もうこれで何度目になるだろう、禁煙。
一度だけ1年半もの間禁煙することに成功しましたが、それ以来全然ダメ。
つーか、そこまでやめたんならわざわざまた吸い出すなっつー話ですわ。
あんなマズいもんに手を出さなきゃよかった・・・・・・・・
昔の俺をとっ捕まえて説教してやりたい。
あれは、忘れもしない15歳の夏の夜、「男4人での海で恋話」というシチュエーションで、さらに一人がうまそうにプカプカやってやがる状況。
「一本くれよ」となるのはやむを得ないことです。
当時、タバコこそが大人への階段の第一歩だという間違った認識を持っていた僕、見事に第一歩目から豪快に踏み外してしまいました。
トドメとしては、海での色恋の話ですね。
こりゃしょうがないですって。
誰かが、
「俺、A子にコクられたことあんだよ、実は。」
と言えば、
「マジで!? 1本吸わなきゃやってらんねぇよ! シュボッ」
さらに、
「これは秘密だけどさ、B男とC美がデキてるらしいぜ・・・・・」
なんて話を聞けば、
「ッざけんなよ!! 俺すげぇ狙ってたのに!! 1本くれよ!! シュボッ」
そんな感じで、(一人を除き)みんな初めて吸うタバコを必死にむせ返りながら頑張ったもんでした。
そして、調子乗りすぎて何本も吸ったせいか、ものの見事に気持ちが悪くなりみんなで仲良く海に向かってリバースしたもんでした。
まだ肺がタバコに慣れていない時に、連投でショートホープかませば誰だってこうなりますって・・・・・・・・
第三者から見れば、あれはかなりイタい一団に見えたことでしょう。
揃いも揃って何やってんだ、と・・・・・
そこから始まったタバコとの腐れ縁。
禁煙セラピー片手に、今度こそ完全にヤメてやるという堅い決意で禁煙に望みます。
でも、「百害あって一利なし」と酷評されるタバコですが、よくよく考えるとそうでもないんですよねぇ。
少なからず利点もあるんじゃないかと。
まず、迂闊に気まずいヤツとばったり出会ってしまった時。
この時って、タバコはかなり役に立つアイテムだと思いません?
例えば前日の会社の飲み会で、酔っ払った勢いもあり、気になるあの子と二人きりになった時についつい
「お前って、俺が昔すげぇ惚れてたヤツにそっくりなんだよなぁ。」
という、
「あわよくば」的なラッキーシュートを狙うも、見事に無反応を決め込まれ、以後「
ちょっとしたフラれた感」が漂うやるせない空気を喰らってしまうこともあるでしょう。
さらに翌日の朝、そんなヤツと偶然会社へと向かう道で出会ってしまった時、タバコはこの上なく頼りになるアイテムとなるわけです。
シュボッ とやってる間に、何を喋って間を潰そうか考える時間が稼げますからね、ごく自然に。
ま、とはいっても
2秒くらいですが。
もっと時間を稼ぎたいって人は、
ライターで手こずったフリとかしながらうまいことやってください。
うまくいけば7秒くらい稼げる場合もありますから。
ちなみに、これが実体験に基づいた話だってことは内緒でお願いします。(←誰に?)
あと、今の話の応用で、「ちょっと勝負かける時」も使えると思う。
例えば、さっきのセリフもスラリと言ってしまったからこそ失敗したのかもしれない。
もしあのセリフを、
「お前って、(チン シュボッ ジジジッ フーー) 俺が昔すげぇ惚れてたヤツにそっくりなんだよなぁ。」
これくらい溜めれば、
何かの間違いでグラっとさせることができるかも・・・・・・・・ッ!?
というか、ここまで書いてて気づいたけど、ヤメようっつってる時に利点なんぞ探すのはどうなんだろ。
まるで別れた彼女との良かった思い出を探すのと同じくらい無意味だ・・・・・・・
お!? 我ながらいい例えじゃないか!?!?
だからどうした?って感じですね。わかってるって。
結局何が言いたかったかっていうと、「俺はタバコやめるからよろしく!」ってこと。
1行で済むことをダラダラと引っ張る。
それが笑文録。。。
どうぞよろしく。
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