[2]ヒキ強は是か非か? [ 2014/10/1 ] |
私が帰ってから100回転ほど回したところで初当たりを引き、1撃18連したらしい。
「またか。」
これが率直な感想である。
月に2回位の頻度で大負けからの大逆転劇の話を聞いているので驚かない。
そして、毎度上記のようなレシート画像を添付してくるので嘘でないことがわかる。
当初は純粋に羨ましいと思っていた。
しかし、逆転を何度も経験していくと投資額もどんどん膨れあがっていく、という心理に気づいてから、ヒキ強は危険と隣り合わせだと感じた。
Kは自他ともに認めるヒキ強なので、綱渡りのような稼働が成り立っているが、ヒキが中途半端な人であれば大惨事になることが多いだろう。
最初は30Kも投資をすれば、絶望で目の前がブラックアウトしていたと思う。
しかしそこから逆転できることを覚えていくと、投資上限は30K→40K→50Kとどんどん膨れあがっていく。
現にKは70K位なら平気で使うし、そこから逆転することも多い。
何より問題だと思うことは、逆転していく時に得られる快感である。
私も何度か経験しているのでわかるが、投資が嵩んでから捲る時に得られる快感というものは、人生の中でもなかなか味わえない感覚ではないだろうか?
地獄から生還したと言っても過言ではなく、無宗教の私も50Kが返ってきた時には神に感謝してしまうほどだ。
話がまとまらなくなりそうなので結論に持っていくが、「ヒキ強」は良い面ばかりではないということ。
ヒキに頼って投資額が膨れあがることもあれば、立ち回りが疎かになる可能性もある。
何よりスロットの神様に愛されているということで、距離をおくことも難しい。
要は依存度が高くなるということ。
大抵の人は「勝てない」ことが続くことで卒業や距離をおくことを考えるが、Kを見ていると、負けが続きそうになると見事なまでに大勝ちが訪れている。
また、パチンコ屋は昔に比べ清潔感のある空間になり女性も増えているが、社会という大きな括りで見れば結局は「ギャンブル」ということも忘れてはならない。
対女性で考えてみると、ギャンブルに賛成は1割、どっちでもいいは2割、反対は7割位の比率だと思う。(個人的な見解)
楽しむことはとても大切なことだと思うが、優先順位では常に下位に位置づけなければいけない。
1.連チャンが終わらず待ち合わせに遅れる
2.仕事終わりに打ちに行って帰ってくる時間がいつになるかわからない
3.友人からの急な誘いをスロットを打ちたいがために断る
4.翌日には確実に返すがお金を友人や家族に借りることがある
上記のようなことは絶対にやってはいけない。
相手がスロットに理解があるとしてもやってはいけない。
*私は2〜4をよくやってしまっていた(反省)
特にないがしろにしやすいものは「2」。
食べる側は、作り置きをしておいてもらってレンジでチンして食べればいいと安易に考えがちだが、ご飯を作る側からすれば、せっかく一生懸命作ったのだから出来たての美味しい状態で食べてもらいたい。(母談)
帰宅時間が遅いことや何時に帰ってくるかわからないということは、それだけで罪なのだ。
しかもその理由がスロットであればより罪は重い。
また話がまとまらなくなりそうなので第2の結論にもっていくが、「スロットと上手く付き合っていくことは、自分が思っている以上に難しい」ということは覚えておいてもらいたい。
「おまえ何様だよ!?」と言われそうだが、誰かがはっきり言わなきゃいけないことだと思う。
自分の知らないうちに信用を無くし、愛想を尽かされる可能性が他の趣味に比べて圧倒的に多いのがギャンブルだ。
Kが知らない間に失っている物について、私は直接話すことはないだろう。
なぜなら、人に言われても気づかないし本当の意味での理解はできないから。
気づかなければず〜と幸せでいられるかもしれないけど、気づいたときには周りに人がいなくなっているなんてこともあるはずだ。
私の好きな言葉で「機会損失」という言葉がある。
経済学で使われるものだが、「実際の取引によって発生した損失ではなく、最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失」のことをいう。
例えば、スロットをしていて得られる安らぎや快感は、人生において+10の価値があったとする。
しかしスロットをやらずに友人と遊ぶことで輪が広がっていく経験や運動をすることで得られる健康は+30の価値があったとすれば、スロットは20の損失ということになる。
では友達と遊んでいればいいのか?
運動をしていればいいのか?
と言われたら、それも正解というわけではないが、スロットは他の物に比べ損失する可能性が高いということは確実である。
レートも選べる時代になり、上手く付き合っていけばこれだけ素晴らしい遊戯はないと個人的には思っているが、理解が得られない現状はなかなか変わらない。
社会で誤解されないためにも、私が常に心に思っていることを伝えたいと思う。
「スロッターよ、常人より紳士であれ」
「ギャンブルはどこまでいってもギャンブルである。 決して正当化しようとするべからず」
あ〜、こんな日記じゃ評価はかなり厳しくなりそうだなぁ。
これを書いてどうしたいとかもないんだけど、書き出したらとまらなくなってしまった。
稼働日記書きたくても、10スロであっという間に15K負けた話、5スロであっという間に5K負けた話、遊びで1パチをやってみても当たらず5K負けた話しかないしな。
どこかで新番長でも打ちに行こうかな。
P.S
9月13日にKが新台の番長を打ちに行って50K負けたらしい。
しかし翌日にリベンジに行き昼過ぎにこんな画像を送ってきた。
一撃4500枚で65K勝ったようだ。
Kが座る前のスランプグラフは綺麗な右肩下がりの見事な低設定挙動だったらしいが、打ちたいから打ったとKプロは語る。
スロットの神よ。
いつまでもKを見守っていてあげてください。
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