日本人は、むやみやたらに他人と目が合うのを嫌う民族。
稀に例外もいるが、ほとんどの人に当てはまるはず。
ご多分にもれず、俺もガッツリ苦手だ。
そんな中、、、、
俺がよく行くコンビニで、やたらと目を見つめてくるおじさん店員がいる。
しかも柔らかい笑顔付きで。
不快というか気まずいというか・・・・・
間違っても気分の良いものではない。
これがおじさん店員ではなく、綺麗な女性だったりしたならば、
「やっべ! あの子、もしかしてイケるんじゃ・・・・
いや、早まるな俺。 そうとは限らない。
たまに、手当たり次第に目を見つめ、その気にさせる小悪魔ガールも存在するんだ!
でも・・・・・ もしかしたら・・・・・?」
こんな感じで、心がウキウキすること数十分。
なんら問題はない。
しかし現実問題、アツい視線を送ってくるのは、50も越えたであろうモーホー感漂うオジサマ。
この方に見つめられたところで、
「ふ、ふざけんなよッ・・・・ む、無理だぜッ・・・・ 無理だからなッ・・・・・
いや、早まるな俺。 単に店員として『お客の目をみて接客』がポリシーなだけかも・・・・
でも・・・・・ その割には声色も若干怪しい・・・・・・
というか、お釣り渡す時のあの手の添え方は異常だろ・・・・・・」
こんな感じで、膝がガクガクすること数十分。
問題ありすぎだ。
こんな有様なので、当然買うものにもやや注意を払わなければならない。
だって、迂闊にトランクスなんぞ買おうものなら、
「アラ、こんなところで買わなくても、アタシが買ってきてあげるのに♪(←※注:オッサン)」
という熱視線付きの心の声が聞こえてきそうだ。
さらに、ビールと柿の種なんぞ買おうものなら、
「アラ、こんなものをつまみにお酒飲む気?
だったらアタシが作ってあげるのに!
なんなら、アタシごと食べてくれても・・・♪(←※注:しつこいようだが紛れもなくオッサン)」
という、破防法ギリギリの超危険思想を発生させてしまいそうだ。
俺にとっては、ある意味最強の破壊活動。
「俺」という人格を破壊する為のね。
・・・・・と、妄想を膨らましてみただけで一ネタできた。
実際どうなのかは不明だけども、あの無駄なスキンシップの多さにはやや辟易気味。
お釣りとレシートは一緒に渡して欲しいぜ。。。
毎度毎度、右手でお釣り、左手でレシートを持ち、なぜか二度に渡ってマイハンドにソフトタッチ。
アーンド柔らかい笑顔。
この世で一番不要なオプションだ。
早いこと辞めてくんないかな、と願っていたのだが、なんと最近になって実はそのオッサンが店長だったという致命的な事実が発覚。。。
願い、届かず・・・・・・・・・・・
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