[3]ビタのパチスロ昔話〜ノリ打ち編【前編】〜 [ 2015/11/7 ] |
それから数日後。
H店には朝イチから並ぶOと私の姿が。
開店待ち時に私からOに提案しました。
私 「俺が来たから、モーニング取れる確率少なくなったやろ? だから俺が1000円分のコイン借りて半分お前にあげるワ、共有OKやねんから大丈夫やんな!?」
この提案にOはビックリした顔をし、
O 「おぉ〜なるほど!! じゃぁ勝ち分は折半にしよか? 次は俺が1000円出すし。」
私 「オッケ〜!!」
こうしてOと私の『ノリ打ち』が始まりました。
私は5台目の台でモーニングをGET。
急いで消化後、そのコインを持って次の朝イチ台へ移動。
Oは3台目でGET。
同じく持ちコインでの移動で、次なる朝イチ台へ。
その日は共に2台のモーニング台を獲得。
投資は2人合わせて1000円。
獲得枚数は1400枚。
一人あたり10000円弱の勝利となりました。
勝ち金事体は羽根モノを打っていた時に毛が生えた様なものですが、効率面では桁違い。
打てる台を探す必要は無く、出来るだけ多くの朝イチ台を1Gのみ回すだけ。
稼働時間も3〜40分程で済んだのです。
ですが、問題はこの後。
ここで帰れる人間は、正真正銘の勝ち組。
Oも私もここで帰れるワケがありません。
時間はまだ午前11時少し前。
Oはいつもこの後、色んな台をテキトーに打ち最終的には負けて帰るとの事。
Oは私に向かいこう言いました。
O 「羽根モノ打てへん? ビタは羽根モノの釘やったら読めるんやろ?」
私 「この店で? この店はちょっと無理かな。」
O 「そうなんや、じゃあ釘が読める店行こか!!」
私 「この時間から行ってもたぶん空いてないで。」
O 「まぁ、行くだけ行ってみよや、時間もあるし。」
と、他の店へ向かいます。
その後、私のテリトリーを全て回ったのですが、やはり打てる台には巡り会えず。
テキトーな台をテキトーに打ち、その日のトータルは2人共マイナスで終わりました。
その次の休日。
その日のH店は新台入れ替えの為、午後6時開店。
Oと私は再びH店のモーニング狙いに。(←夕方なのでイブニング?)
さすがにボッタ店とは言え、その日ばかりはいつもより多くの人が集まっていました。
その開店待ち時の会話でOがこう言出しました。
O 「今日は俺が1000円出すから。」
これは、前回約束していた事。
私 「お〜、そうやったな。 今日は他に打ちに行かんと飲みに行こか? 時間もちょうどいいし。」
O 「そうやな。」
そうこうしている間に開店の時間となりました。
この日は私が1台、Oが3台のモーニングをGET。
私達が換金を終え、勝ち金を分配している所、見た目少し怖そうな一人の男性に声を掛けられました。
歳は私達より一回りくらい上でしょうか。
私達はビビリまくり。
換金所は狭い通路の奥にあり、逃げるに逃げられない場所。
すると、男性は私達を睨みこう言いました。
「おい! お前ら……。」
こうして、私とその男性は、運命的な出会いを果たしたのです。(←またもや大袈裟)
今回はここまでとさせて頂きます。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
【次回予告】
独自のハウスルールを利用し、必勝とも思われるモーニング狙いをしていたOとビタ。
順調に勝ちを収めた2人に声を掛ける強面の男。
果たしてこの男の目的は…?
そして、ビタとその男との運命的な出会いとは?
さらに、我々がしでかした(かもしれない)大変な事とは一体?
次回、『ビタのパチスロ昔話〜ノリ打ち編【後編】〜』
どうぞお楽しみに。
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