープンしてから一切無視であろうこの姿勢。
もはやここまでくると潔い。
そして台のラインナップも洗練されている。
●初代バジ
●秘宝伝女神
●ろくでなしブルース
●ヤマサバイオ
●マジハロ2
●豪炎高校
●プレイボーイ
その他諸々。
これらが現役稼働中なのである。
いや実に芳ばしい。
そしてさらにアガるポイントとして、ドル箱が置いてある所に店員が書いたであろう手書きのポップ的な紙が貼られているのである。
これが中々味わい深い。
台によってはいつから貼ってあるのか分からないその紙は黄色く変色しており、それによりさらに哀愁の漂うホールを演出している。
ちなみにやじきたに貼ってあったポップは・・・
『挑戦者求ム!!!』
ここはゲーセンか。
そんなこんなで、840Gで初当たりです。
だいぶ省略しましたが、これは仕方ないんです。
眈々とお金を入れて、無心にレバーを叩いていただけですからね。
結果、50GのATをGETWILD。
そして何事もなくおしまい。
いやーきつい。
これはきつい。
この時点で1500枚くらいは突っ込んでますんでね。
なのに、120枚ぽっちのメダルを吐き出されておしまいときたらそら心は荒みますよ。
どんな演出で当たったとかそんなことは一切どうでもよくなり、写真すら撮る気も起きず。
こんなガラッガラのパチ屋でおれは何をしてるんだ。
あと1周期だけ回しておうちに帰ろう。
そして帰りにドーナツを買おう。
そう決意してから100枚くらい買い足しての関所チャレンジ。
笑ってしまう程にチャンスアップの無い中、スイカを引く。
すると・・・
台 「WRYYYYYY!!!!」
店内にやじきたから放たれるマギカラッシュとおなじ音。
それと共に、お腹に突き刺さる程の重低音が鳴り響く。
いや、これはアツいのか?
ぶざけてるのか真面目なのかもうわからない。
おそらくボーナスに当選したようだ。
レース中のボーナスはAT確定なので、最高のタイミングで引けたのだ。
そしてレースの結果は・・・
スピードワゴン 「こいつはあっちぃッー! 万枚のにおいがプンプンするぜッ―――ッ!! こんなチャンスには出会ったことがねぇほどなァ―――ッ」
要するに、本機最強の上乗せ特化ゾーンが確定したわけです。
デビル打ってたお兄さんも、良い笑顔でこちらを見ながら親指を立てている。
よし、お兄さん、おれに力を貸してくれ。
その力が爆乗せへの礎となろう!!
ではいきましょう。
最強特化ゾーン、その名も・・・
『やじきたは飛ぶよ!どこまでも!!』
ちっとも凄そうじゃない。
大丈夫かこれ。
とはいえ、どんな内容かといいますと、継続するほど上乗せゲーム数が10Gずつ増加していき、10Gの継続以降は青天井ですべて100Gの上乗せになるという、ハーデス様も裸足で逃げ出すような仕様となっておるわけです。
しかし、このノリで最強特化ゾーンというギャップ!
そこに痺れるあこ(ry
おふざけはここまでだ。
俺がこの店に引導を渡してやろう!
店長がッ!!
+100G
泣くまでッ!!
++100G
乗せるのをやめないッ!!
+100G
これがあるからスロットはわからない。
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