[2]ホールの中心で愛を叫んだケモノ [ 2016/9/10 ] |
椅子に登り、この喜びをホール中に叫びたかった。
しかし私もスロッターの端くれ。
真のスロッターとは、どんな事が起きても動じないものだそうですね。
なので私もここはグッとこらえ、落ち着いた様子のまま「やった!!!」と心の中で叫び、静かに左の乳首をぎゅっとつまみました。
そこから倍々チャンスには3度ほど入ったものの、およそ1300枚程出し切って終わりました。
あまりに一瞬のAT。
やはりスロットなんて油断できませんよ。
1300枚なんて、本気だしたら一時間足らずで無くなりますからね。
ああ、私は思います。
ここでやめれる人間になりたい。
ここでやめれたら、少なくとも1200枚はプラスで終わることが出来るのだから。
こんなことは、いつも考えてはいるんです。
私だって一人の普通の人間。
だから、勝たなければこの場所に居続けることは出来ないのです。
ああ無情。
そして850G。
解呪の儀は計6回スルー。
ヒロインのみんなごめんな。
おれが情けないばかりに、みんなずーっと呪われっぱなしだ。
でも大丈夫。
天井の恩恵の倍々チャンスで5000枚乗せるから。
安心して。
932G。
…ああっ。
出玉が崩壊し、半泣きの私を待ち受けていたのは天井手前の最強チェリー。
恩恵はAT直撃。
もうどうにでもなれ。
なんかあれですよね。
パチスロって、台の機嫌が悪いとどうにもならないですよね。
AT機にはもう呆れました。
そう言いながらも打つ自分に嫌気がさします。
やめます。
こうなってくると、今までの経験上、適当に乱れ打ちに走って結果ボロ負けというルートを辿るのが定番。
なので、吟味に吟味を重ねて、なんとなく履歴の良さげなハナビへ。
私の記事でハナビを打つのは2度目になります。
今回はありがたいことに時間はまだたっぷりある。
ゆっくりとマイナス分を回収させていただきましょう。
打ち出しておよそ10G、中段チェリーの皮を被った特殊リプレイ降臨。
なんてヘンテコな出目なのでしょう。
ズベベっと押してしまったが為、美しいかと言われれば首をかしげざるを得ない。
ていうか、特殊リプレイの時は中リールにチェコチェは止まるんですかね。
どうでもいいですけど。
そしてこのビッグ中。
嘘だろおい。
こんな展開、素敵すぎるだろうが。
死ぬまで打ち切ろう。
そう心に決め突入するRT。
さすがの私も、暖簾ビタくらい余裕をもって挑めるようになりました。
なのでボーナスとRT中は、近くにポケモンが出てきやしないかとスマホをいじりながら消化しておりました。
我ながら小生意気です。
そしてRT中。
なんじゃこの出目。
ズベベっとまたしても適当に押してしまったため、突然の消音に度肝を抜かれた私は「おふぅ」と甘美な吐息を漏らしてしまったのであります。
記事に載せるべきか審議を問うレベルのワケのわからん出目が出現しましたが、当たりは当たり。
久方ぶりのRT連です。
しかし今更ながら、このBGMの消音は筆舌にしがたい快感がありますね。
BGMがフッと消えた瞬間、うわっと驚くもそこは落ち着きを払い、少し天井を仰いで目を閉じ、ゆっくりスーっと鼻から息を吸う。
この感じ。
皆様もお分かりいただけると思いますが、何と言えばいいでしょう、こう、「突き抜けた感」と言いますか。
実にたまらん。
そしてこれもビッグ。
満面の笑みで突入する2連目のRT。
この音も久しぶりに聞けたなと感慨にふけっていると案の定、何やらよくわからん出目が出現し、消音。
今回の出目はマジでワケわからん出目でしたので割愛です。
ちゃんと目押ししよう私。
しかしながら、今回の消音の衝撃たるやえげつないものでした。
それはもう、GODのフリーズに匹敵するレベルの衝撃。
フラッシュ無しの為、何が起こったのか考える余地も無く消音。
そして、またこれもBIGの為、一気に900枚以上の獲得。
かつてない速度で増える出玉に私は、その時、確かに悟ったのでありました。
絆だとか転生だとか、そんなもんはいらんかったんや。
「儂らは山菜を採ってから〜」だとか「き、キングを倒した男〜」だとか。
我々を舐め腐った演出の数々。
そんなのを我慢してまでAT機を打つことはなかったんや。
AT間1800Gハマって獲得160枚だとか、そんなのは異常なんだ。
3連目のRTが終わった直後、ハナビは、こんな出目を伴いながら私にこう言ってくれました。
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