[2]タイムスリップホール [ 2015/5/3 ] |
なにから打とうか散々迷った結果、5号機で一番好きな機種、リングにかけろを選択しました。
打ち始めて気がついたのですが、この店、店内BGMが一切なし。
その為、打ってる人がゼロの状況だと、ほぼ無音。
そんな状況で打ち始めました。
打ち始めてまず気になることが2点。
私の台の音が店内に響いているのはまだ我慢できましたが、店内無音のため、演出のないときは台の回る音「ういーん」まで良く聞こえます。
そしてもう1点。
私が久しぶりの客なのでしょうか。
私の台がよく見えるところで、老いた店員がずっと見ています。
せっかく懐かしい台を楽しみたいのに、色々気になることがあってなかなか楽しめません。
そんな中、投資400枚のところで、回想演出からボーナスGET。
するとここで、
「228番スタートいたしました。」
これも久しぶりに聞きました。
女性の機械的な声で店内に響く告知。
するとこれに併せて、私の台を凝視していた老いた店員がマイクを構え、
「リングにかけろ、大当たりおめでとうございまーす! このまま大量メダル目指してじゃんじゃん出しちゃってくださーい!」
と大声でアナウンス。
…おいおい、マジか。
他に誰もいない状況でこれはきつい。
俺しか客いないんだから、近くで呟いてくれれば聞こえるから…。
その後100GのRTを抜け、他にも打ちたい台が山ほどあったので、メダルを箱に移し台移動をしようと歩き始めると、箱をよこせと言わんばかりに手を出している老いた店員。
「いやっ、まだ打ちます」と言うと、うちは台移動禁止ですとのこと。
まぁそれは店のルールだから仕方が無いが、こんな過疎ホールでそんなの別にいいじゃねーかと不満も持ちながらとりあえずメダルを流す。
そして置いてあったおしぼりを取ろうとした。
すると店員が、
「この後も打っていきますか?」
なんでそんなこと聞かれなきゃいけねーんだよと思いながらも、まだ少し打っていくつもりですと答える。
するとじーさんが衝撃的なことを言い出す。
「おしぼりの使用は原則お帰りになるときのみの使用となっております。」
…はい?
もうこれはムカつくとか超えて面白い。
分かりました。
じゃあまだ打つので今はおしぼり使うのは控えますと。
自分でなんちゅー会話してんだと思いながらも笑顔で返す。
その後、何機種か打ったあと、スパイダーマンに着席。
スパイダーマンは、数年前に当サイトに初めて日記を投稿したときの機種。
思い出いっぱいである。
懐かしさの中、熱めの演出から中段チェリー。
50%の壁を破り見事ボーナス。
嬉しさの余り7揃い画面の写真を撮りました。
それが冒頭の写真。
この写真を撮ったときに、またじーさんが寄ってきて一言。
「当店は遊技中の携帯電話の使用が禁止ですので。 次、使用したら出玉没収させてもらいます。」
重ね重ね…えっ?
私は疑問を投げかける。
「写真が禁止? 携帯が禁止?」
じーさんは答える。
「携帯が禁止です。 例えばメールを打つときも外に一旦出ていただいて使用して下さい。」
この店にお客さんが居ない理由がだんだん見えてきたぞ。
というか、さっきからあんたの前で何回か写真撮ってたけどな…。
とりあえずルールは了承して遊技を続けた。
試しに他の店員が見てる前で写真を撮ってみたが何も言われなかった。
あの、じーさんが勘違いしてるのか。
はたまた超仕事熱心なのか。
その後も何台か旧台を堪能し、時間も時間だったので換金して帰ろうと店を出た。
しかし、初ホールあるあるで景品交換所が見つからない。
外はいまにも雪が降りそうなくらい気温が下がっていて、動き回るのが苦だった。
そこでホールに戻って場所を聞くことにした。
ホールに戻るとじーさん店員が一言。
「おかえりなさい」
知らない土地でおかえりなさいと言われるとは思っていなかった。
そしてじーさんに景品をわざと見せながら遠回しに聞いてみる。
「皆さん、店出てどちらの方に行ってます?」
じーさんは答える。
「だいたい電車で来られてるから、左に行って駅の方に向かっていますね。」
じーさん違うよ。
もうズバリ聞いてしまおう。
「景品交換所はどこですか?」
じーさんは答える。
「あー、確かに分かりずらいんですよね。 ちょっと来て。」
そう言いながらカウンターへ連れてかれる。
そこでじーさんはおもむろに紙とペンを取り出した。
まさか?とは思ったが大方の予想通り、じーさんは丁寧に地図を書いてくれた。
携帯使用は許さないのに、これは教えちゃうんかーい!と内心思いながらも、何だか最後はほっこりした気分になった。
店を出るときじーさんが、「今度はお友達を連れて来て下さいね」と笑顔で言ってきた。
私は「分かりました」と答えホールを後にした。
この「分かりました」は嘘ではない返事になるだろう。
今度友人を連れてまた来ようと心に誓った。
これが、私が出会ったホールの話である。
管理人さん!
『連打』の開催場所に推薦します!
何故かって?
きっとほぼ全員負けるでしょうけど、貸切状態に出来ると思いますよ笑。
それは冗談として、なんだかタイムスリップしたような気分になれて楽しいひと時を過ごせました。
活気のある大規模ホールも魅力的ですが、たまにはこんな感じの小規模ホールもいいですね。
そんなことを言いながらも翌日、前日の負債を取り戻したく有名大型店に行ったソゲキングでした。
では、また。
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