[3]日本回胴王決定戦への道 [ 2014/8/30 ] |
夏休み5日目最終日。
日本回胴王決定戦予選当日。
スマホをあまり使用していい雰囲気ではなかったため、画像がないことをご了承いただきたい。
最寄り駅を降りて会場に向かうまでに、参加者らしき人が数名いた。
仲間で来ている人がいて、話をしていたので耳を傾けてみる。
「〜氏、〜氏、今日勝つためのコツはなんだと思う?」
「演出は全部カットして、取りこぼしも覚悟で早く回すことだと思うんだな。うん。」
なんだこの喋り方は?
オタクじゃないか!
会場に着いてみても、なんとなくオタク率が多いような少ないような・・・
思っていた雰囲気と違うような違わないような・・・
そんな細かいことはどうでもいいか。
ではサックリと当日の話をしていきます。
まずは筆記試験。
全30問の4択問題。(内容はスロットに関すること)
内15問は全員が確実に正解できる問題なのだが、残りの15問が4択でも激ムズであった。
例えば、
●「保通協」の正式名称を選べ
●0号機が登場したのは何年か
●株式市場が違うのはどの会社か?
マジで難しかった。
5号機から打ち始めてスロ歴が浅い人は全く答えられなかったと思う。
そんな中でスロ歴10年の私はというと・・・
えっ!?
ちょっと待って!
俺ってもう10年もスロットやってるの?
人生の1/3以上スロットに関わってるのかよ。
ちょっと怖いわ〜。
そりゃ23問正解できて当然だ。
早速実践に移る。
ルールとしては、最初に1000枚を渡されて、1時間30分が経過した段階で筆記試験の成績に応じたコインが追加で支給される。
追加コインは300〜600枚。
70人中、出玉の多い上位7名が準決勝に進出できる。
カウントダウンとともに実践が始まったのだが、最初の50Gは緊張して手が震えていた。
スロット打つのに緊張したのなんて何年ぶりだろう?
とても新鮮な感覚だった。
開始15分で動きが・・・
右隣の台が出陣ラッシュを引き、乱舞玉が一気に22個に!!
これはヤバイ。
競技時間は3時間しかないため、いかにスタートダッシュを決められるかがキモとなっている。
自分はまだボーナスに当選しただけの状態で、完全に一歩も二歩も先を越されたことに焦った。
自分も急がねばと思ってブン回していたら、右隣の台はなんと2連目で怒濤の連敗ラッシュが訪れARTが終了。
・・・。
勝負的には嬉しい。
だが、今後自分にも同じような災難が訪れると思うと正直怖かった。
すると私にもチャンスが!!
出陣ラッシュを引き当て、乱舞玉が20個に!!
最後は18連敗を喰らうも、1撃2000枚弱のコインを獲得。
しかし、ここがピークだった。
あとはじわじわとコインを削られて、終わってみれば差枚+1000枚で25位/70人中となった。
予選を通過した人達は差枚で+2500枚以上だったため、全く惜しくもなんともなかったが、楽しかったから良しとしよう。
後日生放送された番組を軽く見てみたが、名前を読み上げられることもなく、写っていたのもトータルで1秒位だったと思う。
ガッツリ写っても困るので、そこは運が良かったかな。
おまけとして、必殺仕事人の考察をする。(あくまで個人の感想)
全台設定6が70台。
なかなかこのような状況に遭遇することはないと思うので、3時間という短い実践だがどんな感じだったかをお伝えしよう。
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Q.設定6なら甘いか?
A.甘くはないが凄い辛いというわけでもない。
≪理由≫
●終わってみれば10台が獲得0枚で終わっていた
●3時間の実践だが、差枚でプラスになっていたのは半分位
●出陣ラッシュを引かないと乱舞玉の大量獲得は難しい
●私含め周りの台を見ても、通常時に400Gを越えるハマリはほとんど見かけなかった
≪感想≫
●設定6であればハマリは少ないが、勝てるかどうかは出陣ラッシュと必殺乱舞のヒキに左右される
●ボーナス中、ART中に逆押しをすることで裏稼業フリーズをカットできることは◎
●立ち回り講座内の評価は1.6点と近年稀に見る低さだが、個人的には楽しめた
≪結論≫
爆発の可能性を秘めている(通常時がきつくなる)ことと、設定6でも112%という機械割を考えると、積極的に狙っていくような機種ではない。
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最後に、最近のスロットに関する持論を展開して終わりにしようと思う。
台自体は液晶、リールの動き、1Gごとの期待感など昔に比べて間違いなく面白くなっている。
設定6の機械割も、ホールとしては投入しやすい数字で安定している。
しかし設定6が投入される頻度は明らかに減っていて(入っていても数時間の稼働では全くわからない)、それに伴い遊戯人口は減少し、店内の賑わいはなくなっている。
原因は何なのか?
対応策はないのか?
まず考えられる原因としては、打ち手のレベルが格段に上がったことだろう。
それに伴い、下記のような流れが発生してしまっている。
設定判別がしやすい台はホールにとって不利である → メーカーは設定判別がしにくい機種を作った → 打ち手にとって知識の有無、経験の長短関係無しに勝ち負けが平等になりつつある
ある意味自然な流れに感じるが、大半の人がスロットに求めているものは「平等」ではないということを考えていただきたい。
ギャンブルに「平等」を求めるならば、宝くじでも買えばいい。
他のギャンブルに比べて、スロットは目押しの技術が必要で、長時間打てば疲労の蓄積もヒドく素人が手を出しづらいという特徴がある。
しかしそんなスロットがなぜ支持され人気が出てきたかといえば、「攻略要素」があったからに他ならない。
「ゾーン」・「天井」・「リセット」・「設定」・「目押し力」と、スロットの魅力としてたくさんの攻略要素が時代ごとに存在するが、今の機種はその価値を極端に薄めている。
期待値があるのかないのかよくわからないゾーンとリセット。
直前で理不尽に蹴られることが多く全く到達しない天井。
低設定でも大爆発があり、高設定でも運が悪いと出ないという設定を無視した設計。
そして・・・
小役成立時はレバーオンで演出が起こるため、無演出であれば適当打ちでも問題がないことと、7を揃えなくても始まる疑似ボーナス。
個人的には、これが一番納得できない。
目押しが苦手でも、頑張って7を揃えるのがスロットの醍醐味だったはず。
攻略要素を無くすというのは、ホールのために行われた工夫だと考えているが、その結果として遊戯人口が減って廃業に追いやられるホールが多い現状は本末転倒ではないだろうか。
やはり打ち手有利で物事を考えていかないと、この業界の悪化はとまらないと思う。
と、制作の苦労や作り手の考えも何も知らないからこそ言えることなんだけどね〜。
日本回胴王に参加してみて、スロットを好きな人が多いことを改めて実感したし、好きなだけでなく仕事として関わりを持ちたいと思っている人、夫婦の共通の趣味としている人など、目的は違えどスロット愛に溢れている人がたくさんいたため、業界としてもっともっと頑張ってもらいたいと思った今日この頃。
ここまで長文の日記を投稿したのは初めてだと思う。
長文に慣れていないためとりとめのない文章になってしまったことと、オチもない内容にしまった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
P.S
8・9月で結婚式が3件。
精神的だけでなく、金銭面的にもスロット打ちに行けないぞ・・・
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