落語に「抜け雀」という演目がある。 ある絵師が宿に泊まるのだが、支払いのときに文無しであることが発覚する。 「支払いのカタに」と白地のついたてに雀を5羽書いていった。 「名もない絵師に雀を書かれても・・・」と宿主もがっかりしていたが、絵を描かれた翌朝にビックリ。 雀が絵から外に飛び出し、餌をついばみ始めたのだ。 そんな噂を聞きつけ、いろいろなところからその宿に、いろいろな客が抜け出た雀を見に集まるようになったというお話…。 最初に「連打!」開催を聞いたときに頭に浮かんだのが、そんなイメージ。 「抜け雀っぽいなぁ」と。 業界的に、ホールが主体となりイベントをすることが禁止され、集客することに苦慮することになった。 イベントは「(著名人)来店イベント」に集約され、業界的に露出の高い有名ライターや芸能人を呼び、イベントを開催するようになる。 そういうイベントは「ホールが主体」にて行うため、呼び寄せた著名人に高額なギャランティが発生する。 ゆえにホールは出費がかさみ、集まった客への「還元」にお金をかけることができなくなった。 そして、イベントに期待しなくなったエンドユーザーは、ホールに足を向けなくなった。 だからこその遊技人口減少。 だからこそのホール減少。 業界的には「イベント禁止」という規制で、大きなバッドスパイラルに陥った。 そこで飛び出したのが、「エンドユーザーが勝手に集まればいいのではないか?」という逆転の発想。 それが、「連打!」だ。 「抜け雀」で言うところの、 「白地のついたて」=「立ち回り講座」 「雀を書いた絵師」=「専属ライター・花火」 である。 ゆえに、サイトではクランキー氏と花火氏が2トップになるのだ。 クランキー氏はサイトを10年以上かけて立ち回り講座に「集客力」をつけた。 何を書かれても恥じないついたてを作った。 花火氏は「ミスターバイタリティ」とも称せるキャラクターから週一連載をやり遂げ、さらには自身の仕事の人脈から協力いただけるホールを選定し、「連打!」の原案を作り上げた。 ついたてに雀を描いてみせた。 さて、では本当にその「描かれた雀」は絵から飛び出してみせたであろうか? 結果は、「連打!リアルタイム更新の軌跡」にて確かめていただきたい。 たくさんの人が集まり、たくさんの人が満足感を持って帰路についたのではないかと思っている。 出玉面だけではなく、「オフ会」というもののあり方に。 個人的なことで恐縮ではあるが、わたしは「メシマズ」という風習が嫌いだ。 「人の不幸は蜜の味」ということは確かによく言われることだが、逆に当サイトにおいては、勝った話が「ホールに行く」という事の一助になりはしないかと思うのだ。 誰かが勝った話を聞くことで、 「俺も出してみたい」 「私もホールに行こうかしら?」 「へぇ、そんなにあの台面白いんだ? それじゃあ、打ってみようかな?」 とか、そういう風に思えることがあるのではなかろうか? 今日初めて顔を知ったもの同士が「連打!」参加で意気投合し、他人の引いたレア演出を喜び、他人の引いた「リーチ目」に歓喜の声を上げる。 そこには、他人の不幸を蜜の味と思う人はいなかったと思う。 諸般の事情から顔出しこそできなかったが、「ハーデス」で左角「フリーズGOD」からの、左角2が「天空の扉」で「GOD」を引いた後の、角3の方が「GOD」を引いた時のあの歓喜の顔。 (リアルタイム更新でチラっとガッツポーズが見える) 皆で喜ぶあの空気は、普通の「来店イベント」で味わえるものではないだろう。 少なくともわたしは、GODを引いたその3人の名前を今でも知らない。 だがあの時の嬉しさは、ひとりでホールに行き翌日に友達や会社の同僚に「フリーズ引いた」や「○○枚出た!」と伝えるのとは違う喜びがあった。 「みんなで集まって打とう!」という連帯感が、他の来店イベントとは一線を画す「連打!」にはある。 「ホール側」に立ったイベントではなく、「エンドユーザー側」に立ったイベントであるという事が、連打!の醍醐味だ。 プラスアルファで言えば、顔出しをしていない花火氏や他のライターに会えるというレア感もまた、「連打!」に参加することの楽しみ方だ。 わたしなど、サイトにおいてまだ名前が出ただけの生まれたてほやほやの新人ライターだ。 その存在さえ知らない人の方がほとんどだ。 それでも、「今日はありがとうございました。」や「参加して楽しかったです。」などとぽつぽつ声をかけていただいた。 今後もきっと、連打!開催のたびに起きるのだろうと思われるこういう触れ合いも含めて、連打!が継続していくモチベーションになるのではないだろうか? もちろん、サイト関係者だけの努力でここまでできたわけではない。 今回の開催地「ジパング荒巻店」さんの協力もたぶんに大きい。 「ホールでのオフ会」というものの開催に協力いただき、「リアルタイム更新」でも触れられていたことだが、当日は完全に「真っ赤っか」だったのではないだろうか? INやOUTなどの数字の方はおそらく花火氏がコラムでお伝えするでしょうから、そちらに任すとして。 わたしとして伝えなくてはならないのは、今回のオフ会に協力できるという「気概」にある。 ホール規模からすれば、「中小ホール」の「小の方」かと思われる「ジパング」さんが、その名に恥じぬ「黄金の国」感を演出してくれた。 いまやイベントは禁止されている以上、出玉で魅せるという事がいかに大事であるかという事を改めて教えてくれた。 こういう事ができるのは、ホールに「経営」や「営業」だけではない、「遊技」を楽しませるという「気持ち」があるという事だと思う。 今回のオフ会があるからやってくれた面もあると思うが、それでもこれをきっかけに「ジパング荒巻店はアツい!」と思う人が増えてくれればいいと思う。 完全に推測の域は出ないが、おそらくジパング荒巻店さんは普段の営業でも「今日はアレをだそうかな?」や「アレに客をつけたいな」など考えて、パチスロに設定を入れているのではないか。 新台に必要以上に飛びつかず、灰皿だっていまや循環式の回収システムを使っているホールが多い中、筐体についているやつをそのまま利用している。 細かいことかもしれないが、そういう経費も抑えながらやっているホールもあるのだと目の当たりにできた。 低貸しも含め、パチスロ全台埋まったとしても130台そこそこのホールが、装飾や設備にお金をかけずに出玉に還元できるように営業しているという事をたくさんの人に知ってもらい、またここに足を向けてくれたらと思う。 さて。 こうして連打!は第一歩を踏み出した。 おそらく、クランキー氏や花火氏をはじめ、改善点や反省点はあるのだろうが、とりあえず今はその第1歩を祝したい。 今回は連載前という事もあり、わたしは「半分運営側・半分エンドユーザー側」というスタンスで参加させていただいたが、今後参加するときはガッツリ運営側だ。 今後の開催地上、花火氏が参加できない時もあるだろうと思うともうお腹が痛くなってくるが、そんな甘いことも言っていられない。 もう、ついたてに雀は書かれてしまったのだから。 冒頭の「抜け雀」。 要は、絵師が魂を込めて書いた絵=雀だったから、絵から飛び出したのだという話なのだが、実のところ「宿屋に集客できてよかったね」という話で終わりではない。 のちにその雀を見に来たひとりの客が「止まり木がないこの絵の雀は疲れ果てそのうち死んでしまうぞ」といい、「死なせたくなくば、止まり木を書いてやる」といい、止まり木を書いた結果、価値が上がる。 オチに向かうにはまだ先があるので、もし興味を持った方は是非一度「抜け雀」を聞いていただきたい。 いつかの「連打!」開催で、わたしが演目を披露する会があっても結構だ。(←嘘です。) 最後に、何が言いたいかというと、 ついたて=立ち回り講座 絵師=花火 であれば、 描かれた雀=まつげ・トーテムポール・二見りょう・わたくし春川亭三七 であり、連打!開催を盛り上げるべきライター陣だ。 そして、 止まり木=協力ホール様 雀を見に来る宿客=当サイトユーザー様 となるわけだ。 全部がそろわなければ、抜け雀は成立しない。 今後ともわたくしも含め、当サイトをご愛顧いただければと思います。 といったところでお時間です。 ご拝読ありがとうございました。 ホールオフ会「連打!」メニューへ
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