[1]古きを知り新しきを知る [ 2014/10/12 ] |
ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン、ヤングジャンプ、ヤングマガジン、ヤングアニマル、スピリッツ、プレイボーイ。
上記は、私が大学時代に毎週読んでいた週刊誌だ。
今思えばとても暇だった。
それから8年。
今読むのは、ジャンプ(ワンピース)、マガジン(はじめの一歩)、ヤングマガジン(たくさん)、ヤングアニマル(ふたりエッチ)の4誌のみ。
ジャンプ、マガジン、ヤングアニマルは1作品ずつということを考えると、ヤングマガジンは私にとって大変貴重な週刊誌となっている。
漫画=面白い。
面白いと思う要素は人それぞれであるが、私は「前作との比較」が大切な要素であると思っている。
それは、ヤングマガジンで最高に、そして最強に味わうことができる。
現在の最強は平本アキラさんの「監獄学園」。
「アゴなしゲンとオレ物語」を初期から読んでいる人は、画力の変化だけで涎が止まらないだろう。
本当に同じ人が書いているのかと疑ってしまいたくなるほどのクオリティの変化だ。
ゲンさん時代から引き継がれているわけのわからなさ、スケールの大きい話のようで実は小さい話、なぜか引き込まれるストーリーと、本当に色々なものがつまっている。
しかしそれを100%以上に楽しめるかは、前作を知っているか知らないかで大きく変わってくる。
「行け!稲中卓球部」で有名な古谷実さんの作品の変化の仕方は芸術的だ。
ギャグからシリアスへ徐々に変化していく過程は、読者の期待を裏切った以上に、稲中を書いた古谷実さんにしか出せない味がある。
私が一番好きな漫画家だ。
そして最後に「工業哀歌バレーボーイズ」の作者の村田ひろゆきさん。
ギャグや下ネタがメインであったキャラクターが、続編の「好色哀歌バレーボーイズ」で環境の変化により人生の岐路に立たされて選択・行動していく様は、涙を誘う場面が多々ある。
さらに現在連載中の「ドクター早乙女」では、とてもバレーボーイズの作者とは思えない(←失礼だが素直な感想)素晴らしい話を描いている。
「古きを知り新しきを知る」
お笑いコンビのドランクドラゴンのネタで覚えたことわざ。
何事も、過去のことを知らなければ今の現状を喜ぶことも嘆くこともできない。
ということで、スロットの古きを知るために近所のスーパーに設置されている「ハナビ」を打ちに行ってみた。
「ハナビ」・・・
現在では、日本だけではなく世界を股に掛けて活躍しているドンちゃんシリーズの原点。
1998年に販売され、液晶はなくリール・音・フラッシュで楽しむ機械。
平日の夜に、スーパーのゲームコーナーにてスーツ姿でスロットを打っている様がどんなに滑稽かを想像しながら読むと面白いかもしれない。
そしてゲームコーナーには、子どもが一人もいなくておじいちゃんとおばあちゃんがパチンコに夢中になっていた。
小さい頃に自分が通っていたゲームコーナーだけに、こんな時代が来るとは夢にも思わなかった。
早速打ち始めようと思ったが、筐体の上に書かれていることが気になる。
「【今週のアドバイス】 この台で出ない方は、きっぱり足を洗ってください。」
な、なんてことだ。
昔のスロットを楽しもうと思っただけなのに、
引退をかけた戦いになってしまうようだ。
しかし、これでやる気スイッチが入った。
こんなところで負けていたら20スロでも勝てないだろう。
絶対低投資で当ててやる。
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