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ゴーストスロッター 第73話



■ 第73話 ■

「・・・・・・・待てよ!」

立ち去ろうとする鴻上を思わず呼び止める優司。

「なんだよ?
  もう用はねぇんだろ?」

「・・・・・・・・・わかったよ。
  勝負すればいいんだろ?
  受けるよ、受けてやるよ!
  ただし、俺が負けたら、ちゃんと飯島と別れろよ!
  それが絶対の条件だ。」

「へぇ・・・・・ やっぱ受けるんだ。
  まあ、そりゃそうだよな。
  スロにしか生きがいを見出せないようなクズ人間を、最後まで心配してくれてた女だもんなぁ?」

「うるさい・・・・ 余計なこと言うなよな・・・・
  勝負するって言ってんだから、もう無駄口はいいだろ。」

「はいはい、わかりましたよ。
  ま、勝負するってんならこれ以上イジめてもしょうがねぇな。」

「ッッ・・・・・・・」

「じゃあ、勝負は3日後な。
  賭け金は、いつものお前の相場通り30万。
  勝負ホールはT駅西口にある『ジュピター』。
  分かってんだろうけど、当日は、俺に打つ台をこっそり教えてくれよな。 設定6の台を。
  で、お前は低設定台を選んで座る、と。
  これで無事俺の勝利ってわけだ。」

「・・・・・・・わかったよ・・・・・・・」

「悪いなぁ。
  俺にはどこにどんな設定の台が置かれるかなんてわからないもんでさ。 ヘヘ!」

「・・・・・・・・・・」

「安心しろって。
  お前がちゃんと負けたら、俺もしっかりと約束を守って由香と別れてやる。」

「当然だろ。」

「へっ・・・・ まあいいや。
  とりあえずメアド教えといてくれよ。
  細かいことは後々メールで連絡すっから。
  あと、一応電話番号もな。」

仕方なく、言われるままに自分の携帯を取り出し、鴻上に自分のメアドと携帯の番号を見せる優司。
鴻上は、提示されたメアドと携帯番号を自分の携帯に入力した。

「オッケー。
  じゃあ、明日にでも細かい連絡事項を送っとくから。
  予め言っとくけどよ、間違っても日高とか真鍋とかにこのことをチクんなよ?
  そんなことすりゃ、それでこの話はなかったことになるからな?
  当然、飯島の身の保障もなくなるもんだと思っとけよ?
  ちゃんと約束を守れば、飯島は解放されるんだからな。」

「ああ、わかってるよ。」

「でも、ちゃんと勝負現場には連れてくるんだぜ?
  日高とか真鍋を。
  じゃないと証人がいないしよ。
  余計なことは言わず、ただ『勝負するから見届けてくれ』とでも言っときゃいいよ。
  それ以上は何も言わなくていいからな。」

「・・・・・・・・・・・」

「よし、これで話はまとまった。 それじゃな!」

そう言って、満面の笑みでその場を離れていく鴻上。
その姿を、ただただ苦々しく見送る優司。

「(くそっ・・・・・
  結局ヤツの思い通りかよ・・・・・
  これで本当に良かったのか俺は・・・・・?
  飯島の為に、今までやってきたことを全部フイにしちまっていいのか・・・・?
  それより何より、あんなクソ野郎の言いなりになってていいのかよ・・・・・)」


**************************************************************************


「やぁ、小島。 俺。」

「あ、夏目君ッスか?」

「ああ・・・・ 今、ちょっといいか?」

「ええ、大丈夫ッスけど・・・
  どうしたんスか?
  なんか声のトーンが・・・・?」

「・・・・・・・いや、ちょっといろいろあってさ。」

「え・・・・・・?」

鴻上が立ち去ってから10分ほどが経ち、優司はおもむろに小島の携帯に電話をした。
聞くのはもちろん、鴻上のことだった。

「あのさぁ、『街の情報通』みたいなお前にちょっと聞きたいことがあるんだけどさ。
  鴻上って男の名前、聞いたことある?」

「へっ? コウガミ・・・・・っすか?」

「うん。 もしかしたら小島なら知ってるかも、と思ってさ。」

「うーん・・・・・ さすがに名字だけいきなり聞いても・・・・・」

「あ、わるいわるい。
  下の名前が・・・・・ 確か『ケンジ』だったかな?
  んで、やたら女ったらし、みたいな。」

「ケンジ・・・・・ コウガミケンジ・・・・・・」

「(・・・・・・・さすがに、そうそううまいこと知ってるもんじゃないか・・・・・・)」

「・・・・・・・・あっっ!!」

「え??」

「わかったッス!
  鴻上健自ですよね!?
  そういえばちょこちょこと噂を聞いたことが・・・・」

「マジ!? やっぱすごいね小島は!!」

「でも・・・・・・
  その男、女ったらしっつーか、確かヒモみたいなヤツですよ?
  女を生活の道具としか見てないような人間だって聞いたような・・・・・」

「あ・・・・・・」

これで聞くことがなくなってしまった。

優司が一番聞きたかったのは、鴻上という男が、『自分のことを世話してくれている女に対し、
そんな簡単に手のひら返してヒドい目に遭わせるような男なのか?』ということなのだから。

もしあの脅しがハッタリならば、むざむざ負ける必要はない。
他に手段を考えることもできる。

しかし、小島の口ぶりからも、やはり鴻上の言っていたことは嘘ではなさそうだということがわかった。
そういうことを平気でやりかねない、ということが。

さらに小島が続ける。

「友達から聞いた話なんスけど、その友達の知り合いの女の子が、鴻上のヤツに大借金背負わされて、
  とんでもない目に遭ったんだとか・・・・」

「・・・・・・・」

『名の知れたクズ』だとわかり、余計落ち込んでしまった優司に対し、畳み掛けるように冷酷な事実を
告げてしまった小島。

しかし悪気はないため、これは仕方がないこと。

「あれ・・・・・?
  どうしたんスか?」

「小島・・・・・・
  この後なんか予定ある?
  出来たら軽く飲みたいんだけどさ・・・・」

「え・・・・・?
  あ、はい、別にいいッスけど・・・・・」

明らかに沈んだトーンの優司に、半ば圧倒されるような形で承諾する小島。

「よし、じゃあ1時間後に串丸でな。」

「あ、了解ッス。
  ・・・・・・ちなみに、日高さんとか真鍋さんは呼ばなくていいんスか・・・・?」

「ああ・・・・・・ 今日はいいや。」

「・・・・・・・・・・」

軽く気まずい空気が流れ、それに耐え切れなくなる優司。
じゃあ1時間後に、とだけ言い、そのまま電話を切ってしまった。

「(なんか・・・・・・ 良くないことの連続だな。
  日高達とはバツが悪い感じだし、ワケわかんないヤツから因縁つけられるし、挙句、飯島との
  再会がこんな形だなんて・・・・・・
  なんか悪いことでもしたんかな、俺・・・・・・
  バチでもあたってるのかな・・・・・・・・ )」
 

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