その一杯を飲む間、まさに頭の中で天使と悪魔が戦った。
それはそれは壮絶な戦いであった。
これだけ綺麗な方と一夜を共に出来るチャンスなんてそうないぞ!
酔っ払った勢いでやっちまえ!
と悪魔が囁く。
もしばれたら、会社で異動の可能性もあるし、そもそも嫁にばれたら人生アウトだよ。
というか不倫なんてだめに決まってるでしょ!
と天使が囁く。
そんな中、彼女が、「この後どうしよっか?」と、普段会社では見せないなんともいえない表情で聞いてきた。
私は正直に答えた。
「これだけ綺麗な方にそんな質問されたら、おれも男だから色々考えちゃうよ。 期待もしちゃうし。 でもおれ結婚してるし…やっぱり…当たり前にやばいよね…うん…。」
そして彼女。
「私は大丈夫だよ。」
……大丈夫だよって、なにがどう大丈夫なんだよ…
それ言っちゃえばおれも別に大丈夫だよ…
この時はマジで迷った。
もう後のことは過ぎてから考えて、とにかくこの今の欲望をそのままぶつけてしまおうと思った。
しかし、「今日いけるかも?」と思ったあたりから、思い返していたことがあった。
実は友人で、不倫が原因で離婚して慰謝料を払い続けている奴がいる。
そいつから「不倫がばれそう」と相談されたときに、不倫の代償をネットで調べ、マイゴールデンボールが縮み上がったのを思い出していた。
そして、頑張って冷静に考えた。
「今日の一夜」と「家族や仕事」を天秤にかける。
そう考えれば、もう答えは決まっている。
そして彼女にこう言った。
「今日は帰りましょ♪」
あえて明るく言ってみた。
翌日からも顔を合わすから、気まずくはなりたくなかった。
彼女も笑顔で、「分かった。なんかごめんね、酔っぱらっちゃってさー!」と冗談混じりに言ってくれた。
そして店を出て、それぞれ別のタクシーに乗り込み帰宅した。
帰りのタクシーの中は、もう悶々が止まらない。
あー決断間違ったかなー
あーやりたかったなー
そんな気持ちで自宅に帰り寝室に行くと、寝ている嫁の姿。
その寝顔を見たら、今日の決断は間違っていなかったと思えた。
そして、嫁に「ごめんね」という思いも込めてキスをした。
それに驚き起きた嫁が一言。
「うわっ! 酒くせーなまじで!!」
あー怖い。
こいつを敵に回したらダメだと思った一日でした。
以上、ただの日記でした。
皆さんだったらどうしましたか?
それから会社では、今までどおり仲良くはしていて、ふともったいなかったなーとゲスい気持ちになる時もありますが、まぁこれで良かったんだと。
人生もパチスロも決断が大事ですね。
押すことももちろん大事ですが、それより何十倍も引くことの方が大事だと私は思っています。
止める勇気。
帰る勇気。
何事においても同じですよね。
皆さんも、引く勇気を持って痛い目になるべくあわないようにしてくださいね。
前回の記事のコメントで、最近パチスロを打っているのかとご質問いただきました。
答えはノーです。
打ちたいのは山々なんですけど、マジで金がないんです。
しかもガチなやつ。
飲み会があったり欲しい物があれば嫁からもらえる。
普通の人であればなにも問題ない状況。
ただし、もしも飲み会と嘘をついたとしても、もらえるのなんてせいぜい5千円。
我々スロッターは「数分でなくなるわ!」って額ですよね。
打ちには行けませんよね。
過去の記事で、素寒貧になりそうなところから生還した記事を投稿させていただいた。
数週間前、結局同じ状況になり、よし、また生還して記事にするか!と意気込んだが、見事に撃沈して終わった。
GOD凱旋で−3000枚。
30歳の会社員がこれだけで素寒貧になるのは情けない話だが、そこは未承認スロッターの仲間ならわかってもらえますよね?
財布を嫁に握られた時点で、人生の試合終了ですよほんと。
だがまだ諦めてはいない!
金を工面する方法を必死に考えて、少し明るい兆しが見えてきたところである。
と言っても、1回勝負できるかどうかの額ですけどね。
今度、未承認スロッターのオフ会やりたいです。
最初から最後までわかるわかるーって言っていたい。
では、終わり方も見えなくなってきたので今回はこの辺で。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。
記事の投稿頻度をあげたいのですが、いかんせん稼動が…。
なんとか頑張ります!
未承認スロッターソゲキングでした。
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