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読者ライター【ビタ】の記事19



50音から機種を検索


『すろすこ』 [ 2015/5/30 ]

私がネグラとしているのは某地方チェーン店
パチスロ6枚交換

皆様、毎度ありがとうございます、ビタでございます。


●ポイントラリー
会員様限定。
1BIGにつき1ポイント進呈。
100ポイント獲得で、お好きな機種をお好きな設定で。

●バースデーシート
会員様限定。
誕生日にお好きな機種をお好きな設定で。
(一週間前に証明できる物を提示し予約)

●ゴールデンコイン
遊技台よりゴールドのコインが払い出された方はお好きな設定へ打ち替え。


等々、イベント告知規制前の4号機全盛時には、様々なイベントが行われていました。
先に挙げた3つのイベントは、当時私が参加した一部です。


しかし…。


●100ポイント獲得 → 遠すぎて20ポイントくらいで諦める(面倒くさがりなもので…)

●バースデーシート → 誕生日は必ず平日(リーマンスロッターにつき夜からしか打てない)

●ゴールデンコイン → そもそも存在自体が怪しい

はい、どれ一つ恩恵を受けていません。

「もし、好きな設定を打てるとしたら、もちろん6しか無いな!」とか。
「6ならどの機種を打つかな?」とか。
考えるだけはしていました(笑)。

そこで、こんなイベントがあったら、私も設定6を一日打てる権利が貰えたのではないか?と、言う架空のお話です。

 


時は爆裂4号機全盛の頃。
空前のパチスロブームの真っただ中の事です。
どの店舗も顧客確保の為に、あらゆるイベントを行っていました。

その中のとある地方都市にあるO店。

こちらのO店、普段の客付きも3〜5割。
定期的にイベントを行うものの、空き台多数。
設定状況も、他店と比べると高設定の比率が高いのですが、それでも集客できず。

その理由は、この店のオーナーにありました。

珍台や超マイナー台が大好きで、好奇心も超旺盛。
設置機種のほとんどが、雑誌でも見た事が無い様な台ばかり。
そんな台を見つけると、メーカーやゲーム性などは一切関係なく導入していました。

敏腕店長の助言で人気台も導入していたのですが、その台数は近隣店の半分以下。
他店にお客が流れるのは、当然の事でした。


ある日の閉店後、オーナーが同一機種のパチスロを2台持ち込んできました。

オーナー曰く「長年この業界で仕事をしているが、こんな台は見た事も聞いた事も無い。」との事。
電源を入れると何の問題も無く動き、新品同様でしたので、出来る事なら店に設置し、稼働させたいと言うのです。

しかし、ここで大きな問題が。

店に設置し、稼働させるとなると、この台が『検定』を通っているかどうか。

『検定』を通っているかどうかを調べるにも、製造メーカーはおろか、機種名事体も不明。

筐体もいたってシンプル。
パネルには何も描いて無いどころか、どこを見渡しても配当表すら見あたりません。

リールにも独特なデザインが採用されており、メーカー名や機種名を想像する事さえ出来なかったのです。

そこでオーナーが「誰かこの台の名前を知っている者はいないか?知っている者には特別ボーナスを出すぞ!」と全店員に言い渡しました。

しかし、そこはやはり珍台中の珍台。
何人かは数十G程プレイしてみるものの、誰一人機種名が分かる者はいませんでした。

すると、その光景を見ていた店長がオーナーに言いました。

店長 「オーナー、少し気付いた事があるのですが……。」

オーナー 「何だ?」

店長 「ここまでプレイしている様子を見ていたのですが、一度もリプレイがありません。」

オーナー 「……そう言えば。」

店長 「それと、BETボタンを見て下さい。」

オーナー 「BETボタン? これがどうした?」

店長 「このボタン、MAX BETじゃ無いですよね。」

オーナー 「……確かに。」

店長 「確か初めてMAX BETが搭載された機種が、3号機の『ミラクル』だったと思うのですが。」

オーナー 「……それが?」

店長 「ですので、この台は3号機以前の物では無いかと……。」

オーナー 「それって、つまり……。」

店長 「はい、『検定』を通っていたとしてもすでに切れていて、店での稼働は出来ないかと。」

オーナー 「本当か!?」

店長 「えぇ、おそらく。」

店員一同は「ホッ」と胸を撫で下ろしました。
訳の分からない台を導入し、これ以上客足が鈍るのを恐れていたからです。

しかし、その事実が逆に珍台&超マイナー台マニアのオーナーの好奇心に火を付けてしまったのです。

オーナー 「よし分かった! 店での稼働は諦める。 が、店長! この台の機種名を知りたい、今すぐ調べてくれ。」

店長 「えっ! 今すぐに…ですか?」

オーナー 「あぁ、今すぐにだ、分かるまでは全員帰る事は許さん。」

と、なんとも無理難題を押し付けてきました。

そんなオーナーを諭すかの様に、店長がゆっくりとした口調で語りかけます。

店長 「オーナー、時間も時間ですし、今すぐには無理です。」

オーナー 「うるさい! さっさと調べろ!!」

店長 「落ち着いて下さい、私に良い考えがあるのですが。」

オーナー 「良い考え?」

店長 「はい。」

オーナー 「何だ? 良い考えって。」

店長 「この台を使ってイベントをしましょう。」

オーナー 「はぁ? イベント? この台は『検定』が切れているから稼働できないだろ?」

店長 「はい、ですので台の名前をお客様に教えてもらいましょう。」

オーナー 「? …どういう事だ?」

店長 「店にこの台を展示し、台の名前を知っている方には好きな台を好きな設定で打てる権利を差し上げては。」

オーナー 「………。」

店長 「より多くの人に見てもらう方が、機種名が分かるかと思いますが。」

オーナー 「……確かに。」

店長 「より多くの人を集めるには、色々な告知をする必要がありますよね。」

オーナー 「よし分かった! 告知は店長に任せる。」

店長 「今日はさすがに無理ですよね。」

オーナー 「ん? そ、そうだな、今日は帰って良いぞ。」

店長 「イベントは早くても3日後になりますが。」

オーナー 「任せる、お疲れさん。」

店長 「お疲れ様でした!!」

と、この日は解放されました。


〜3日後〜


この日のO店は、『謎の名機降臨!?機種名を当てて最高設定をGETせよ』と、銘打たれたイベント日。

開店前には100人を越える列ができ、駐車場には他府県ナンバーの車も。
これまでより広範囲に折り込み広告を打った成果が表れた様です。

いよいよ開店時間となり、店内になだれ込む人々。
数少ない人気台は瞬時に埋まり、その他の台もほぼ確保されています。

が、この日に訪れた人々の目的は『謎の名機!?』の機種名。
多くの人が、確保した台を即座には稼働せず、展示機に向かいます。

中には展示機を実際にプレイする人も現れたのですが、ここでもやはり珍台中の珍台。
誰一人として機種名が分かる者はいませんでした。

何人かはそのまま打たずに店を出る人もいましたが、そこはスロッターの性。
多くの人が「並んだ以上、少し打っていくか。」との心理からか、これまでのO店とは思えない程の稼働がありました。

出玉の方も普段から高設定の割合が高い上、この日はイベント設定。
十分すぎる程出玉のアピールもでき、イベントは大成功かの様に思えました。

その日の閉店1時間前。
突如店長がオーナーから呼び出されました。

オーナー 「どうなっているのだ?」

店長 「ご覧の通り稼働も良好で、イベントは大成功では無いでしょうか。」

オーナー 「そんな事はどうでもいい、あの台の名前が分からないままじゃないか!!」

店長 「そ、それはそうですが…。」

オーナー 「多くの人に見てもらえれば、機種名が分かると言ったのは店長だぞ。」

店長 「た、確かに言いましたが…。」

オーナー 「明日も同じイベントを開催しろ、これから店内放送で告知するんだ。」

店長 「明日も…ですか? 割数はどうしましょう。」

オーナー 「それを考えるのがお前の仕事だろうが!!」

店長 「は、はい。 分かりました。」

結局この日、機種名は不明のまま閉店を迎えました。


〜翌日〜


この日は事前告知が店内放送のみと言う事もあり、朝の並びは期待できないと思っていました。

しかし、開店10分前には昨日以上の行列が出来ていたのです。
おそらく、昨日の店内放送を聞いた人が口コミで広げていったのでしょう。
「O店のイベントはすごい!!」と。

ですが、昨日とはうって変って、肝心の展示機に集まる人数はごく僅か。

店長は焦りました。
告知が十分に出来なかった分、出玉でアピールしようと、昨日より甘く調整していたからです。

「(機種名が分からない上に大赤字、ヘタするとクビかも)」と、頭を抱えていた時です。
誰かが店長の肩を叩きます。

振り返ると、そこには40歳半ばと思われる男性が立っていました。

男性 「この台の名前を言えば好きな機種の6が打てるのですか?」

と、展示機を指差します。

店長 「はい、お好きな設定でご遊戯頂けます。」

男性 「私、知ってますよ。」

店長 「えっ、ほ、本当ですか!?」

男性 「はい! この台の名前は……。」

店長 「ちょ、ちょっと待って下さい! しばらくこちらでお待ち頂けますか?」

と、制止しました。

店長にとっては、まさに救いの神。
急いでオーナーへ報告に向かいます。

店長 「オーナー、あの台の名前を知っていると言う方が現れました!!」

と、弾んだ声で言います。

オーナー 「本当か!? すぐ応接室へ通してくれ。」

と、弾んだ声で応えます。

店長はその男性を、応接室へと案内しました。
応接室には、男性とオーナーと店長の3名のみです。

店長 「え〜と、まずはお名前をお聞きしても宜しいですか?」

男性 「あっはい、Tと申します。」

と、オドオドしながら答えます。

オーナー 「Tさん、本当にあの台の名前を知っているのですか?」

T 「はい、友人にこちらの店のイベント内容を聞いて『もしかして…』と、思ったのですが実機を見て確信しました。」

オーナー 「それで、機種名は…!?」

と、身を乗り出します。

T 「はい、あの台の機種名は『すろすこ』と言います。」

オーナー&店長 「……『すろすこ』?」

T 「はい、『すろすこ』です。」

オーナー 「………。」

店長 「………。」

T 「………。」

オーナー 「お、おぉぉぉ。 そうか! 『すろすこ』か!! いや、初めて聞いた。 確かにあの珍台にピッタリの珍名だな。」

T 「ははは、確かにピッタリですね。 で、6を打てるのでしょうか?」

オーナー 「おぉ、そうでしたね、おい店長。」

店長 「はい。 ではTさん、どの機種のどの設定がお望みですか?」

T 「今日は満席ですので、明日でお願いしたいのですが。」

オーナー 「結構ですよ。」

T 「では、『ハクション大魔王』の角台を6でお願いします。」

店長 「承知しました、明日『ハクション大魔王』の角台の設定を6にして、Tさんの予約席とします。」

当時私も設定6が1日打てるなら間違いなく『ハクション大魔王』を選んだでしょう。
なぜなら、設定6であれば万枚はほぼ間違いないどころか、2万枚も十分射程圏内。
6のスペックは超破格だったのです。

翌日Tが打った『ハクション大魔王』でも、余裕で万枚…!
どころか2万枚オーバー!!

それからと言うもの、O店は以前とは比べ物にならない程の盛況ぶり。
イベントは大成功に終わりました。


〜数日後〜


店長が現在も展示してある『すろすこ』を見て、ふと疑問に思った事がありました。

「まてよ、この台が『すろすこ』だと言う証拠は? 我々は騙されたんじゃ…」

この仮説を、すぐさまオーナーへ報告に行きました。

するとオーナーは「何?それだと詐欺じゃないか、Tを探し出せ、訴えてやる。」と大激怒。
Tは『ハクション大魔王』で2万枚を叩きだした以降、O店には顔を見せなかった事もあり、疑惑は益々深まりました。

店長 「探すとおっしゃっても、Tと言う名前以外何もわかりません。」

オーナー 「つべこべ言わずに探すんだ。」

店長 「落ち着いて下さい、私に良い考えがあるのですが。」

オーナー 「何だ? 良い考えとは。」

店長 「もう1度、前回と同じ様なイベントをしてTをおびき出しましょう。」

オーナー 「イベントをしておびき出す? どうやって。」

店長 「それにはオーナーの広い心が必要なのですが。」

オーナー 「何だ? 言ってみろ。」

店長 「はい。 その方法とはですね……。」

オーナー 「……よし良いぞ、なかなか面白そうじゃないか。」

店長 「ありがとうございます。 では2週間後に。 告知は私におまかせ頂けますか?」

オーナー 「あぁ、全て任せる。」

と、再びイベントが開催される事が決定しました。


〜2週間後〜


この時はすでにO店は優良店と認知されていて、開店前には前回をはるかに上回る行列ができ、徹夜組も数名いた模様。
『謎の名機再降臨!?機種名を当てて最高設定をGETせよ』と、銘打たれた広告にはこう注意書きが加筆されていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の『謎の名機!?』は長期間屋外にて保存されていた為、状態がかなり悪くなっており、機種名を当てる事は困難だと思われます。
よって、今回はお好きな機種をお好きな設定で打てる権利を3日間分進呈致します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この注意書きに人が押し寄せてきた訳です。

開店早々、展示機には黒山の人だかりが。

しかし、展示機を見た人達はあまりの状態の悪さに絶句しました。

屋外保存の為か、薄汚れたパネルに錆びついた筐体。
元のデザインが分からない程、日焼けにより変色したリール。
プラスチック部分は所々割れており、電源を入れてもとても動く状態とは思えず、まさに死んだ様な状態。

そんな状態でしたので、もちろん誰一人として機種名が分かる人はいません。

30分も経つ頃には、黒山の人だかりはすっかり無くなってしまいました。

時間だけが無情にも過ぎ、今日の所はTの来店を諦めていました。

ところが午後10時を回った頃、一人の男性が展示機を見つめています。
ついに、あのTがO店に来店したのです。

Tは店長を探し出し、「あの〜。」と声をかけます。

店長 「あぁ、え〜とTさんでしたね。 先日はどうも。」

T 「どうも…この台の名前なのですが…。」

店長 「少々お待ち頂けますか。」

と、オーナーの元へ向かいました。

店長 「オーナーやりましたよ、Tがエサに食いついてきました。」

オーナー 「本当か!? よし、応接室へ…。」

応接室には再び3名が揃いました。

オーナー 「え〜と、あなたは確かTさん。」

T 「はい。」

オーナー 「先日もお見えになりましたね。」

T 「はい。」

オーナー 「今回も展示機の名前が分かると聞いたのですが、パチスロお詳しいのですね。」

T 「はい、実は昔パチンコとパチスロを扱う商社に勤めていまして、世に出なかった台もたくさん見てきたものですから。」

オーナー 「ほぉ、そうですか。」

T 「今日はこの部屋に展示してある『すろすこ』も、その時に見掛けた機種です。」

オーナー 「ほぉほぉ、そうですか。」

と、含み笑いをしながら応えます。

店長 「それでTさん、今回の展示機の名前は?」

T 「あっはい、あの機種の名前は『すてれんきょう』と言います。」

と、自信満々に答えます。

オーナー&店長 「『すてれんきょう』?」

T 「はい、そうです。」

オーナー 「………。」

店長 「間違いありませんか?」

T 「間違いありません。」

店長 「オーナー。」

オーナーは頷きました。

店長 「Tさん、あなたは私達を騙しましたね。」

T 「えっ? 騙した?」

店長 「騙しましたよね? 我々はあなたを詐欺の疑いで提訴するつもりです。」

T 「詐欺…? ちょ、ちょっと待って下さい、私は騙してなんかいません。」

店長 「いいえ、騙しました! あなたはさっき、今回のイベントでの展示機である機種を『すてれんきょう』で間違い無いと言いましたよね。」

T 「はい、それが?」

店長 「あなたが『すてれんきょう』と言ったこの機種は、前回あなたが『すろすこ』と言った機種と同じ物です。」

T 「えっ? 『すろすこ』はここに……。」

店長 「ここにある『すろすこ』は前回展示した物ではありません。」

T 「?…どういう事ですか?」

店長 「実はこの機種は2台ありまして、その内1台を前回展示しました。」

T 「? ……。」

店長 「今回展示した機種は、その台を屋外で保管し、さらに意図的に破損させたりして、同じ物と分からない様にした物です。」

オーナー 「つまり、今回の展示機と、前回の展示機は同じ物と言う事です。」

店長 「それをあなたは各々違う名前だと言いました、これでも騙して無いと言えますか?」

オーナー 「ウチの顧問弁護士には、話を通しています。」

T 「ちょ、ちょっと待って下さい、私は本当に騙してなんかいません。」

オーナー 「まだそんな事を言うか! 男らしく観念しろ!!」

T 「はい、私があなた方を本当に騙したのであれば観念します。 が、前回の展示機は間違いなく『すろすこ』で、今回の展示機は『すてれんきょう』で間違いありません。」

オーナー 「ふざけるな!!」

T 「話を聞いて下さい、前回の展示機と今回の展示機が同じ物である事は一目見て分かりました。」

オーナー 「話にならん。 おい店長、弁護士の先生を呼んでくれ。」

店長 「分かりました。」

T 「ですから話を聞いて下さい、『すろすこ』とはあの台が稼働出来る状態、いわば生きている時の呼び名です。 全く動かない死んだ状態になると『すてれんきょう』と呼び名を変えます。」

と、必死で訴えます。

オーナー 「ふざけるのもいいかげんにしろ!! 死んだ状態になっただけで、名前が変わるなんて考えられん。」

T 「『即身仏』と言うのを御存じですか?」

オーナー 「何? 『即身仏』?」

T 「はい、『即身仏』とは、人々の救済を願い、厳しい修行のすえ、自らの肉体を『ミイラ』として残した、高僧の事です。」

店長 「何が言いたい!?」

と、店長が問い詰めます。

T 「いくら高僧と言えど、生きたままでは『ミイラ』と呼ばれませんよね。」

店長 「うっ!」

オーナー 「………。」

T 「身近な所ですと、生きたままでは『イカ』と呼ばれる生物も、死んで干からびれば『スルメ』と名を変えます。」

店長 「うぅ、『イカ』が死んで『スルメ』…。」

オーナー 「………。」

T 「『すろすこ』が死ねば『すてれんきょう』に名前が変わるのです。」

店長 「………。」

T 「………。」

オーナー 「ぶゎっはっはっは。 なるほどなるほど、良くわかりました。 おい店長、Tさんにどの機種をどの設定で打ちたいかお聞きしろ。」

Tは涙目になりながら「……では。」と、声を絞り出しました。

店長 「オーナー、宜しいのですか? また騙されているかもしれませんよ。」

オーナー 「確か今回は3日間だったな。」

店長 「オーナー!!」

オーナー 「…店長。」

店長 「はい。」

オーナー 「我々の負けだよ。」

と、オーナーは笑顔でそう言いました。

T 「ありがとうございます、では前回同様『ハクション大魔王』の角台を6でお願いします。」

オーナー 「今日はもう閉店ですので明日からと言うことで?」

T 「はい、3日間連続でお願いします。」

店長 「…分かりました。」

T 「これは余談ですが、ほんの一部の方がパチンコ、パチスロが死んで廃棄処分待ちの台の事を総称して『すてれんきょう』と呼ぶ事もあります。」

オーナー 「ほほぅ、そうなのですか?」

T 「はい、その様な産業廃棄物はすぐには捨てれませんよね? 『今日は捨てれん(きょうはすてれん)』が訛って『すてれんきょう』になったのが語源だと聞きます。」

オーナー 「なるほど…。」

T 「ですので、今後同様のイベントを行うと全て『すてれんきょう』となりますので、ご注意下さればと。」

オーナー 「おぉ、そうですね、ご助言ありがとうございます。」

店長 「…ありがとうございます。」

T 「こちらこそありがとうございます。 それでは明日から宜しくお願いします。」


翌日、Tの『ハクション大魔王』は再び2万枚オーバーを記録。
2日目、3日目も共に2万枚を記録……どころか3万枚オーバー。

この4日間で、Tが叩きだした枚数は実に10万枚を越え、改めて『ハクション大魔王』の設定6の破壊力を知らされる事となりました。

その後O店は、優良店だと言うことが広く知れ渡り、空き台を探すのが困難な程生まれ変わったのでした。

 


ここまで読んで頂いてピンと来た方もいらっしゃるかと思います。

今回のストーリーは私の完全オリジナルではございません。
とあるオハナシをパチスロ風にアレンジしたものです。

元ネタは、分かる方だけ分かって頂ければと(笑)。

ですので、O店はもちろん『すろすこ』や『すてれんきょう』も実在しません。
が、『ハクション大魔王』なる4号機は過去に実在し、6のスペックも決して大袈裟ではありませんでした。


皆様は現行機種で、好きな機種が好きな設定で打てる権利を得る事が出来れば、何をどの設定で打ちますか?

私は『クレアの秘宝伝』の、設定はやっぱ6かなぁ。
ケド、設置店が近くにもう無いしなぁ。

となると『HANABI』の6かな?
実はまだ打った事が無いどころか、実物も見て無いんですよね(笑)。

初打ちで6なんて最高だろうなぁ。



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