パチンコ屋。
それは様々な人たちがひしめきあうワンダーランド。
・・・・・ってのは言いすぎですが、客にしても店員にしても、結構変わった人が多いように思えます。
あ、もちろん良い意味でですよっ!
個性的ってことです。
僕も今年でスロ歴9年目に突入しました。
そんなに経ったのか・・・・
今あらためて計算してみてびっくりです。
んで、これだけパチ屋に通い続けていると、それこそ数え切れないほどの変わった出来事・笑える出来事に出会うものです。
それも「
もういいよッ!」ってくらい多くの出来事に。
ってことで、1回じゃとても書ききれないと判断したため、Part1としたわけです。
では早速、その事件たちを紹介していきます。
完全ノンフィクションドラマ、スタートッ!
@豹変男事件
これは、数年前に僕が神奈川県の某ホールでアルバイトしていた時の話です。
普段はスロットフロア担当なのですが、その日はたまたまパチンコフロアの担当。
いつもどおり、ホール作業をたんたんとこなしていると、
「ガンッ!!!」
というデカイ音が不意に聞こえてきました。
まあ、これはいつものこと。
出ない台をガンガン叩いている客がいるのです。
しかし、今回のそれはちょっと違っていました。
異様にしつこいのです。
1分に1回くらいのハイペースで台をガンガン殴っており、そのペースは一向に落ちません。
そしてついに、
「オイ! ちょっと店長呼べよ!!」
というセリフが出てきました。
かなりブチ切れてます。
客から呼べと言われたからにはとりあえず呼ぶしかありませんので、マイクで店長を呼び出しました。
ここで、
僕を交えた3者面談が開催されてしまうハメに。 つーかなんで俺も入ってんだ!?
客 「どうなってんだよこの店!? 見え見えの遠隔なんかしてんじゃねえぞッ!!」
店長 「いえいえ、遠隔なんて一切していません。 運が悪いと出続けないこともありますので・・・・」
客 「嘘つけよ!! こんなに出ねえわけねえだろッ!!」
店長 「なにぶん機械ですので・・・・ しばらく出ないこともよくあるんですよ。」
こんなやりとりが15分くらい延々と繰り広げられました。
なんとなく抜けるタイミングを失い、そのままそこに居るハメになった僕・・・・・
しかしここで、ついに客の怒りが頂点を迎えました。
大声で「
ふざけんなぁッ!」と叫び、近くにあった自動ドアを思いっきり蹴飛ばしたのです! すると・・・・・
「
ピシーン!!」
ヒビ入りました。。。 しかも
かなり派手に。。。
ま、当然そうなりますよね。 大人の力で思いっきしガラスを蹴飛ばせば当たり前の結果です。
そして、それを見たその客の第一声。
「
あ・・・・ す、済みません。」
ここで彼の心が折れてしまったようです。
謝ってしまったが最後、ガンガン店長につけ込まれます。
店長 「あーあ、エラいことしてくれたね。 どうすんのコレ?」
客 「す、済みません、悪気はなかったんです・・・」
店長 「ここまできたらそういう問題じゃないよね?
とりあえず弁償だから。」
客 「
そ、そんなぁ・・・・」
結局彼は、多大なるパチンコでの負債額に加え、さらにン万円の弁償を余儀なくされたわけです。
さすがに同情の余地はありませんね。
ガラスにヒビ入ったくらいでひるむということは、明らかに本気でキレているわけではないということです。
ゴネまくって、あわよくば負けた金を返してもらおうとでも思っていたのでしょう。
考え甘すぎ!
それにしても・・・・・ 大人なんだからちょっと出ないくらいでイチイチ店長呼ぶなよ・・・・
そんなことでいちいち呼ばれてたら、
毎日店長大忙しだよ・・・・
Aアホ女事件
その日は友人と二人で、某等価交換店にアステカを打ちに行きました。
激アマ機種と言われていたアステカですが、出た当初はほとんど見向きのされない不人気機種だったので、なんなくイベント台のアステカを奪取することができ、二人とも順調にボーナスを重ねていきました。
そして夕方、二人とも高設定っぽい出方をしていたのですが、そろそろアルコールタイムに入ろうかということで意見が一致し、そこそこ浮いているうちにヤメようということになりました。
連れはまだCT中だったので、まず僕だけコインを流して換金してしまうことに。
「結構勝てたなぁ♪」
と、ホクホク顔でカウンターのお姉ちゃんから景品を受け取り、換金所へと向かいました。
換金を済まし、再び連れのところへ戻った後なんとなく換金した金を数えてみると・・・・・・
た、足りない!
出した枚数と換金額が明らかに食い違っています。
「やられた・・・・・」
本来、換金所で金を受け取った時点で確認するべきなのですが、今だかつて換金額を間違えられたことがなかったので油断してたんですよ。
こうなってしまっては後の祭り。
今更文句を言ったところでどうにもなりません。 ここは仕方なく諦めることにしました。
連れのCTも終わり、ようやく待望のアルコールタイムを迎えることに。
早速コインを流し、景品カウンターへと向かい景品を受け取りますが・・・・
ここでふと、さっきの換金額違いのことを思い出し、軽くチェックしてみると・・・・
違ってます! 流したコインと景品との数が合いません!
「コイツか・・・ ここで間違ってたのか・・・・」
すかさず僕が口をはさみます。
僕 「これ、景品の数間違ってますよ。 ここって等価ですよね?」
姉ちゃん 「
え? 等価ですけど・・・ 間違ってる??」
僕 「見ればわかるでしょ? ていうか、さっき俺が景品受け取った時も間違ってたんだよね。」
姉ちゃん 「
うっそ〜!! ほんとにぃ〜?? 嘘だぁ〜。」
僕 「嘘じゃないって! 現に今も間違えてるじゃん。 これだと6枚交換の時の景品の数だよ!?」
姉ちゃん 「
うっそ〜!! 嘘だぁ〜!!」
僕 「・・・・・・・・・」
話にならねぇ。
ていうかね、別に金のことはもういいんですよ。
確認しなかった僕も悪いんですから。
でも、なぜコイツは「すいません」の一言が言えないのかと。
なんて豪快なねーちゃんだ・・・・・・
店長を呼び事情を説明すると、その場で景品数の間違いを正してくれましたが、このねーちゃんへのお叱りはなし。
それどころか、
若干イチャイチャしてるようにも見えたのですが・・・・
店長 「(ニヤケ顔で)もう〜 ダメだよぉ〜 ちゃんと確認しなきゃぁ〜」
姉ちゃん 「えぇ〜 だってあたし、
こういうの苦手なんだもん〜」
だったら景品カウンターにいるなッッ!!! 店長もそんなヤツ使うなッッ!!!
そしてその後も、しばらくこのイチャイチャが続いていました・・・・
ちなみにこの店、この事件から半年後に
めでたく営業を終了しました。
B無茶を言うにもほどがある事件
僕がサンダーVでしこたまヤラている時に、その事件が起こってしまいました。
BIG中のハズレ率から、恐らく高設定だろうと思いブン回していたのですが、当たれども当たれどもバケばっか。
「いい加減にしてくれ・・・」
などと思いながら打っていると、どうやら隣りの
土佐犬みたいな顔したおばちゃんにボーナスが入った模様。
いいなぁ、と羨ましく思いながらもひたすら自分の台を回していると、
「ねぇ、押してもらえる?」
と話しかけてきました。
結構打ちなれてる感じだったので、目押しくらいできるのかなぁ、と放っておいたのですが、どうやら揃えられないようです。
もちろん、「いいですよ。」と答え、揃えようと思ったのですが・・・
すでに
左には7が下段に停止しており、しかも
残りコインがなんとゼロ。
でもこのときはまだ、あまり深くは考えていませんでした。
左リールに7しか止まっていない以上、とりあえずBIGを狙うしかないので狙ってみると、ズルっとすべってREG確定。
すると驚くことにこの土佐犬、
微動だにしないんですけど・・・・
ここではじめて「
あ、この人ウザ系?」と気づきました・・・
そう、入れようとしないんですよ、1000円札を。
残りコインゼロなわけですから、追加投資しなければ僕のコインを使うことになります。
別にね、コインの1枚や2枚使うくらいどうでもいいんですよ。
でも、残りコインゼロで目押しを頼んでくるのって確信犯じゃないですか!?
「
これで揃わなかったらアンタのコイン使いなさいよ!」って態度がアリアリじゃないですか!?
ここでオメオメと自分のコインを使うのはなんか悔しいので、
「あの、コインないですよ?」
と声をかけてみました。
するとこの土佐犬、「え?」という表情を浮かべながらこう答えやがりました。
「だって、アナタが目押し失敗したのよね?
私が押してたら揃ったかもしれないじゃない?」
カッチィ〜〜ン・・・・ む、むかつく・・・・・・
だったら自分で押せよ・・・・・
「 あのねおばちゃん、7が揃うかBARが揃うかはすでに内部で決まってんの。
この場合だとBARしか揃わないんだよ。
つまり、既に下段に7が止まってたあの状況からだと、誰が押そうと揃えられなかったの! わかる?」
イラついてる感をバリバリ発揮しながら、まくしたてるように一気に説明すると、いまいちよくわかってなさそうな表情で1000円札を投入する土佐犬。
そして、再び「押して」的な感じのゼスチャーをしてきました。
僕としてはこれ以上コイツに関わりたくなかったのですが、あとはREG揃えるだけなので、1枚掛けでサッサと揃えてしまうことに。
しかし・・・・・・ 懲りずにまたまた絡んできます・・・・・
土佐犬 「
あれ? 私、7で揃えて欲しかったのに。」
僕 「・・・・・・・・・・・・」
やっぱわかってなかったのか・・・・・・
ここでさすがに限界を向かえ、無言で頭上のコールボタンをプッシュ。
店員さんにすべてを託すことに。
これでようやく解放されることができました。
まあ、店員さんの説明を受けてる時も、
「
私はただ7で揃えて欲しかっただけなのよッ!!」
という、
イクラちゃん級の聞き分けのなさを発揮していましたが・・・・
以上、「パチ屋での珍事件 Part1」はこんな感じです。
AとBなんかは、その当時は結構ムカついたものですが、今となってはいい思い出ですね。
まだまだ逸話はあるのですが、全部書いていると
本を出版できるくらいの量になってしまうので、とりあえずはこのへんで。
このシリーズは、これからPart2、Part3と続けていきたいと思ってます。
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