新台ラッシュは未だに続いておりますが、最近の台で期待していたのは牙狼金色。
いざ回してみると、思った以上にすごく面白いですね。
何が面白いって、隣の人がでっぱりに頭をぶつけたときの気まずさや、頭上部に飲み物やカバンを置いていて慌てるおじちゃん。
頭上の牙狼の首を撫でる若者。
何を思ってか、目つぶしをしている罰当たりな人も見かけました。
さらには剣を引き抜く演出で、抜けるはずのない牙狼剣役物を一生懸命引き抜こうとするおばちゃん。
抜けたらどうなるのか気になるところです。
ばねとかいろいろ飛び出してきて店員さんに裏に連れていかれるのかなぁとか、おばちゃんが剣をカバンに詰めて持って帰ったら面白いのになぁとか勝手に想像を膨らませています。
これからも様々なエピソードが飛び出しそうで、笑いをこらえるのが大変な仕上がりになっています。
個人的には分かりやすく、どっきり当たりも忘れないFINALが大好きなので、撤去されるまではFINALの方を打ち続けたいですね。
ちょっと玉の話をしちゃいましたが、やはり本筋はコインの方にて。
私はアナザーゴッドハーデス、通称アナゴが大好きだ。
初打ちでは、投資7KからGODを4度立て続けに引き、人生初の万枚を達成。
それからというもの、アナゴを回すたびに必ずと言っていいほどGODを引き、10戦10勝という抜群の相性のよさを見せつけていた。
思い出に残るGOD揃いは、前ゴッドのツララ演出と、MAXBETボタン→「CHANCE」からのビックリGODである。
だが、相性がよかったというのは導入されてからひと月目までの話だ。
それからGODとは縁が切れたようにまったく引けなくなり、当時のアナゴ貯金は底をつきかけている。
扉が閉まっても、槍が突き刺さっても、全回転フリーズを引いても、紫色のアイツが邪魔をしてしまうのだ。
最近はヘルゾーンに近いアナゴを10kまで回し、当たらなければアナゴと同じくらい大好きな牙狼FINALを回しに行くという、負けフラグ臭しか感じられない立ち回りをしている。
意外にも収支がトントンで落ち着いているのが自分でも驚きだ。
やや仕事が長引いたある日、無性にアナゴが打ちたくなった。
なんだか今日こそは引ける気がする。
コンビニでお昼ご飯を買ったとき、会計がちょうど777円だった。
オカルトはあまり信じないタチだが、いつもは捨てるレシートをしっかり財布に入れパチ屋へ向かった。
肝心の台選び。
ヘルゾーンを狙いたいところだが、あまり回っておらずどれも100G前後で捨ててある。
だがどうしてもアナゴを回したい。
前日最終ゲームの深そうな当たり0の台に着席した。
遊戯を開始して投資6kにて、プルートステージへ移行する。
何もチャンス役を引いていなかった為、ガセか、はたまた高設定の謎当たりか、胸が高鳴る瞬間だ。
ここで見事にジャッジメントに突入し、安定のお犬様で70GのATを獲得する。
最初のATで獲得したコインは200枚強だったが、そこからも安定して初当たりを引き、裏ストックによるループも始まった。
久しぶりの箱詰めにウキウキしていたAT中。
突如そいつはやってきた。
ブチューン…
この時をどれほど待ちわびたことだろう。
こいつに出会えるのは何か月ぶりだろう。
左を押してください、中を押してください、右を押してください…
一文字一文字をかみしめながら、しっかりと確実にリールを停止させ、天への階段を駆け上がっていく。
ハーデス様が「おかえり」と出迎えてくれるかのような気持ちだった。
心の中で「ただいま」と返事をしながら、液晶を心に焼き付ける。
何故だろう。
久しぶりの再会があまりにも嬉しすぎたせいか、うつむき軽く涙が溢れそうになる。
とある閉店15分前の悲劇。
今じゃないんだよ。
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