[3]スピーク・ライク・ア・ジャギ [ 2015/10/30 ] |
北斗のシマを出てバラエティコーナーを抜ける。
ジャギ 「今回の北斗はどうだぁ?」
男爵 「今日の展開はさておき、役物は不要だと思いますが、演出関係は丁寧だし、北斗カウンター消化でチャンスゾーンに入るシステムなんかは工夫されていると感じました。 通常時はコイン持ちが良くなったと同時に、レア役が重くなって間延びしがちな展開を我慢しなくてはいけない台です。 また打ちたいとは思いますが、今の印象は薄味になった北斗ってところでしょうか。」
ジャギ 「薄味か、最近はイチゴ味ってのもあるみたいだが。」
男爵 「あの世界観で新台出たら全ツッパします(真顔)」
それにしても、低設定だったのは承知の上だが、イマイチな展開、消化不良だった。
文句の一つでも言ってやりた…
男爵 「あれ、ジャギさん?」
ジャギ 「その耳が弟に似ている。」
/北斗の文句は俺に言え!\
ジャギ 「ウワッ ハハハ!! 強がるのも今のうちだ、おい! そこにすわれ!」
私の中のジャギ氏が、蒼天の拳2に座らせようとする。
男爵 「ちょっ、ジャギさんダメですよ。 回収日にバラエティコーナーの蒼天2を打つなんて。」
ジャギ 「なぜあきらめる必要がある。 今は悪魔がほほえむ時代なんだ!!」
男爵 「これを打ってほほえむのは店長だけですよ、そんなことしてたら金がたまらねぇんだ!」
この台の天井ループとチャンスのチャンスのチャンスを数回乗り越え、やっとスタートラインにつくという苦難の道のりを体験して悲しみを背負った私の表情に、さすがのジャギ氏も言葉をつまらせた。
ジャギ 「こ‥この非情さ…このすごみ昔の男爵ではないな…」
男爵 「はぁ…とりあえず帰る前にホールを一周してみましょうか。」
ホール全体の状況が良くなさそうなので、打てそうな台がなければそのまま帰るつもりで歩き始める。
ジャギ 「…ここんとこあまり景気のいい話がねぇな。」
男爵 「遊技人口も減少の一途ですしね。 4号機北斗時代のブームがすごすぎたってのもあるでしょうけど。」
ジャギ 「あん時はすごかったな。 原作人気も再燃しておれの外伝が作られたりもしたんだぜ。」
男爵 「設定発表は禁止されているけど、これぞ高設定って台をまた打ちたいものです。」
ジャギ 「この夕方にそんな台空いてるわけ…」
男爵 「…(下皿確認)」
ジャギ 「…(頭上箱確認)」
ジャギ 「フフフ…やっとあらわれおったか…こんな台が来るのをどれほどまったことか!!」
男爵 「ヒャッハー! 高設定だぁー!」
私も諸兄と同じくHANABIが大好きだ。
ボーナスを重ねて出玉を得るという、パチスロの原点といえる面白さ。
シンプルながら確かな期待感が持てる演出。
リーチ目の美しさと喜び。
高揚感あふれるBGM。
シマ単位での導入があるホールでは、高設定を設置頻度も高いように感じる。
私はオーソドックスなハサミ押し派、トリテンハズレは至高。
ジャギ 「ぬあんだあ、その出目は!」
男爵 「特殊役の中段チェリー、BIG確定だぁー!」
男爵 「ヒャァ! 一枚掛け逆ビタで特殊BGMを聴くぜぇ!」
途中500G程度のハマりはあったが、その時点で高設定を確信していたので閉店まで回し続けた。
今回は運よく高設定濃厚のHANABIを掴んで快勝。
ジャギ 「今日はツイてたな。 3日前みんなのジャグラーの合算1/115の台に座ったら、そのまま800Gハマったおまえにしちゃ上出来だ」
男爵 「はっ!! い…いでぇ!! 心の秘孔『心鋭孔(トラウマ)』を!!」
ジャギ 「突いてねぇよ。 そういえば、最初に今日はAT機で勝負とか言ってなかったか?」
男爵 「勝てばいいんだ、何打とうが勝ちのこりゃあ!!」
ジャギ 「それはおれのセリフだ。 おまえ、途中から完全にモヒカンになってたじゃねぇか。」
男爵 「はなびぃ!」
以上、北斗会話撃、いや茶番劇である。
実際の稼働は大部分がHANABIであり、北斗はあまり関係ない気がするが、勝てばいいんだ、何打とうが。(以下略)
HANABIで快勝し、モヒカンばりのテンションになった紳士な私の思い出である。
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