[2]ヘビィ・メダル・バンチョー [ 2015/11/29 ] |
すっかり臆病になっていた私は、一旦気持ちを切り替えようとスマホを起動。
すると、水曜丸氏の第5回記事が飛び込んできた。
キャプテン翼か、懐かしいな。
幼少期の思い出に現実逃避していると、翼君が私の心に語り掛けてきた。
「男爵君!パチスロはともだち、こわくないよ!」
―そうだった、恐れるあまり楽しむことを忘れていた。
あんなに好きだったパチスロじゃないか。
「パチスロはともだち」なんて、パチスロを打たない人からはもちろん、スロッターからも色々心配されそうな発言だが気にしてはいけない。
あと、翼君は絶対そんなこと言わない。
私のパチスロデビューを飾った『GOGOジャグラーV』。
スイカも見えなかったくせに初打ちでラオウ昇天させた『北斗の拳』。
打ち時ヤメ時を考えやすい仕様が好きだった『主役は銭形』。
初万枚を出した『アラジンUエボリューション』。
美しい筐体と怪しい挙動で魅了してくれた『いみそーれ』。
5号機を打つ希望となった『スカイラブ』。
甘めの機械割と画期的なシステムの『勝負師 哲也』。
クールな演出にしびれた『ハードボイルド グリフォンの幻影』。
演出とシステムの完成度が抜群に高い『悪魔城ドラキュラ』。
私とパチスロの長い付き合いが思い出される。
あの頃はもっと楽しんでいた、そうだ、恐れることはない。
純粋な気持ちで立ち向かえば結果は自ずとついてくるんだ。
台に向き直り構える。
BBのどこかであたってくれ!!
ヴォ―!
来た!パンダだ!
「いけェ!ドライブプッシュだぁ!!」
だんしゃく くん むだなうごきをくわえてのぎゃくおしだー!
/ウァ―!\
だんしゃく くん ふっとばされた!
だめじゃねぇか!
そりゃ雑コラ画像も作成するわ!
そしてオフィス街を歩き始める轟氏。
顔面ブルーレジェンドと化した私の財布には、もう小銭しか残っていなかった。
手持ちの100枚程度ではゾーンも回しきれない。
これがサラリーマン番長に潜む罠である。
私は白目をむいて椅子から転げ落ちた、ウァ―!
つ〔〔 BET 〕〕
まだまだァ―!
マシン男爵には復活演出付きだ、復活しても勝利確定ではないのが残念だが。
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